2025年夏におすすめの冷感枕カバー・枕パッドをAmazonからピックアップしてご紹介! 暑苦しい夏の夜をさらっと快適にするために、お気に入りのアイテムを見つけてみて。後半では、冷感グッズ効果を最大限に活用するための使い方も専門家がレクチャー。
冷感枕カバー・枕パッドのおすすめ10選
「LIFERISE」接触冷感 リバーシブル 枕カバー
Q-max0.525/リバーシブル
片面がQ-max値0.525を記録する接触冷感、もう一面は“くしゅくしゅ加工”が施されたガーゼニットのリバーシブル枕。冷感値は綿素材の3.8倍以上、吸湿性においては約4倍を記録し、夏はもちろんそれ以外の季節も快適に使える。
- 素材:レーヨン
- サイズ:43×63cm(35×50cm、50×70cmもあり)
「クモリ」冷感×吸汗速乾 枕パッド
Q-max0.483/リバーシブル
ひんやり繊維と、速乾中綿、通気ワッフルの3層構造で肌触りが“さらふわ”に。寝汗や皮脂をしっかり吸収し、枕への浸透を防ぎ清潔さをキープできるのもうれしい。ダークグレーやネイビーなど冷感枕パッドにありそうでなかったカラーが選べる。
- 素材:ナイロン、ポリエステル
- サイズ:43×63cm
「GOKUMIN」リバーシブル 枕パッド
Q-max0.35/リバーシブル
オールシーズン使える枕パッドを「GOKUMIN」でも発見。汗ばむ季節の洗い替えや、パートナーの分に使える便利な2枚セット。ニュアンス感のあるグレージュは、ブラックやホワイトどちらにも合わせやすい万能カラーだ。ゴムバンドに同一色を採用することで、悪目立ちもなし。
- 素材:ナイロン、ポリエステル
- サイズ:43×63cm
「ニトリ」枕カバー(NクールSP GY 23NC2)
リバーシブル
通常のNクールよりも、もう1段階上のひんやり感を享受できるアイテム。パイル生地が裏地となっているため、暑さが落ち着いてきたらそちらを上にしてみて。抗菌防臭加工・制菌加工付きで、部屋干し時の不快なニオイも抑えてくれる。
- 素材:ナイロン、レーヨン、ポリエステル
- サイズ:43×63cm
「西川」セブンデイズ ひんやり 枕パッド
リバーシブル
ひんやり接触冷感生地と、やわらかパイル生地が採用された両面使える枕パッド。パイル地は、ふんわり優しく体を受け止めてくれ、オールシーズン快適に。洗濯ネットの使用で、家庭洗いができ、取り回しもしやすい。
- 素材:ナイロン、ポリエステルほか
- サイズ:60×50cm
「アイリスオーヤマ」寝汗さらっと強冷感枕パッド PWP-NPES3-4565
Q-max0.552
Q-maxはなんと、0.552。「アイリスオーヤマ」が独自に定める冷感レベルのなかでもトップクラスとなる“ウルトラひんやり”に位置づけられた枕パッド。裏面すべてにすべり止めがあしらわれ、重ねるだけで取り付け完了し、見た目もすっきりとしている。
- 素材(表面):ナイロン64%、ポリエチレン30%、ポリウレタン6%
- サイズ:45×65cm
「SunshineLife」のびのび枕カバー 極上冷感
Q-max0.525
「接触冷感」「ひんやり」と聞くと、どれもブルーやグレーばかり。そんな理由から冷感枕カバーを使っていない人は、こちらをチェックしてみて。パープルやグリーンなど清涼感のある、そのうえ寝室の雰囲気にも合う色味が見つけられるはず!
- 素材:ナイロン、ポリウレタン
- サイズ:43×63cm-50×70cmの枕に対応
「タンスのゲン」枕パッド
Q-max0.59
とことんひんやりを追求したい場合は、ジェルが内蔵された枕パッドを試してみては。「タンスのゲン」によると、使い始めてから1分で-8.2℃瞬間冷却を実現し、ひんやり感をキープするという。ぷにぷに感触も心地良く、子どもやペットの使用も可能。無地とマリン柄がラインアップ。
- 素材:ポリエステル
- サイズ:43×63cm
「Odejaa」枕カバー 天然竹繊維100%
抗菌性に優れた竹繊維も清涼感のある素材として夏に重宝。漂白剤、染色剤、蛍光増白剤など一切不使用。つるつるとしたサテン織りで仕上げられているため、寝返り時の摩擦による肌や髪への負担も少ないのがうれしい。
- 素材:竹
- サイズ:43×63cm(50×70cmもあり)
「京都縮織」近江麻ピローパッド
爽やかな使い心地を追求するなら、天然の涼感素材である麻の枕パッドもチェックして。こちらは詰めものまでも通気性、吸湿性、速乾性に優れたラミー(麻)100%が採用。放湿性がより発揮できるよう、表面をちぢみ加工されているのもポイントだ。
- 素材:麻100%
- サイズ:43×63cm
そもそも「接触冷感」って何? 冷感枕カバーのメリット
接触冷感は「体がものに触れたときに冷たいと感じる」という意味で、寝苦しい夏向けの寝具に多く採用されている。接触冷感の仕組みについて、快眠セラピスト/睡眠環境プランナーの三橋美穂(みはし みほ)さんが『エル・デコ』のこちらの記事で詳しく解説してくれた。
「なぜ接触冷感寝具が『冷たい』と感じるかというと、体の熱が移動するからです。人がものを触って『冷たい』と感じるメカニズムは、その熱の移動によって起こります。『接触冷感』寝具とは、その熱伝導率が高く、吸熱した後の熱拡散率が高い素材を使った寝具のことを総称しています。10年ほど前までは、ジェル素材の冷感寝具が多く市場に出ていました。しかし、通気性の悪さや取り扱いの不便さなどから、最近は接触冷感生地を使用したものがほとんどになっています」
続いて気になるのが、冷感枕カバー(枕パッド)を取り入れるメリットについて。同じく快眠のプロである三橋さんが、枕カバーの記事で以下のように解説してくれたので、ご紹介しよう。
「あまり知られていませんが、人間は脳の温度を下げながら眠りに入るため、下がらないと寝つきが悪くなる傾向に……。そのため頭はなるべく温めずに寝るのがベターです」
「夏の枕カバーにはリネン、接触冷感、高通気パッドなどをおすすめします。接触冷感の枕パッドを普段使いの枕カバーの上から取りつけるのもよいでしょう。パッドだけ外して洗えばいいので取り換えも簡単です。ただし、接触冷感であっても中綿が詰まっている枕パッドだと、最初はひんやりと感じても寝ているうちに熱がこもるため、快眠のためには通気性がよいものが望ましいといえます」
最適を見つけよう! 冷感枕カバーの選び方
1.枕カバーか枕パッドで選ぶ
枕全体をすっぽりと覆うことができる枕カバーは、接触冷感の面積もその分増えるのがメリットだ。ただし、枕のサイズと合わないものを取りつけると寝心地にも影響するため、購入前にきちんと確認しておこう。日本の枕の標準サイズは43×63cmだが、少し小さめの35×50cmサイズ、大きめの50×70cmなどの展開があるメーカーもある。
一方、取り替えの手軽さなら枕パッドがおすすめ。枕パッドは通常、ゴムバンドを枕本体にかけるものだが、上にのせるだけでセッティングが完了する便利なアイテムも登場している。しかしながら、先ほど取り上げた三橋さんのコメントにもあるように、中綿が詰まっている枕パッドだと、はじめはひんやりでも寝ているうちに熱がこもってしまうことも。快眠のためにはできるだけ通気性にすぐれたものを選びたい。
2.冷感レベル、Q-max値をチェック
ひんやりの度合いはQ-max値で見ることができる。これについても、快眠セラピストの三橋さんがこちらの記事で解説してくれている。冷感枕カバー(枕パッド)を選ぶ際はあわせて数値まで着目してみて。
「接触冷感のレベルを表す指標として、『q-max値』というものがあります。身体から生地への熱の移動量を測定する数値で、その数値が高ければ高いほど、『冷たい』と感じる、ということになります。一般的に『接触冷感』とうたった製品は、q-max値が0.2以上のものとなります。0.4以上だと、かなりひんやり感じる製品になります」
3.抗菌・防臭加工をチェック
夏場は汗をたくさんかく季節。寝汗や皮脂をしっかりとってくれる枕カバー(枕パッド)を選ぶのはもちろん、より衛生的に使うためには抗菌・防臭加工が施されているものをチェックするのがおすすめだ。このほか、洗濯機で洗えることは前提として、ダニの増殖を抑える防ダニ加工のアイテムもある。
4.リバーシブル仕様もあり
最近では、表面が接触冷感で、裏面がふわふわとしたパイルやワッフルなどが採用されるリバーシブルの枕カバー(枕パッド)の需要が増えている。接触冷感面を夏本番に。本格的に暑くなる前と、暑さが落ち着いてきた頃をもう片面に付け替えることで長期にわたって使い続けることができ、それぞれの温度や気候に合った触り心地で快眠をサポートしてくれる。
ひんやり寝具の正しい使い方
せっかくお気に入りの冷感枕カバー(枕パッド)を見つけたなら、その効果を最大限活用させたいもの。三橋さんによれば、クーラーとの併用が重要という。
「よく皆さん誤解されているのですが、『お店で触ったときはひんやりしたのに、家で使ってみるとあまり冷たくない』というお声をよく聞きます。それはきちんとクーラーを使っていないから。接触冷感素材の寝具を使えば、クーラーを使わなくて済む、というように考えている方が多くいらっしゃいますが、それは誤解です。熱伝導率の高い冷感寝具は、空気が冷たくないと、その効果を発揮しません。部屋の温度と湿度を最適な温度に保って、接触冷感寝具と併用することが重要です」
また、一晩中つけて寝る場合、Q-max値が高すぎると寒いと感じることも……。体質や室温に合わせながら、頭をクールダウンさせる冷感枕カバー(枕パッド)を上手に取り入れてみよう。
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