触れたときにひんやり気持ちいい接触冷感や、リネンやコットンなど天然素材の敷きパッドを選りすぐってご紹介。冷感寝具と冷房を賢く併用しながら、今年の夏をクールに乗り切ろう。

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まずはエディターが選ぶ、夏向け敷きパッドを「接触冷感」「リネン」「コットン」の3カテゴリに分けてナビゲートしていく。

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【接触冷感】夏用敷きパッドおすすめ10選

「VK Living」SUPER ICE リバーシブル敷きパッド

「VK Living」SUPER ICE リバーシブル敷きパッド

Best Seller
「VK Living」SUPER ICE リバーシブル敷きパッド
Now 23% Off
¥1,683
Credit: Amazon

2025年5月現在、Amazonの敷きパッドの売れ筋ランキングで1位を獲得。12色、5サイズ展開でさまざまな用途と好みにマッチ。リバーシブル仕様で使え、ワッフル面は春や秋の使用におすすめだ。ネットに入れれば、洗濯機でガシガシ洗えるお手軽さもおすすめの理由。また、速乾なため、天気が悪い日が続く夏でも気持ちよく使えるのがうれしい。

  • Q-max値:-
  • サイズ:シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キング
  • カラー展開:全12色

「ロマンス小杉」ねむりのアトリエ 敷きパッド reiki pad

「ロマンス小杉」ねむりのアトリエ 敷きパッド reiki pad

Editor’s Choice
「ロマンス小杉」ねむりのアトリエ 敷きパッド reiki pad
¥4,380
Credit: Amazon

「ひんやり感だけでは快適に眠れない」と、開発されたのが93%が空気の冷感敷きパッド。中綿ではなく、立体ハニカムメッシュを3層を重ねることで、体とマットレスの熱を逃がし、通気性が抜群に。とくに、背中や腰部分に熱がこもって寝付けないという場合におすすめだ。中綿がない分、速乾性が高いのも大きな魅力!

  • Q-max値:0.47
  • サイズ:シングル、セミダブル、ダブル、クイーン
  • カラー展開:ベージュ、ブルー、グレー

「アイリスプラザ」とろひや リバーシブル敷きパッド

「アイリスプラザ」とろひや リバーシブル敷きパッド

「アイリスプラザ」とろひや リバーシブル敷きパッド
¥3,373
Credit: Amazon

暑くて汗ばむ季節はひんやり面、やや肌寒いときはとろっと面が使えるリバーシブル仕様。ゴムバンド付きで装着しやすく、マットレスと敷き布団どちらにもおすすめ。バニラやピンクといった、大人っぽいくすみカラーがラインアップし、居心地の良い寝室のしつらえにも一役買ってくれるだろう。抗菌・防臭・防ダニ加工済み。

  • Q-max値:0.416
  • サイズ:シングル、セミダブル、ダブル
  • カラー展開:全5色

「クモリ」強冷感 敷きパッド

「クモリ」強冷感 敷きパッド

「クモリ」強冷感 敷きパッド
¥1,980
Credit: Amazon

Q-max値が0.4を超える夏用の接触冷感敷きパッド。中綿なしのエアーメッシュ素材で、汗をためこまず放湿性&通気性抜群。ひし形のキルティングを小さくすることで、寝返り時のいやなベタつき感もどこへやら! 抗菌防臭加工もされており、暑い季節でもご機嫌が続く。水切れの良い速乾生地だから毎日洗って清潔感もキープさせて。

  • Q-max値:0.4以上
  • サイズ:シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キング、ワイドキング
  • カラー展開:全5色

「トゥーベスト」極涼敷きパッド

「トゥーベスト」極涼 接触冷感敷きパッド

「トゥーベスト」極涼 接触冷感敷きパッド
Now 21% Off
¥2,360
Credit: Amazon

寝具業界でも最高峰とされる、q-max値0.55の接触冷感敷きパッドは、ベッドに横になったときのヒヤッと感がたまらない、と話題。四隅のゴムバンドで固定すれば良いので、マットレス以外に敷き布団のうえから使用するのもおすすめ。“ひんやりの極み”を味方につけて酷暑を乗り越えよう!

  • Q-max値:0.55
  • サイズ:セミシングル、シングル、セミダブル、ダブル、クイーン

「Matdeco」接触冷感 敷きパッド

「Matdeco」接触冷感 敷きパッド

「Matdeco」接触冷感 敷きパッド
Now 15% Off
¥2,023
Credit: Amazon

接触冷感のひんやり寝具は、どれも寒色系でベッドルームの見栄えが思い通りにならない……って思ったことはない? 「Matdeco」は、そんな人にこそおすすめしたいブランド。これまで接触冷感の敷きパッドにはあまりなかった落ち着いたブラックやピンクなど、全6色がお目見えした。Q-max値0.52と接触冷感の数値も申し分なし! 裏地は吸湿性に優れたタオル地でできているから、真夏以外の季節でも活躍する。

  • Q-max値:0.52
  • サイズ:シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、ワイドキング
  • カラー展開:全6色

「無印良品」ひんやり 敷パッド

「無印良品」ひんやり 敷パッド

「無印良品」ひんやり 敷パッド
¥2,997
Credit: Amazon

ストレッチ性のある生地で、やわらかな感触に仕上げられた「無印良品」の夏向け敷きパッド。底付き感を軽減するため、中綿に太めの繊維の綿を用い、クッション性を持たせているのもポイント。同じシリーズの枕パッド、クッションなどとあわせるとより快適に過ごせるはず。

  • Q-max値:-
  • サイズ:Small、SD、D
  • カラー展開:ライトブルー、ライトグレー、ベージュ

「アクア」ひんやり敷きパッド

「アクア」ひんやり敷きパッド

「アクア」ひんやり敷きパッド
¥3,680
Credit: Amazon

ミントやラベンダー、グレーなど、 くすみカラーでお探しの人へのおすすめは「アクア」の接触冷感敷きパッド。こちらも裏面にワッフル調生地が採用されたリバーシブル仕様だから、日によって暑かったり寒かったり気温が不安定なシーズンの強い味方に。同じシリーズには枕カバーやケット、抱き枕までそろう。

  • Q-max値:0.542
  • サイズ:シングル、セミダブル、ダブル、クイーン
  • カラー展開:全6色

「Colorsroom」敷きパッド

「Colorsroom」敷きパッド

「Colorsroom」敷きパッド
¥1,980
Credit: Amazon

こちらの接触冷感敷きパッドは、5層構造で吸水速乾性が抜群。汗をすばやく吸い取ってすぐに乾く。じめじめとした梅雨から、本格的な夏まで快適な眠りをサポート。さらに高機能な中綿が採用され、抗菌、防臭効果や防ダニ効果にも期待できるという。全体的にキルト加工が施されたことで、洗濯したとき中綿の偏りを防げるのもポイントだ。シロクマ柄やペンギン柄などから選んで。

  • Q-max値:0.46
  • サイズ:シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、ワイドキング
  • カラー展開:全10色

「モダンデコ」冷感ジェルマット

「モダンデコ」冷感ジェルマット

「モダンデコ」冷感ジェルマット
¥8,990
Credit: Amazon

とにかく触れたときのひんやり感を優先するならば、ジェルタイプという選択もあり。触れてからおよそ2分で体感温度が-7℃となり、たちまち暑さを吹き飛ばす。汗や水が浸みこまない防水生地でできており、ベッドに重ねるのはもちろん、ソファでのリラックス時間や、ペットの暑さ対策用マットとして使うのもおすすめ。

  • Q-max値:-
  • サイズ:90×90cm、90×180cm
  • カラー展開:グレージュ、クールグレー

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【リネン】夏用敷きパッドのおすすめ5選

「ベルメゾン」フレンチリネン敷きパッド

「ベルメゾン」フレンチリネン敷きパッド

「ベルメゾン」フレンチリネン敷きパッド
¥11,990
Credit: Amazon

気分良く使うためとはいえ、大きめのシーツや敷き布団カバーをこまめに洗濯、取り付け、取り外すのはわずらわしい。その点、四隅ゴム付きの敷きパッドならそれらの手順すべてがスムーズに運ぶ。さらに、速乾性の高いリネンは、忙しい人の家事の負担も減らしてくれることも期待でき、今年の夏は普及率アップの予感大!

  • サイズ:シングル、セミダブル、ダブル、クイーン
  • カラー展開:全7色

「麻夢物語」敷きパッド

「麻夢物語」敷きパッド

「麻夢物語」敷きパッド
¥7,980
Credit: Amazon

こちらのリネンの敷きパッドは、あえて細かな凹凸をつくることで、肌と寝具の接触面積を減らし通気性を確保。寝ている間にこもりがちなや熱、ムレを効果的に軽減し、心地よい肌触りで眠りをサポートしてくれる。素材は麻だが、決して“浅くない”、深い睡眠導入のために選んでみて。

  • サイズ:シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キング

「ロマンス小杉」夏用敷きパッド 麻100%

「ロマンス小杉」夏用敷きパッド 麻100%

「ロマンス小杉」夏用敷きパッド 麻100%
¥14,999
Credit: Amazon

「ロマンス小杉」よりカラーバリエーションが豊富な麻100%の敷きパッドがお目見え! 側生地、詰めものなどすべてに麻が採用され、吸湿性、速乾性ともに抜群だ。こちらのリネンベージュのほか、ブルー系やグレー系など涼感のあるカラーを選んでも、ひんやりとした寝室のしつらえに◎。

  • サイズ:シングル
  • カラー展開:全8色

「西川」敷きパッド 表生地 麻100%

「西川」敷きパッド 表生地 麻100%

「西川」敷きパッド 表生地 麻100%
¥12,999
Credit: Amazon

表生地にリネン、詰めものにラミー、裏生地にはコットンを100%を使用した「西川」の夏用敷きパッド。リネンは非常に強い繊維のため、摩擦にも強く、耐久性に優れている。ただし繊維の特性上、洗濯を繰り返すことで縮む可能性があるので、洗いあがりはタテヨコを引っぱってシワを伸ばし、形を整えてから干すのがおすすめ。

  • サイズ:シングル
  • カラー展開:グレー、ホワイト、ブルー

「滋賀麻工業」麻 洗える敷きパッド

「滋賀麻工業」麻 洗える敷きパッド

「滋賀麻工業」麻 洗える敷きパッド
¥22,200
Credit: Amazon

リネンはゴワゴワしているとネガティブなイメージを持たれがち。ところがこの敷きパッドの側地に使われるフランス産リネンは、細く短い繊維のためコットンに近い風合いが特徴。毛羽立ちが少なく、表面がなめらかなのでチクチク感もなし。リネン独特のシャリ感を享受するには使用前の洗濯がおすすめだ。

  • サイズ:シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キング
  • カラー展開:ベージュ、ブルー

【コットン】夏用敷きパッドのおすすめ5選

「西川リビング」水洗い敷きパッド

「西川リビング」水洗い敷きパッド

「西川リビング」水洗い敷きパッド
¥7,299
Credit: Amazon

通常、敷きパッドの詰めものはポリエステル100%がおなじみだが、この敷きパッドには、96%コットンを使用。綿はポリエステルの約21倍の吸湿力があるといわれ、夏の寝具としてもふさわしい。たっぷりとした厚みで頻繁な洗濯にも耐えられ、寝心地重視派から大人気。

  • サイズ:シングル
  • カラー展開:プラチナグレー、エクリュベージュ

「ニッセン」ボックスシーツ型敷きパッド

「ニッセン」ボックスシーツ型敷きパッド

「ニッセン」ボックスシーツ型敷きパッド
¥3,689
Credit: Amazon

マットレス、敷き布団どちらにも装着しやすい、ボックスシーツ型の敷きパッド。寝相が悪い人でも大丈夫。ボックスシーツ型であれば寝返りを打ってもズレにくく、すっきりとした見た目をキープしてくれるから! タオルのようにふわふわで肌当たりのよいパイル地を採用している点も注目されたし。

  • サイズ:シングル、セミダブル、ダブル、クイーン
  • カラー展開:全5色

「ベルメゾン」楊柳 敷きパッド

「ベルメゾン」楊柳 敷きパッド

「ベルメゾン」楊柳 敷きパッド
¥3,990
Credit: Amazon

高温多湿な日本の夏にふさわしい敷きパッドの素材としては、何はともあれ通気性と吸湿性の高さがマスト。それらの条件を満たすものとして挙げられるのが、縦の方向に「しぼ」を表わした楊柳だ。汗をかいてもくっつきにくく、見た目も涼しげなので快眠のためにぜひチェックしておきたい。

  • サイズ:シングル、セミダブル、ダブル
  • カラー展開:アイボリー、ブルー

「西川」しじら織 敷きパッド

「西川」しじら織 敷きパッド

「西川」しじら織 敷きパッド
¥5,999
Credit: Amazon

縮(ちぢみ)の一種であるしじら織も吸湿性が高く、吸った湿気をきちんと放出してくれることから、夏に注目してほしいおすすめ敷きパッドだ。細かな凸凹があり肌に触れる部分が少なく、夏の間に気になるべたつきも回避。また四隅のゴムは耐久性の高いゴムが採用されている。

  • サイズ:シングル
  • カラー展開:アイボリー、ベージュ、グレー

「ベルメゾン」敷きパッド 3重ガーゼ イブル風

「ベルメゾン」敷きパッド 3重ガーゼ イブル風

「ベルメゾン」敷きパッド 3重ガーゼ イブル風
¥2,990
Credit: Amazon

コットン100%の3重ガーゼ生地に、ウォッシュ加工を施し、くしゅくしゅやわらかな風合いが楽しめる。コットンガーゼは速乾なので、汗を吸い取り暑い夏でも肌がさらさらとした感じが続く。反対に、冬は空気を含んでほっこりする。使っていくほどにボリュームが生まれ、自分の素肌に馴染んでいく感覚は天然素材だからこそ得られる。

  • サイズ:シングル、セミダブル、ダブル
  • カラー展開:全5色

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そもそも、敷きパッドとはどういうもの?

敷きパッドをセットする女性
Getty Images

敷きパッドには、おもにふたつのメリットがある。1点目は、マットレスの上に重ねることで、マットレスを衛生的に保つことができるということ。寝汗をかいても、マットレス本体は洗えない素材がほとんど。その点、敷きパッドはマットレスの代わりに汗を吸収してくれ、取り外していつでも丸洗いができ安心感につながる。

詳しくはこの後説明するけれど、敷きパッドはマットレスやシーツの上、肌に直接触れるようにして使う寝具なので、季節や気候に応じて使い分けるのがおすすめだ。夏用であれば接触冷感やさらさらとした肌触りを得られる素材、冬用ならとろとろとした暖かさを感じられる起毛素材など、衣替え感覚でいくつか用意してほしい。

しかも敷きパッドは四隅がゴムバンドになっており、シーツや布団カバーに比べ着脱がはるかに簡単なのことも需要を集める理由になっている。

bed mattress with sheets
Getty Images

敷きパッドとベッドパッドの違いは?

混同されることも多い、敷きパッドとベッドパッド。ふたつの違いについて、まずは敷く順番から押さえておくとわかりやすいかも。

敷きパッド

  • マットレス → シーツ → 敷きパッド

ベッドパッド

  • マットレス → ベッドパッド(マットレストッパーでもOK) → シーツ

このように、ベッドパッドはマットレスとシーツの間に挟むのに対して、敷きパッドは一番上に、肌に直接触れるように重ねる。

ベッドパッドは、直接肌に触れることはないものの、マットレスの上にのせることによりマットレス本体の耐久性を高めたり、かため or やわらかめに寝心地を調整したりといった効果も期待できるという。

簡単に買い替えられないマットレスだからこそ、汚れが気になったり寝心地をアップデートしたい場合は敷きパッド以外に、薄くて軽いマットレスパッドを活用してみては?

夏向け! 敷きパッドの選び方

リネン敷きパッド
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1.サイズで選ぶ

シーツと同じように、敷きパッドもベッドとマットレスのサイズに合っていないと寝汗の吸収や、肌触りの向上といった効果を最大限に生かすことができない。そのため、購入前に今お使いのマットレスや敷き布団のサイズをチェックして。

pears on white tablecloth. summer fruits. flat lay, top view. minimal style.
Getty Images

2.素材で選ぶ

繰り返し書いているのでしつこいようだが、敷きパッドは肌に直接触れるようにセットするもの。だから肌触りのよさ、接触冷感など素材を優先的に選ぶのも正しい選択といえる。夏向け敷きパッドに代表される素材の特徴をそれぞれ見てみよう。

接触冷感

夏用の敷きパッドといえばの「接触冷感」は、体の熱を素早く逃がして冷たく感じさせるもの。ほとんどがナイロン製で、新鮮なひんやり感を享受するにはもってこいだ。ただし側面は接触冷感なら、裏面はおざなりにしてよいわけでない。とくに夏用の敷きパッドとしては裏面がメッシュ構造になっているなど、通気性の高いものを選んでおきたい。

リネン

水分を吸収、そして発散してくれるリネンは、高温多湿な日本において古くから愛されてきた。潔ささえ感じるような独特のシャリ感は、汗によるべたつきが気になりがちな夏用敷きパッドとしてふさわしく、快眠をサポートしてくれる。速乾にも優れており、悪天候時でも洗えるのがリネンの利点。

コットン

吸湿性、吸水性に優れたコットンは、夏はもちろん、オールシーズン快適に感じられる素材。ガーゼや楊柳、しじらなど織り方によっても肌当たりがまるで異なるので、天然繊維ならでは優しい風合いをぜひ自分の肌でたしかめてみて。

「接触冷感」とは?

bright blue, yellow pillows on the bed. cozy bedroom.
Getty Images

夏向けのひんやり敷きパッドを選ぶにあたり、「接触冷感」についてもう少し理解を深めておきたい。快眠セラピスト/睡眠環境プランナーとして多方面で活躍する三橋美穂さんが『エル・デコ』のこちらの記事で解説してくださっているのでご紹介。

「なぜ接触冷感寝具が『冷たい』と感じるかというと、体の熱が移動するからです。人がものを触って『冷たい』と感じるメカニズムは、その熱の移動によって起こります。『接触冷感』寝具とは、その熱伝導率が高く、吸熱した後の熱拡散率が高い素材を使った寝具のことを総称しています。10年ほど前までは、ジェル素材の冷感寝具が多く市場に出ていました。しかし、通気性の悪さや取り扱いの不便さなどから、最近は接触冷感生地を使用したものがほとんどになっています」
「接触冷感のレベルを表す指標として、『q-max値』というものがあります。身体から生地への熱の移動量を測定する数値で、その数値が高ければ高いほど、『冷たい』と感じる、ということになります。一般的に『接触冷感』とうたった製品は、q-max値が0.2以上のものとなります。0.4以上だと、かなりひんやり感じる製品になります」

ひんやり寝具の正しい使い方

夏用寝具で横になる女性と犬
Getty Images

さて、敷きパッドを含めてひんやり寝具全般の商品レビューに見られるのが、「ひんやり感が持続しない」という内容。これに関して快眠セラピストの三橋美穂さんがこちらの記事で解説しているので、夏用敷きパッドを正しく使うために参照しよう。

「よく皆さん誤解されているのですが、『お店で触ったときはひんやりしたのに、家で使ってみるとあまり冷たくない』というお声をよく聞きます。それはきちんとクーラーを使っていないから。接触冷感素材の寝具を使えば、クーラーを使わなくて済む、というように考えている方が多くいらっしゃいますが、それは誤解です。熱伝導率の高い冷感寝具は、空気が冷たくないと、その効果を発揮しません。部屋の温度と湿度を最適な温度に保って、接触冷感寝具と併用することが重要です」

まとめ

ひんやり感だけでなく、寝汗対策や肌触りでも重要な役割を果たしてくれる敷きパッド。ここまで種類別に敷きパッドをご紹介してきたけれど、最適なものと出合えれば使っていくうちに愛着が湧いてくる。

夏の快眠を左右するものだからこそ敷きパッド選びを妥協せず、翌朝への準備体操として睡眠環境を調えてみよう。