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新感覚の日本茶体験がかなう! 東京の日本茶専門店&カフェ4選

海外で人気沸騰中の日本茶をカジュアルに楽しめるニュースポット

By TOMOMI NAKAMURA
東京の日本茶専門店&カフェ4選

ヘルシー志向や日本食への関心の高まりからブームとなっている“抹茶”を中心に、アメリカやヨーロッパ、台湾など、世界で広がりを見せている日本茶。最近では、日本国内でもカジュアルに日本茶を楽しめる、ニュースタイルの専門店が続々と急増中! わざわざ足を運んでおきたい、東京の日本茶専門店やカフェをピックアップ。

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【松陰神社前】SOUEN(ソウエン)

新感覚の日本茶体験がかなう、東京の日本茶専門店5選

松陰神社前駅から徒歩1分ほどのエリアに2025年1月に誕生した「SOUEN(ソウエン)」は、表参道で人気を誇る「櫻井焙茶研究所」が 手がける新店だ。“ハレとケ”に例えるなら、「櫻井焙茶研究所」は非日常を演出する“ハレ”、「ソウエン」は日常に根づいた“ケ”としての存在。これまでコースをメインに提供していたものの、ここでは1杯から日本茶やティーカクテル、甘味を販売。お茶の種類は果実や薬草を使ったブレンド茶・発酵茶・ストレートとさまざまだ。

ライブ感あふれるカウンターとテーブル席を備えた店内は、黒やグレーを基調にしたシックな内装だ。ゆっくりとお茶の時間を楽しめたり、ワーキングスペースとしても活用ができるので、様々なシーンに合わせた過ごし方が選択できるのも特徴。これからはイベントの開催や、カフェギャラリーとしての展開も視野にいれているそう。

新感覚の日本茶体験がかなう、東京の日本茶専門店5選

メニューでオーダーすべきは、3種類から選べる「季節のブレンド茶」(¥726)。「櫻井焙茶研究所」の450以上の茶葉のアーカイブの中から、季節ごとにおすすめを提供している。いちおしは、6月中旬からスタートする「釜炒り茶、青じそ、酢橘」。香ばしさとすっきりとした後味が特徴的な釜炒り茶に、酢橘と青じその爽やかな香りが見事に調和。気分もリフレッシュでき、夏にぴったりの一杯だ。

新メニューの「粒餡と湯葉のミルフィーユ」(¥880)は、一緒にオーダーしておきたい一品。パイ生地に見立てたサクサクの生地は、干し湯葉を蜜に浸してオーブンで焼き上げた湯葉。そこに濃厚なマスカルポーネソースや粒餡、清涼感あふれるレモンカードが絶妙にマッチしている。

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souen

お酒好きなら抹茶のうま味がホップの苦みを引き立たせる、2層の「抹茶ビール」(¥1,320)もぜひオーダーしてみて。平日は22時まで営業しているので、夜カフェやバー遣いもできる一軒だ。

SOUEN

東京都世田谷区若林3-17-11 石田ビル 1F
営業時間/月・火・木・金 11:00~22:00、土 9:30~22:00、日・祝 9:30~19:00
定休日/水曜
Instagram/@souen_tea

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【麻布台ヒルズ】SABOE TOKYO (サボエ トウキョウ)

茶方薈

現代的な茶の愉しみ方を提案する「茶方薈(さぼえ)」が2024年4月、麻布台ヒルズにオープンした、初の実店舗「SABOE TOKYO(サボエ トウキョウ)」。製法の違いによって、ひとつの茶葉から多様な味わいを生み出す日本茶。この場所では、そんな日本茶と果実や穀物を合わせた12種類のブレンド茶「T., Collection」を販売。その試飲ができるほか、奥にあるテイスティングカウンターでは希少な日本茶も堪能することができる。

「T., Collection」は、うま味や芳ばしさをはじめとする基本の味わいから、果実や薬草などを合わせた独創的な味わいまで、幅広く楽しめるところが魅力だ。

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茶方薈

店内では、日本茶と好相性の「HIGASHIYA(ヒガシヤ)」の菓子のほか、「Sゝゝ[エス]」の茶器も販売している。

おすすめは、「4 蒸 Jōと酒粕チーズケーキのセット」(¥8,424 )。風味豊かな酒粕と上質なクリームチーズを使用し焼き上げた、芳醇な味わいの「酒粕チーズケーキ」は、なめらかでしっとりとした口あたり。酒粕のまろやかな風味とチーズの濃厚な味わいが調和した一品だ。

茶方薈

あわせるのは、蒸製玉緑茶と深蒸煎茶のブレンド、T., Collection「4 蒸 Jō」。緑茶のまろやかなうま味がチーズの酸味をやさしく包み込み、ほどよい渋味が酒粕の華やかな風味を引き立たせてくれる。

SABOE TOKYO

東京都港区麻布台1丁目2−4 ヒルズ ガーデンプラザC 1F
営業時間/11:00~20:00
tel.03-6441-0310
無休
Instagram/@saboe_tea
https://saboe.jp/

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【南青山】松葉屋茶寮

松葉屋茶寮

南青山・骨董通りに2023年12月に誕生した「松葉屋茶寮・方舟GALLERY(ギャラリー)」は、盆栽・現代アート・器などの展示販売を行う「方舟ギャラリー」と抹茶を堪能できる「茶席」がひとつになった複合カフェ。

既成概念を超えた盆栽を発信し続けるアーティスト集団、「TRADMAN'S BONSAI(トラッドマンズ盆栽)」の小島鉄平さんの手がけた盆栽や、実際に作家の元へ足を運んで選りすぐった現代アーティストのオブジェや器などが展示され、日本の文化・技術・伝統の美しさを体感できる場所となっている。

松葉屋茶寮

御簾の奥には、目の前でお点前を眺めつつお茶とお菓子のペアリングコースが楽しめるシックなカウンターの茶席が。ドリンクは「濃茶」や「薄茶」、「季節の玉露」、「和紅茶」などのほか、日本草木研究所の「フォレストジン」や増田德兵衞商店の「月の桂」をはじめとする日本酒も堪能できる点が魅力。

おすすめのメニューは、2杯のお茶と2つのお菓子を満喫できる「二茶二菓」(¥4,000)セット。化学肥料や農薬に頼らず、有機栽培で丹念に育てられた茶葉から淹れる日本茶は、季節ごとに異なる品種を取り揃え、その香りやうま味の違いをじっくりと楽しめる。

ともに味わえるのは、「OKASHIYA(オカシヤ)」による、今が旬の素材の個性を活かした創作菓子。ひと口ごとに広がる風味と食感が、驚きと静かな余韻をもたらしてくれる。

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yakuzen茶音

伝統にとらわれず、自由な発想から生まれる菓子と日本茶が織りなすひとときは、心と五感をほどき、静かに記憶に刻まれていくはず。

さらに、2025年4月20日(日)からは、脳神経外科医監修の自立神経がととのうサウンドが流れる空間の中、自らお茶を点てる体験と、茶人が点てる一服や甘味が楽しめる「YAKUZEN茶音 - やくぜんさおん - 」(二茶二菓¥10,000)をスタート。

茶筅の音や蝋燭のゆらめく音など、「音」に意識を向けることで深いリラックスの時間を作り、自分自身への気づきを促すプログラムにぜひ参加してみて。

松葉屋茶寮

東京都港区南青山5-4-27 Barbizon104 1F
営業時間/10:00~
不定休
Instagram /@matsubayasaryo

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【築地】寿月堂 築地本店

日本茶専門店

「寿月堂」は、1854年創業の「丸山海苔店」が日本茶の美しさを世界に伝えるために始めた日本茶専門店。茶の湯と禅の本質は同一であるという「茶禅一味」をコンセプトに、銀座 歌舞伎座店、築地本店、フランス パリ店の3店舗を展開する。

香り高いオリジナルブレンドのお茶を幅広く取り揃え、併設の喫茶では本格的な日本茶とスイーツを楽しむことができる。2022年4月にリニューアルした「寿月堂 築地本店」の建築デザインを担当したのは、建築家の隈研吾氏。フランス パリ店、銀座 歌舞伎座店に続き、竹を基調としたデザインで、店舗コンセプトは「竹の野点傘」。屋外で茶会を開催する時に使用する“野点傘”にインスパイアされた「茶禅」の精神あふれる空間は、曲線を描くしなやかな竹が印象的だ。

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寿月堂 築地本店

カウンター席では、国内外のミシュラン星付きレストランや5ツ星ホテルでも提供される本格的な日本茶や、上質な抹茶をふんだんに使用した抹茶スイーツを味わうことができる。メニューの中で注目は、「抹茶と玄米茶のエクレア」(¥1,630)。

お点前グレードの上質な抹茶をふんだんに使用したクレームパティシエールは、まるで濃厚なお濃茶を食べているような味わい。低温でじっくりと焼き上げたシュー生地に、有機栽培の玄米茶を敷き詰めたチョコレートがのっている。もちもちのシュー、パリパリのチョコレート、カリカリとした玄米と茶葉の食感を一度に楽しめるお茶づくしのエクレアは、抹茶との相性も抜群。

寿月堂 築地本店

寿月堂 築地本店

東京都中央区築地4-7-5築地共栄会ビル1F
tel.03-3547-4747
営業時間/月~金 9:30~17:30 (L.O. 16:00)、日・祝 10:00~16:00
※喫茶は日・祝日休業
https://www.maruyamanori.com/

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