本場・香港の伝統技法を守りながら、日本の高品質な食材を使用し、“本場よりもおいしい広東料理”を目指す、「マンダリン オリエンタル 東京」の広東料理店「センス」。
料理長は鈴木 豪さんと中間利幸さんの二人体制で、注文が入ってから食材をさばき、火入れをし、提供するという贅沢な調理法でさまざまな料理を提供してくれる。そんな「センス」が、現在、「マンダリン オリエンタル 東京」のオリジナルウイスキーをメインにした、特別ペアリングディナーを展開中。
オリジナルウイスキーは、世界的に高評価を得る「イチローズモルト」の貴重なプライベートカスク。5大産地の原酒をブレンドし、フランスボルドー地方サン・テミリオン地区の第一特別級Aシャトーのワイン樽で後熟。立ち上がりの香りは、はちみつやバニラ、オランジェットのような柔らかな甘さが感じられ、そのなかにミントを思わせる爽やかな香り、カシスや紅茶のキャンディのようなエレガントなタンニン感が全体にアクセントを与えている。料理によって3通りの飲み方を提案しており、それぞれまったく異なる印象を受けるのが新しい。
たとえば前菜の「香港の焼き物盛り合わせ 炭火仕上げの叉焼(チャーシュー)・皮付き豚バラ肉の焼肉・仔豚の釜焼き」にはストレートで。叉焼のジューシーなおいしさや、パリパリと香ばしい皮付き豚バラ肉の焼肉や仔豚の釜焼きの繊細なうま味を、ウイスキーの芳醇な香りとまろやかな甘みがやさしく包み込んでくれる。
また、「文華廳伝統の舌平目のブラックビーンソース炒め“ドラゴンボート”仕立て」はオンザロックと合わせ、豆豉のソースの奥深いコクとの相性の良さはもちろん、ウイスキーの味わいの変化と共に料理を味わうという体験が新鮮だ。
そして珠玉は、「北海道産花咲蟹の卵白炒飯 干し貝柱と脆米のアクセント」とハイボールの組み合わせ。、花咲蟹のうま味が凝縮し、カリカリの揚げ米やサクサクの干し貝柱などの食感が楽しい炒飯とハイボールの軽やかな飲み心地がベストマッチ。今後は「炒飯には絶対ハイボール!」と思ってしまったほどだ。
そのほか、シャンパーニュや注目の中国産のワインもペアリングに組み込まれており、さまざまな驚きと美味なるマリアージュの連続に、デザートの「焼きパパイヤに詰めたジャスミンカスタードと黒タピオカ」を食べ終わるころには夢見心地に。
料理は全部で8品、ウイスキーメニューは4グラス、加えてシャンパーニュ、白ワイン、赤ワインの全7グラスのペアリング。8月28日までなので、興味のある方はぜひ体験してみて。
広東料理「センス」オリジナルウイスキー特別ペアリングディナー¥40,700(サ別)
広東料理「センス」
東京都中央区日本橋室町2-1-1 マンダリン オリエンタル 東京内
tel. 0120-806-823(レストラン総合予約/9:00~21:00)
ランチ(平日)11:30~15:00(14:30L.O.)
(土・日曜、祝祭日)11:30~16:00(15:30L.O.)
ディナー 17:30~21:00(20:00L.O.)