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片付けのプロによる、キッチンで今すぐ捨てるべきもの15

ジューサーやマクドナルドのケチャップに別れを告げよう

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woman removes trash bag from can
Grace Cary//Getty Images

※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。>>『delish』のオリジナル記事はこちら
 
どの部屋も多少は散らかっているけれど、キッチンが一番散らかっている? キッチンに入る度に家族がカウンターに郵便物や宿題を放り投げたり、パントリーに収納して何年も忘れられたままの缶詰やベーキング用品があったりと、「ほとんどの家庭でキッチンはもっとも散らかりやすい場所です」と話すのは「フィッツ・ジャスト・ライト」のオーナーで、プロの片付けアドバイザーであるモーラ・フィッツジェラルドさん。
 
散らかったキッチンのなかには、単に不快なものがあれば、健康に悪影響を及ぼすかもしれないものもある。今回は、キッチンを占めている可能性がある15のアイテムを挙げてみた。これらを捨てる(場合によっては寄付する)ことで、気分が軽くなり、ストレスが減り、料理をする意欲が湧いてくるはず。

1

テイクアウトの調味料とプラスチック製カトラリー

heinz 57 ketchup packets
cbarnesphotography//Getty Images

マクドナルドのケチャップや中華料理店の醤油やソース、未開封のプラスチック製カトラリーの袋などが溜められたキッチンの引き出しがある人は多い。「子供のお弁当にケチャップを入れるときのために、こうしたものを少量保管しておくのは構いませんが、キッチンの真ん中にあるべきではありません」とアドバイスするのは、「ザ・セトラー」の共同経営者でプロの片付けアドバイザーであるブリジット・ウルゴさん。これらの使い切りパックは90%を捨てて、残りを使い捨てのコーヒーカップやそのほかの紙製品と一緒にパントリーの「テイクアウト専用」バスケットに入れておくことをウルゴさんは提案している。

2

消費期限切れの食品

health food in a pantry
Brian Hagiwara//Getty Images

カビの生えたいちごや販売期限切れのハムをこまめに捨てる人は多いけれど、それでもマスタードの缶は冷蔵庫に10年も放置したままだったりする。「ドレッシング、ソース、調味料は必要以上に長く置かれている可能性が高いので、キッチンの整理整頓を始めるならまず冷蔵庫のドアポケットから始めるのがいいでしょう」と話すフィッツジェラルドさん。ついでに、パントリーにストックしてある油類(キャノーラオイル、オリーブオイル、アボカドオイルなど)の消費期限もチェックしておこう。

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3

賞味期限切れのスパイス

pantry shelf with various dried goods
harpazo_hope//Getty Images

調味料の墓地のようになることが多いスパイスラック。「コネチカット州のお宅でキッチンを整理していたとき、ニューヨーク市内のスーパーで買ったスパイスを見つけました。でも、その方がニューヨークにいたのは15年前のことでした」と話すウルゴさん。(この記事のリサーチのために自宅のスパイスの引き出しを整理しようとしたこの記事の著者は、9歳になる一番下の息子よりも古いローリエの瓶を見つけて愕然としたそう。)期限切れのスパイスを食べても体調を崩さないかもしれないけれど、効果も風味も薄れているはず。「なかには販売期限を1年過ぎても保存できるスパイスがありますが、それより古いものを見つけたら廃棄しましょう」とウルゴさんはアドバイスする。

4

不揃いのタッパーウェア

storing food in plastic boxes in refrigerator
Wachirawit Iemlerkchai//Getty Images

キッチンの整理整頓を改善するために発明されたタッパーウェアだけど、逆効果になっていることも少なくない。「タッパーウェアに目がない人は多く、たくさん持っているうえに、たとえ蓋がなくなっても捨てません」と話すウルゴさん。丸い容器3つと四角い容器3つだけを残して、不揃いの容器は廃棄しよう。容器の蓋がなくなるのを防ぐには、「蓋をつけたまま保管してください」とフィッツジェラルドさんはアドバイスする。



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5

使わなくなった小型キッチン家電

multi cooker on empty marble surface with blurred kitchen background
onurdongel//Getty Images

当時はいいアイデアに思えたインスタントポット。バイタミックスもそうだった。そしてエアフライヤーも! けれど、実際今どれくらいの頻度で使用している? 「私の経験では、もっとも使われていない家電はジューサーです」と話すのは、「アット・ホーム・ウィズ・ニッキー」の創設者で、『ビューティフリー・オーガナイズド』の著者であるプロの片付けアドバイザーのニッキー・ボイドさん。「新年の抱負と健康的な習慣に対する願望から、一年の初めにジューサーにお金を使う人がいますが、使用後のジューサーのメンテナンスと洗浄に手間がかかることに気付くと、その熱意はすぐに薄れてしまいます」
 
コネチカット州ニューヘイブンにあるレストラン「ジョーイア」のエグゼクティブシェフ兼共同創設者であるアヴィ・ザピオさんは、ホームベーカリーもキッチンの邪魔者になりやすいと話す。「パン作りに興味を持っても、その熱が数か月しか続かなかったとしたら、ホームベーカリーは単にスペースをとるだけになります」戸棚の中でほこりを被っているキッチン家電は寄付して、今使うもののスペースを作ろう。

6

古い調理器具とオーブン用の天板

old oven baking tray
volgariver//Getty Images

鍋やフライパン、クッキングシートは何年も使えるように設計されているが、永久に使えるわけではない。「傷が付いたノンスティック加工のフライパンやベーキングシートは、処分することが重要です。これらは深刻な健康被害をもたらす可能性があります」と語るフィッツジェラルドさん。必要なのは、各サイズ一つずつ(たとえばフライパンなら、直径20cm、25cm、30cmを一つずつ)。それ以上のサイズを保管しておくと、キャビネットのスペースが占領されてしまう。

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7

かさばるパーティーアイテム

delicious bowls of food sitting on a dining table before a party
Goodboy Picture Company//Getty Images

あなたは自宅によく人を招くタイプ? それなら、ワイングラスやカトラリー、テーブルクロス、それに特大のサービス皿が余分にあってもいいかもしれない。けれどもしそうでないなら、これらは寄付して、いつかパーティーを開くと決めたときにパーティー用品をレンタルするのがベスト。「テーブルと椅子をレンタルするときに、ワイングラスやリネン類も同時にレンタルするのがおすすめです。そうすれば、パーティーが終わった後にそれら全てをきれいにする必要がありません」と話すウルゴさん。最近、この著者がテーブルリネンを整理していた時(これもこの記事を書いたことがきっかけ)、以前持っていたテーブルに合うテーブルクロスがあることに気付いたので、使ってくれる友人にあげたそう。

8

受け継いだ陶磁器

gilded china tea cup and silver tea set
Paul Taylor//Getty Images

祖母の陶磁器や思い出が詰まった母親の銀製のティーセットなどが気に入っているなら、そのまま持っておいても良さそう。「ですが、絶対に使わないのに罪悪感から持ち続けているだけだとしたら、手放してもいいと自分に言い聞かせてください」と話すウルゴさん。彼女のクライアントは、こうした品物を手放すために優しく背中を押してもらうのを待っている傾向があると彼女は話す。代々受け継いだ家宝は、品物の価値に応じて売るか寄付するかを検討しよう。

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9

ウォーターボトル

yellow and blue clear plastic reusable sports water bottles
rbkomar//Getty Images

片付けアドバイザーなら誰しも、これだけは苦手というアイテムがあるけれど、フィッツジェラルドさんにとってそれはウォーターボトルだという。「なぜこれを捨てるかどうか、そんなに迷うのでしょう?」とフィッツジェラルドさんは笑う。「一人1本、家族の人数分のウォーターボトルを用意して、あとは予備としてキープするのは2本までにしてください。それ以上はスペースの無駄です」




10

マグカップ

kitchen cabinet with mugs and glasses
Os Tartarouchos//Getty Images

マグカップは溜まりやすいけれど、ほとんどの人は毎日使うお気に入りのマグカップがあるので、無駄になってしまう。「ゲストが来たときにコーヒーを出すために、お揃いのマグカップの8個セットがあるのは便利でしょう」と話すウルゴさん。「とはいえ、キッチンのスペースと家族の人数に合わせて揃えるべきです」言い換えれば、保管スペースがあまりないなら、8個のマグカップの代わりに6個にすることを目標にしよう。ティーカップも怪しいアイテムの一つ。著者はティーカップとソーサーのセットを2つ(普段使い用とフォーマルな接待用)持っているのに、今の家に住んでから13年間一度も使ったことがなかったとか。これらは梱包して寄付する予定で、お茶を飲みたくなったらマグカップを使うつもりだそう。

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11

重複しているアイテム

utensil drawer
Trudie Davidson//Getty Images

キッチンにたくさんのものがあるせいで、スープを飲みたいときに缶切りが見つからない、ピザを切りたいときにピザカッターが見つからない、ということが起こってしまう。こんなとき、どうする? もちろん、新しいものを買いに行く!「私のクライアントは必要なものが見つからないと、よく代わりのものを買うそうですが、それが重複したアイテムが溜まる原因になります」と話すボイドさん。すべての道具を適切な場所に置き、種類ごとに整理して、簡単にすぐ取り出せるようにしておけば、キッチンが使いやすくなり、散らかる機会も減るはず。

12

ひび割れや欠けのある食器

broken plate on pink background
the_burtons//Getty Images

当たり前のことのように聞こえるけれど、専門家は食器棚のなかに欠けた食器がどれだけあるか知ったら驚くだろうと語る。割れた食器は見た目が悪いだけでなく、安全上の危険もある。「実は、割れや欠けた食器には細菌が繁殖しやすいのです」と話すフィッツジェラルドさん。数か月ごとに食器をチェックして欠けや割れがないか確認し、壊れたものは処分しよう。





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13

空き瓶

empty hexagonal glass jar for honey with a metal screw cap lid isolated over white backgrounds
Issarawat Tattong//Getty Images

ザピロさんは、空になったガラス瓶(ジャム、マーマレード、ヨーグルトなど)をキッチンに保管している家庭を見ることが多いと語る。捨てるには惜しいくらいしっかりしているので、使い道が見つかったときのために取っておく人が多いけれど、使い道が見つかることは滅多にない。これらの瓶を使う明確な目的がない限り、ためらわずにリサイクルボックス行きにしよう。リサイクルされたガラスは新しいガラスのボトルや瓶、タイルやカウンタートップ用の建築資材に生まれ変わるだけでなく、このリサイクルプロセスによって二酸化炭素排出量と埋め立て地のゴミが削減される。

14

冷凍焼けした冷凍食品

freezer
hutchyb//Getty Images

冷凍庫は時間稼ぎにはなるけれど、冷凍食品も最終的には傷んでしまう。「クライアントの冷凍庫の中で消費期限切れの食品がたくさん見つかりますが、みなさん冷凍庫に入っていることを忘れています」と話すボイドさん。それぞれの食品には冷凍保存できる期間が決まっているけれど、目安としてFoodsafety.govによると、鶏肉が9か月、海老は6~18か月、野菜スープは2~3か月保存可能だそう。しかし、冷凍焼けの霜に覆われた食品は、味や食感が損なわれるくらい劣化している可能性が高いと考えて良さそう。

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15

3年間使っていないもの

non stick muffin and cupcake pan for baking
Douglas Sacha//Getty Images

キッチンを整理するときは、生活習慣や料理の習慣を考慮することが重要。ベジタリアンならローストターキーを焼くときに使う大きな天板はおそらく不要だし、焼き菓子を作らないならマフィン型やケーキ型をとっておく必要はない。「よく使うものを置くスペースがある、使い勝手のいいキッチンを目指しましょう」と話すザピロさん。「3年間使っていないなら、捨てるタイミングです」


translation : Mutsumi Matsunobu cooperation : Yumi Kawamura photo : Getty Images

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portrait of cute girl in kitchen holding bunch of colourful carrots to her face
Luka//Getty Images
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