
健康的でバランスの取れた食事を心掛けている人は、スーパーで買い物をする際、パッケージをチェックすることが多いはず。「グルテンフリー」「オーガニック」「無脂肪」などと書かれた商品はヘルシーに見えるけれど、実は「健康」食品のラベルは誤解を招く表現が多数使われている。
「パッケージの前面に何が書かれていても、必ず裏返して栄養成分と原材料をチェックすることが常に重要です」とアドバイスするのは、『ザ・スモール・チェンジ・ダイエット』の著者で、理学修士、登録栄養士、認定栄養士の資格をもつケリー・ガンズさん。
本来これらのラベルはより良い選択をするためのものだけど、不正確な可能性もある。
「一見賢い選択肢のように見える製品でも、砂糖が多すぎたり、健康効果をもたらしてくれる食物繊維やたんぱく質などの栄養素がほとんど(もしくはまったく)ない場合があります」と話すのは、『ザ・プラントフォワード・ソルーション』の著者で、理学修士、登録栄養士、肥満と体重管理の認定スペシャリストなどの資格をもつシャーロット・マーティンさん。
「100%プラントベースと書かれていても、実際には果物も野菜も含まれていないこともあります」
実際、「ダイエット」や「ヘルシー」と謳っている食品には、除外された成分の穴を埋めるためにジャンクなものが余計に添加されている可能性もある。
「たとえば、普通の小麦粉をグルテンフリーの小麦粉に変えたり、脂肪分を取り除いたり、成分を除去または交換すると、メーカーは味や質感の違いを補うために脂肪や砂糖など何かを追加することはよくあります」とマーティンさんは付け加える。
要するに、パッケージを盲目的に信用すべきではないということ。最終的には「ダイエット」や「ヘルシー」と書かれた食品を選ぶより、食べる量をコントロールするほうがいい解決策になるかも。
「栄養価の高い食品を選び食べる量をコントロールするのが良いでしょう」と「スターリスト」のオーナーで理学修士、登録栄養士の資格をもつアンバー・パンコニンさんもアドバイスしている。
もう「ダイエット」や「ヘルシー」と書かれたラベルに騙されないで! 今回は、栄養士による注意すべき食ベ物をご紹介。