マグカップはホッとひと息つくのになくてはならないアイテムだけれど、ドリンクを入れてからすぐに冷めてしまったという残念な経験はない? そこで今回は温かいドリンクが冷めにくく、冷たいドリンクはぬるくなりにくい「保温マグカップ」を調査! 真空断熱構造や、ダブルウォール(二重構造)など、高機能でデザインのいいマグカップを集めてみた。
【真空断熱】保温マグカップのおすすめ22選
「サーモス」真空断熱マグカップ
「サーモス」の真空断熱マグカップはエル編集部でも被り率が高いアイテム。熱々のコーヒーを注いでも外側が熱くならず、冷たいドリンクを入れても結露しにくい。ほこりを防いで保温にも効果的なフタ付きだから、オフィス使用にもおすすめ。
- 材質:ステンレススチール
- サイズ(容量)展開:280ml / 350ml / 450ml
- カラー展開:全7色
「ハリオ」セラミックコーティング 真空二重保温マグ
コーヒーをよりおいしく味わいたいのなら「ハリオ」に注目! 内側にはセラミックコーティングが施されているので金属成分が溶出しにくく、淹れたてのコーヒーのおいしさをキープ。陶器のような口あたりもうれしい。
- 材質:ステンレススチール
- 容量:350ml / 470ml
- カラー:ホワイト / ブラック
「マーナ」360°カップ
“360°カップ”の名の通り、フタをしたままどこからでも飲めるシームレスなデザイン。口あたりなめらかなフチ形状で、飲み口のすき間からコーヒーやお茶などの香りがふわりと広がる。ニュアンス感のあるクレイベージュがおすすめカラー。
- 材質:ステンレススチール
- 容量:260ml
- カラー展開:クレイベージュ / カームホワイト / スレイブラック
「ケユカ」保温保冷できる陶器のような真空断熱マグ
陶器のマグカップのような見た目で、食事の際も食卓になじむ一点。内側も外側もセラミックコーティングが施され、ドリンクを口にする際のステンレスの金属臭や味がしにくく、本来の風味を楽しめる。
- 材質:ステンレススチール(本体)、ポリプロピレン(ハンドル)
- 容量)展開:400ml
- カラー展開:ブルー / グリーン / グレー
「サーモマグ」シリコン ダブルマグ
おしゃれデザイン&カラバリの豊富さなら、「サーモマグ」の真空断熱マグカップが候補入り。容量は300mlでホットドリンクはもちろん、冷たいものを飲みたいときにも使いやすい。フタには飲みやすい開閉式吸い口付き。
- 材質:18-8ステンレススチール、シリコンほか
- 容量:300ml
- カラー展開:全12色
「ハゴオギ」真空断熱マグカップ
「ステンレス製のマグカップのコーティングがすぐにはがれてしまった」という経験はない? そんな人には「ハゴオギ」をチェックしてほしい。マットパウダーコーティングが施されキズやはがれに強く、耐久性が抜群。内側には食品グレードのステンレスを採用。
- 材質:304ステンレススチール
- 容量:360ml
- カラー展開:ピンク / グリーン / ブラック / ホワイト
「無印良品」目盛り付き 保温保冷 蓋付きマグカップ
「無印良品」の真空断熱マグカップは保温・保冷に適しているほか、内側に目盛りが付いている。これにより溶かす必要のある即席スープや、粉末ドリンクを飲みたいときにも便利だ。使用後は食器洗い機は避けて、やさしく手洗いを。
- 材質:ステンレススチール(本体)
- 容量:約250ml(フタ使用時)、約350ml(フタなし)
- カラー展開:シルバー / グレーベージュ / 黒
「フランフラン」フタ付き ステンレスサーモマグ
マーブル模様のステンレスマグカップなら、使うシーンを問わずエレガントな印象。フタ付きでデスク上でも使いやすく、保温・保冷効果で長時間飲みごろをキープする。美しい外見をキープするために、洗浄後は早めに水気を拭き取ってよく乾燥させよう。
- 材質:ステンレススチール
- 容量:320ml
- カラー展開:マーブルホワイト / マーブルブラウン / マルチフラワー ピンク / リリア
「スタンレー」クラシック真空マグ
昨年、真空スリムクエンチャーがSNSをきっかけに大ヒットした「スタンレー」より。二重構造の真空断熱ボディでアウトドアはもちろん、オフィスやリモートワークなど日常使いにもおすすめ。ハンドルにもボディと同じくステンレスが採用され、耐久性が抜群だ。
- 材質:ステンレススチールほか
- 容量:350ml
- カラー展開:全6色
「ドウシシャ」白湯専科マグカップ
「ドウシシャ」には白湯用のマグカップもラインアップする。沸騰した熱いお湯の温度を素早く吸収。お湯を注いでから約3分で60~65℃になり、約1時間キープしてくれる。温活を続けている人、これから始めたい人にも。
- 材質:ステンレススチール、ポリプロピレン
- 容量:320ml
- カラー展開:グレー / アイボリー / ピンクベージュ
「ケユカ」pomaステンレスマグ
コロンと丸みのある形状で、両手で包み込みたくなる1点。飲みものを直接注いでも効力を感じられるけれど、カップホルダーとして使っても優秀! カフェやコンビニの持ち帰り用カップや、300ml程度のペットボトルなどを入れて保温&保冷効果をたしかめてみて。
- 材質:18-8ステンレススチール(本体)、ポリプロピレン(ハンドル)
- 容量:400ml
- カラー展開:全7色
「サーモス」真空断熱マグカップ
頻繁に使うものだからこそ、気分の上がるデザインをゲットしたい! そんな用途にぴったりハマるのが「サーモス」のグラフィックシリーズ。王道ブランドから発売されており、保温効力が67℃以上(1時間)を記録するなど機能性は申し分ない。
- 材質:ステンレススチール(本体)、ABS樹脂(ハンドル)、ポリプロピレン(フタ)
- サイズ(容量)展開:450ml / 350ml
- カラー展開:全6色
「フランフラン」もこもこ ステンレスマグ
雲のようにもこもことしたデザインの真空断熱マグカップなら、ホッとひと息をさらに心地良い時間へと押し上げてくれる。ハンドルの太さや本体のもこもこの幅も絶妙で、ギフトに選んでも喜ばれるはず! 淡いカラーで今っぽさを引き立てて。
- 材質:ステンレススチール
- 容量:260ml
- カラー展開:ブルー / ピンク
「サーモス」真空断熱マグカップ/JTA-450
ステンレス製真空断熱マグカップのなかでも、めずらしい食器洗い機対応モデル。エンボス加工が施されデザイン性も魅力。ほこりを防ぐフタはタブを少し上にそらせることで、机に置いたときにすき間ができ、持ちやすい仕様に。
- 材質:ステンレススチール(本体)、ABS樹脂(ハンドル)、ポリプロピレン(フタ)
- サイズ(容量)展開:450ml / 550ml
- カラー展開:コーラルピンク / グレージュ / サックスブルー
「グッドプラス」真空断熱ステンレスマグカップ〈エアゼロ〉
丁寧に塗り重ねられたグラーデションが楽しめる真空断熱マグカップ。陶器のような風合いで食卓やデスクのアクセントに。美しいグラデーションで塗られた同シリーズには、車のカップホルダーに格納できるタンブラー、フードポットなどがそろう。
- 材質:ステンレススチール、 ポリプロピレン(本体)
- 容量:約300ml(満水)
- カラー展開:グラデグリーン / グラデグレー / グラデブルー / グラデレッド
「グランタイズ」プレミアム真空断熱マグカップ
今回セレクトした保温性の高いマグカップのなかで、もっともカラバリが豊富なのが「グランタイズ」のアイテム。寒色系から暖色系まで、カラートーンもさまざまに展開。ワイングラスのような形もユニークで目を引くはず。
- 材質:ステンレススチール(本体)
- 容量:460ml
- カラー展開:全19色
「ブルーノ」蓋つきステンレスマグ
ざらっとした質感とシックなカラーが絶妙なバランスのステンレスマグ。スライド式のフタ付きのため、デスクやベッドサイドでの使用でも安心感をプラス! 自分用はもちろん、同色のボックス入りなのでプレゼントにも重宝しそう。
- 材質:ステンレススチール、シリコーン、アクリル
- 容量:460ml
- カラー展開:全7色
「シービージャパン」uca フタ付きステンレス保温マグ370ml アニボール
シロクマ、イヌ、ネコがモチーフになった真空断熱マグカップ。真空層の効果によって、温かいドリンク(95.4℃)が1時間後でも73.5℃以上を記録したとか! フタは3つのパーツに分解することができるので、すみずみまで洗って清潔感をキープして。
- 材質:ステンレススチール、シリコンほか
- 容量:370ml
- カラー展開:シロクマボール / イヌボール / ネコボール
「パール金属」真空マグカップ
チャビーなシルエットがかわいい“樽型”の真空断熱マグカップ。広口タイプなので、コーヒードリッパーをのせて直接ドリップすることが可能。パンプキンイエローやトマトレッドなど、チアフルな色も魅力的だ。
- 材質:ステンレススチール(本体)、ポリプロピレン(ハンドル、飲み口、フタ)
- 容量:330ml
- カラー展開:パンプキンイエロー / トマトレッド / グラスグリーン / オールブラック
「BOTTLE BOTTLE」マグカップ
容量400ml、大きな氷も入るワイドデザインなら洗いやすさも◎。底部には取り外し可能なシリコンコースターが付いており、すべりにくく、カップ本体の保護にも役立つ。やや太めに設計され持ちやすい木目調のハンドルにも注目して。
- 材質:ステンレススチール
- 容量:400ml
- カラー展開:ブラウン、ブルー、ピンク
「ニトリ」真空 ステンレス マグ
真空断熱のマグカップは「ニトリ」でも人気アイテムのひとつに。真空層によって外気の影響を受けにくくマグ内の温度が長持ち。氷が溶けにくく、ドリンクの味が薄くなりにくいのがメリットだ。
- 材質:ステンレススチール(本体)、ポリプロピレン(ハンドル)
- 容量:430ml(満水)
- カラー展開:モカ / ブラック
「サーモス」アウトドアシリーズ 真空断熱マグカップ
アウトドアシーンでも持ちやすいハンドルが特徴的。容量は350mlと450mlのたっぷり飲める大きめ2サイズ展開。よく冷やしたドリンクをたくさん飲みたい場合は、600mlのジョッキタイプを選んでみるのも良いだろう。
- 材質:ステンレススチール(本体)、ABS樹脂(ハンドル)
- サイズ(容量)展開:350ml / 450ml
- カラー展開:クランベリー / ステンレスス / ミッドナイトブルー
【おしゃれデザイン】保温マグカップのおすすめ3選
「ボダム」ビストロ ダブルウォール マグ 2個セット
持っても熱くなりにくく、注いだドリンクが宙に浮いているように見えるのがダブルウォールのメリット。とくに450mlサイズはスープやサラダ、デザートを入れるうつわとしても重宝。電子レンジや食洗機(乾燥機も)のほか、180℃までならオーブンにも対応可能だ。
- 材質:ホウケイ酸ガラス
- サイズ(容量)展開:150ml / 300ml / 450ml
「ツヴィリング」ソレント コーヒーマグセット
300年近い歴史を持つドイツのブランド「ツヴィリング」でも、耐熱ガラスのダブルウォールカップは人気。こちらの350mlはコーヒー用だけれど、それ以外にもエスプレッソやラテ、カプチーノなどそれぞれの味わい方に合った形状&容量がラインアップしている。
- 材質:ガラス
- サイズ(容量)展開:350ml(コーヒー) / 80ml(エスプレッソ) / 140ml(エスプレッソ) / ラテ(450ml)/ カプチーノ(450ml)
「Sabu」ネストコ 温められるステンレスサーモマグカップ
ステンレスのマグカップに、電子レンジ対応のインナーカップが付いた便利アイテム。本体のみでも使用できるが、冷めてしまったときの温めなおしはインナーカップで行えるので、ステンレスと樹脂のいいとこどりといえる。本体内側には容量の目安がわかる目盛り付き。
- 材質:ステンレススチール、ポリプロピレン、シリコンゴム
- サイズ(容量):380ml(インナーカップ使用時)、400ml(本体使用時)
- カラー:ベージュ
保温マグカップの選び方【2025年】
材質で選ぶ
現在、保温・保冷が期待できるマグカップの材質の多くは、熱伝導率が低いステンレススチール(鋼)が採用されている。記事の前半でも取り上げたように、ステンレス製のなかでも“真空断熱構造”に注目してほしい。
真空断熱をおすすめしたい理由
真空断熱構造のものは外気からの影響を受けにくく、温かいドリンクは温かいまま、冷たいものは冷たいまま長く楽しむことができる。また、外気と遮断することでよく冷えたドリンクを注いでも結露しにくいため、テーブルやデスクを汚さないのもうれしいポイント。ほかにも熱いドリンクを入れても本体が熱くならない、氷が長持ちし味が薄まりにくいといったメリットがある。
まるで陶器! セラミック加工に注目
「ハリオ」「ストーク」など、コーヒーウェアメーカーで積極的に取り入れられているのがセラミックコーティング(加工)という技術。この加工が施されることによって、ステンレスの金属臭が気にならず、コーヒーや紅茶など、ドリンク本来の風味が楽しめるのだ。
さらにコーティングによって、口に触れたとき陶器のようなやわらかい飲み口を感じられるのも特徴。汚れが付着しにくくお手入れもラクなので、今後ますます広がっていきそうな加工技術といえるだろう。
電子レンジ&食洗機対応ならガラス製を
ドリンクが冷めてしまった場合は温め直しができると良いけれど、ステンレス製のマグカップは電子レンジの使用がNG。また、一部を除き食器洗い乾燥機の使用も不可とされている。どちらの条件も外せない場合は耐熱ガラス製が候補に。とりわけダブルウォール(二重構造)は保温・保冷性どちらにもすぐれている。
フタ付きから選ぶ
飲みごろをできるだけ長くキープしたいなら、ステンレス製にプラスして、フタ付きのものを選んでみては? フタをすることで温度変化が起きにくく保温・保冷に効果的。フタに開閉式やスライド式の小さな飲み口が付いているものであれば、フタをしたままでも飲めるのでより冷めにくい。オフィスや自宅に舞うほこりの侵入を防いでくれるのも、フタ付きならではのメリットだ。
サイズ・容量で選ぶ
今回セレクトした保温マグカップは260ml、300ml、450mlなど、ブランドによってサイズがさまざま。普段どれくらいの量を飲んでいるか、新しいマグカップでどんなドリンクを飲みたいかを考慮しながら、適切なサイズを選ぼう。
コーヒー用に探している場合、コーヒーマシンやドリッパーから直接抽出できるかどうかもカギになる。その際、安定感のある広口設計であれば、淹れたてをそのまま味わえるのもうれしい。広口であればスポンジが入りやすく、手洗い時もスムーズに。
バリスタ直伝! 保温マグカップのお手入れ方法は?
ここまで解説したように、保温マグカップと呼ばれるものはステンレス製がメジャー。そのためお手入れはコーヒータンブラーと同じように行おう! 東京・大田区「蒲田カフェ」のバリスタ 福島宏樹さんに教わった正しいケア方法を参考にしてみて。
「使い終わったら、研磨材なしの柔らかいスポンジでやさしく洗います。洗剤は通常の中性洗剤で良いですが、細長いデザインのボトル用スポンジがあると、底まで洗いやすいですよ。
茶渋が気になってきたら、酸素系漂白剤の使用がおすすめです。ぬるま湯とスプーン約1杯分を30分ほど漬け置きすればある程度はきれいになるでしょう。サビや劣化の原因になるため、ボトル部分もパッキンも塩素系漂白剤の使用は避けてください。ステンレスに赤サビが付いたときはお酢、ザラついた汚れの場合はクエン酸を試してみてください。また乾燥機は熱で変形する恐れもあるので、自然乾燥が望ましいと思います」(福島さん)