「せっかくコーヒーや紅茶を淹れたのに、気付いたら冷めていた!」という経験はない? そんな人におすすめしたいガジェットが、カップウォーマー(マグウォーマー)。時間が経ってもホットドリンクを適切な温度に保つことができるので、寒い季節の救世主となるはず。
本記事では購入を考えている人に向けて、アシスタントエディターMiyuがカップウォーマーの使用感をレポート! 後半では温度設定や自動オフなど、あると便利な機能についても解説。今年の冬はお気に入りのカップウォーマーで、“ホッとひと息”の格上げを図って。
保温性は? カップウォーマーを使ってみた!
▼今回使用したのはこちら
「オフィス、在宅を問わず、デスクワークの休憩時間にはホットドリンクがマスト。これまでは『温かくておいしいうちに飲まなきゃ!』と、束の間のひと息を急いていました。でも、カップウォーマーがあれば保温が長く続き、飲みごろをキープできます。温度設定はボタンをタップするだけと簡単。見た目もシンプルで、インテリアに溶け込みやすいのもうれしいポイントです」
1.エスプレッソ(ホットコーヒー)
「まずは、毎朝いただくコーヒーを、朝食のパンとともに。今回はガラス製のカップで、保温レベル5段階のうち、もっとも低い55℃のレベル1に設定。最後のひと口まで心地良い温度のホットコーヒーが味わえ、ゆっくりと朝の時間を過ごせました」
2.抹茶ラテ
「このカップウォーマーは、お気に入りのマグにも対応できました。抹茶ラテ好きの私は、長時間のデスクワークのお供として、レベル3(75℃)に設定し温かさをキープ! ホットドリンクがそばにあると、なんだか仕事のモチベーションも上がるようです。カップを持ち上げると自動で保温が停止されるため、消し忘れの防止にもつながります」
3.ティーポット
「驚くことに、このカップウォーマーはティーポットなど大きいアイテムの保温もできます。紅茶をよく飲む方や、大勢にサーブする必要がある来客時にも対応できそう。1Lを超える容量でも保温効果抜群で、ホットドリンクが恋しい冬に大活躍すること間違いなしです」
4.スープカレー(食事にも使える!)
「スパイスカレー好きの私は、ホットな一皿でもキープできるかトライ! 最高レベルの5(100℃)を選択し、先にサラダを食べてから、10分ほど経ったところでいざ実食……。見事にあつあつでうま味たっぷりのカレーが楽しめました。さらに、あとがけチーズを追加すると、ちょうどいい具合にとろけて感動です!」
【2024年最新版】カップウォーマーのおすすめ13選
ここからはエディターMiyuが試したモデルを含む、2024年版のおすすめカップウォーマーをご紹介。今回のセレクトアイテムを参考にお気に入りを迎えて、コーヒーブレイク&ティータイムを心地良く演出してみない?
「PGVAVA」カップウォーマー
エディターが使用した「PGVAVA」のカップウォーマーは、55℃から100℃までの5段階で温度設定ができ、カップを温めるだけでなく、お湯を沸かすことも可能。8時間以上の使用、またはヒーターの上に5分以上カップが検知されないと自動的にオフになるなど、安全性が高い。ブラックやレッドなど全6色からお気に入りを見つけて。
- 温度設定:55℃ / 65℃ / 75℃ / 85℃ / 100℃(5段階)
- サイズ:直径12.8cm
- カラー展開:全6色
「Kyerlish」カップウォーマー
木目調のデザインがおしゃれな「Kyerlish」のカップウォーマー。コーヒー、ミルク、お茶、キャンドルの4つの保温モードから適温を選択でき、あらゆるリラックスシーンにマッチ。電源を入れて1分以内に保温モードを選択しないと、自動オフになるので安心感もプラス。購入日から1年間の製品保証も付いている。
- 温度設定:40~85℃までの5段階(保温モードは4種類)
- サイズ:W15×D17.5×H2.5cm
- カラー展開:木目、シルバー
「AMZHOOZ」カップウォーマー
ガラス、陶器、ステンレス、金属缶、セラミックなどさまざまな材質に対応したカップウォーマー。タイマー機能は2、4、6、8、10、12時間から選択。約1.5mの電源コードで、コンセントから離れていても使いやすい。パネル部分はガラスセラミックだから万が一、表面に液体がはねても、ささっとふき取り!
- 温度設定:55℃ / 65℃ / 80℃(3段階)
- サイズ:W15×D17.6×H2.8cm
- カラー展開:ホワイト、木目
「PGVAVA」2024最新モデルカップウォーマー
エディターが使用した「PGVAVA」の2024年最新モデル。デジタルディスプレイが見やすく操作性が◎。また、新たにメモリー機能が搭載され、最後に設定した温度を記憶し、再調整の手間が省けるようになった。ブラックの木目調デザインでオフィスシーンにも映える。
- 温度設定:55℃ / 65℃ / 75℃ / 85℃(4段階)
- サイズ:W12.5×D15×H2.5cm
- カラー:黒木目
「Kyerlish」カップウォーマー
カップ底の直径が9.5cm以内あれば、耐熱ガラスやステンレスのカップから、哺乳ビンまで幅広く対応。「重力感知ボタン」に反応させるためには、200g以上のカップを使用することがおすすめされている。底面には保護パッドが付いており、テーブルの傷防止にも。
- 温度設定:40~55℃ / 55~65℃ / 65~75℃(3段階)
- サイズ:W11.8×D15×2.5cm
- カラー展開:ブラック、ホワイト、木目
「ドウシシャ」リモマグ ON℃ZONE
ワイヤレス送電パッドに置くと、マグカップ内部に内蔵されたヒーターが発熱し、マグカップ全体を温めてくれる。自動販売機で売られているホットドリンクの温度(55℃前後)で飲めるように設計。マグカップ部分はパーツを分解でき、丸洗いできるので清潔にキープできる。
- 保温温度:約55℃前後で3時間
- サイズ:W10×D10×H0.8cm(パッド部分)
- カラー展開:グリーン、アイボリー、ブラック
「Oracer」コーヒーマグウォーマー 自動停止機能付き デスク用
シンプルなデザインと操作性を求める人には、こちらのカップウォーマーがおすすめ。コードを差し込み、スイッチをタップしてマグカップをコーヒーマグウォーマーの上に置くだけ。温度設定は2段階から選べるだけでなく、カップを外したことを検知すると、5分で加熱プレートが停止する機能も付いている。
- 温度設定:50~65℃(2段階)
- サイズ:直径13×H1.8cm
- カラー:ブラック
「エレコム」エクリアwarm カップウォーマー
カップを包み込む筒型構造により、マグに入ったドリンクをしっかりと保温。ニュアンス感のあるモーブブラウンで、寒い日の在宅勤務や読書時間に寄り添ってくれそう。またガラス、ステンレスのマグカップだけでなく紙コップにだって対応。ただし耐熱素材以外のカップは避けて。
- 保温温度:65℃のドリンクが1時間後も50℃をキープ
- サイズ:直径88mm以下のカップに対応
- カラー展開:モーヴブラウン、スモークネイビー
「MACOLAUDER」デスクトップ USB加熱カップホルダー
デスクトップにふさわしいのが、カップホルダーと加熱マットが合わさったアイテム。カップホルダーがあることで安定感があり、マウスを動かすとき、スマホを触るときなどに、うっかり倒してしまう可能性が低くなる。中のドリンクを効率的に温められるメリットも。
- 保温温度:45℃
- サイズ:直径9cm(加熱マット)
- カラー:ブラック
「Cociliye」ポータブル 急速冷却カップ
保温と保冷両方の機能が備わったドリンクホルダーが登場。ペットボトルや缶などさまざまなサイズが入れやすく、車のカップホルダーに収まるコンパクトな形状にデザインされている。温度表示はLEDで見やすく、タッチ操作がスムーズ。
- 保冷・保温温度:-3℃~65℃
- サイズ:W8×D8×H2cm
- カラー:パープル、ブラック、ブルー
「グリーンハウス」USBインサートカップウォーマー
オフィスコーヒーに多いインサートカップに合わせて設計されたカップウォーマー。カップを入れてシリコンキャップのフタをするだけ! スタンドにセットすれば50~60℃の飲みごろをキープする。スタンドの底面にはマグネットが内蔵され、デスクに安定して置ける。
- 保温温度:57±5℃
- サイズ:直径8.2×H8.9cm
- カラー:ブルー、レッド、グリーン
「エンバー」温度制御スマートマグ2
1回の充電で最大1.5時間保温できるスマートマグ。スマホアプリとの接続で、温度設定やお気に入りのドリンクの設定が可能に。また、マグが空になるタイミングで、スリープモードが適用される点もスマート。セットになったコーヒーマグはセラミックコーティングが施され、細かい傷が付きにくいと評判。
- 保温温度:約38~60℃
- サイズ:-
- カラー:ブラック
「オリジンコム」ドリンクウォーマー 車内向け
巻き付けタイプのカップウォーマー。ペットボトルのお茶や缶コーヒーなど、円周約250mmまで、なおかつ280~500mlサイズのドリンクであれば保温が可能だ。60℃まで保温するドライブ向けと、約40℃に保温する家庭・オフィス向けの2種類がラインアップ。
- 保温温度:約60℃まで
- サイズ:約40×7cm
- カラー:ブラック
カップウォーマーの選び方
1.タイプで選ぶ【コースター型・ホルダー型】
カップウォーマー(マグウォーマー)はおもにコースター型とホルダー型の2種類がある。一般的なのが、底のヒーターが発熱し、じんわりと温めるコースター型。近年ではマグカップのほか、ティーポットやコーヒーサーバーにも対応できる底が広いサイズが登場。ドリンクに合わせて、設定温度が選択できるモデルもチェックしてみて。
カップを包み込むようなホルダー型はデスクトップでの安定感が魅力。こちらはマグカップというよりも、ペットボトルや缶などを保温するのにおすすめだ。車のドリンクホルダーにすっぽりとはまるアイテムもある。
2.充電方法をチェック【コンセント・USB】
コンセントタイプはパワフルな給電&加熱が行えるのがメリットで、Amazonで販売されるカップウォーマーの人気モデルのほとんどがこのタイプに当てはまる。ただし購入する前に、カップウォーマーを置きたいところにコンセントケーブルが届くかを確認しておきたい。ケーブルが約1.3~1.5m程度の長めにとられているものがおすすめ。
オフィスなど限られたスペースでも使いやすいのがUSBタイプ。USB電源ポートが確保できれば、お出かけシーンでもコードレスで使える。ただしコンセント給電と比べて出力が弱くなる場合が多いことも押さえておきたい。
3.細かい温度設定・スマホ操作
コーヒー、お茶、ミルクといった飲みたいドリンクや、個人の好みに合わせて、温度設定が選べると◎。エディターおすすめの「PGVAVA」カップウォーマーは、55℃ / 65℃ / 75℃ / 85℃ / 100℃の5段階で温度設定が可能。高温モードが選べると保温だけでなく冷めてしまったドリンクの温めなおし、沸騰、日本酒のお燗など、多用途に活躍させられる。
専用アプリとペアリングして、温度設定、保温時間などがセットカップウォーマーも便利だ。ただしスマホ操作ができるモデルはやや高価になる傾向に。
4.自動オフ機能付きなら安心
消し忘れのリスク軽減や電気代の節約のために、タイマー機能または自動オフ機能をチェック。自動オフ機能とは、カップを持ち上げたときに重さが検知されないと自動的に加熱が停止するスマートな機能のこと。このほか、底部分に重量感知センサーが搭載され、十分な重量(200~300g)を感知しないと運転しないカップウォーマーも安心感をプラスしてくれる。
5.夏は保冷機能にも注目
一部モデルに限られるが、1台で保温・保冷機能を兼ね備えたアイテムもある。とくに暑い季節には、ドリンククーラーとしてアイスコーヒーや炭酸飲料などをよく冷やして楽しめるのがメリット! そのときの気分やシーンに合わせた使い分けもOKだ。
カップウォーマーのお手入れ方法
カップウォーマーをお手入れをする際は、布でさっとふき取るのがおすすめ。基本的に水洗いは推奨されておらず、液体こぼれにも注意しよう。また、使用後しばらくはパネル及び食器の底が熱いので、運ぶ際にはくれぐれも注意して。パネルには直接触れず、温度が下がったことを確認してから収納すると良い。
※製品によって適切なお手入れ方法は異なります。各製品の取扱説明書をご確認ください
まとめ
ここまでコースター型やホルダー型、巻き付けタイプなどさまざまなカップウォーマーをご紹介してきたけれど、まずは保温温度と、温めたい容器のサイズに合うかは欠かさずにチェックしたい。外の気温が徐々に低くなるこれからの季節こそ、カップウォーマーが大活躍。好きなホットドリンクを最後のひと口までおいしい温度で楽しもう!