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人気レストラン「LIKE」から、読んで作って楽しいレシピ本が登場!

白金台の多国籍レストラン「LIKE」の名作レシピを集めた、原 太一シェフ初の著書が9月に発売

By Naoko Monzen
人気レストラン「like」から、読んで作って楽しいレシピ本が登場!

渋谷の「Bistro Rojiura(ビストロ ロジウラ)」、代々木八幡の「PATH(パス)」、白金台の「LIKE(ライク)」と人気飲食店3軒を手がける原 太一さんのレシピ本『うまっ』が9月に発売決定! 原シェフ初の著書は、今年5周年を迎える「LIKE」にフォーカス。

中国料理を軸に多国籍な料理の発想や技法を取り入れた「LIKE」の人気メニュー34品のレシピを掲載するほか、各界で活躍する20名が寄稿。俳優や作家、料理人などさまざまなジャンルの著名人が描く「LIKE」や食にまつわる個性豊かなエッセイは読み応えたっぷり。読んで作って楽しめる、新感覚のレシピ&エッセイ集だ。

原シェフに“読みどころ”をASK!

人気レストラン「like」から、読んで作って楽しいレシピ本が登場!

-レシピには原シェフの各メニューにまつわるエピソードが併記されていますね。今回の書籍のテーマを教えてください。

「テーマは“料理+Something(何か)=「うまっ!」”。『LIKE』という店名は“〜のような”という意味ですが、中華のような家庭料理のような、さまざまな要素をミックスした何々風と言い切れないメニューを提供しています。また、音楽も『LIKE』に欠かせない要素で、ステージと機材を備えて定期的にライブイベントを行っているほか、You Tubeで音楽専門チャンネル『LIKE SOUND』も運営しています」

「5周年という節目に『LIKE』のレシピ本をつくろうと考えたときに、この店の特徴や魅力は付加価値(=Something)にあるのではないかと気づきました。例えば、多国籍かつ誰にもおなじみの料理でありつつ、アレンジを加えたどこにもない料理。セレクトショップ(ビオトープ)の上階という立地。ステージを備えたライブハウスのような内装。そう考えて、自分自身のエピソードだったり『LIKE』にゆかりのある皆さんが思うあれこれだったりと、いろんな“Something”とレシピを集めて一冊にすることにしました」(原シェフ/以下同)

人気レストラン「like」から、読んで作って楽しいレシピ本が登場!

-俳優の宮沢りえさんや建築家の田根 剛さん、フードエッセイストの平野紗季子さんなどエッセイを寄稿した皆さんのお仕事のジャンルも年齢層もさまざまですね。

「『LIKE』に限らず、広く“食”について綴ってほしいとお願いしたので、それぞれ自由に書いていただきました。飲食店のおもしろいところは、さまざまな人が訪れる場所だということ。特に『LIKE』は老若男女、本当に幅広い方がいらしてくださいます。20名のエッセイを通してそれが表現できてとてもうれしいですね」

「作家の角田光代さんに寄稿いただいたエッセイに“ごはんとともに鰻を頬張って、自分は今最高に幸せだと大げさにも思った”という一文があるのですが、私も気のおけない人との食事がもっとも幸せな瞬間ですので深く共感しました。食事自体が幸せな行為で、さらに気の合う人たちと一緒であれば『これ以上幸せなことはない』と感じることがよくあります。自分にとっての“Something”は家族や友人ですね。寄稿者にそれぞれの“Something”があって、エッセイを通して皆さんの個性や人間性が浮かび上がってくるように感じました」

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RIKU IKEYA

-特におすすめの掲載レシピを教えてください

「いちおしは麻婆豆腐です。各レシピはご家庭でつくりやすいよう材料を変えたり工程を減らしたりとアレンジしていますが、麻婆豆腐はかなり『LIKE』のレシピに近いです。家庭料理らしいしっかりとろみがついたタイプで、トマトをたくさん使用して油っぽさを抑えているのがポイント。通常トマトは麻婆豆腐には入れませんが、中国の家庭料理でよく使われる食材でもあります」

「トマトによってグルタミンと酸味がプラスされることにより、うま味が加わりながらも重たくなりすぎない仕上がりに。『LIKE』では中華料理をベースにしていますが、あまり油っぽくならないように、うま味や酸味をいかして味を組み立てることが多いです。それを代表する一品で、リピーターの多い看板メニューのひとつですね」

「蛤と青菜の炒めもの(写真右)も、オープン以来つくり続けている人気メニュー。チキンストックと貝の出汁、ダブルのうま味が食欲をそそります。蛤をイカやアサリなどほかの貝類などに変えてもおいしく仕上がります」

人気レストラン「like」から、読んで作って楽しいレシピ本が登場!
RIKU IKEYA

-この本をどんなふうに活用してもらいたいですか?

「キッチンに置いて、半熟卵をつくっている時や麺を茹でている時といった合間の時間に少しずつ読み進めていただきたいですね。本棚にきれいに並べていただくのもうれしいですが、すぐ手に取れるところに置いて醤油や油の染みのようなそれぞれの“思い出”がついた本を何年か後に見てみたいです」

「この本に掲載されているのは、麺類や点心など皆さんが食べたことや聞いたことのある料理がほとんどで、普段の食卓に取り入れやすいものが多いと思います。このレシピを参考に、皆さんにも“うまっ”という言葉を食べた人から聞いたり、ご自身で口にしていただきたいですね」※写真は掲載レシピよりゴーヤーとモロヘイヤの冷やし素麺、水餃子。

『うまっ』は9月初旬発売予定で、現在予約を受け付け中。9月末にリリースイベントを計画中とのことなので、「LIKE」や書籍にまつわる最新情報は公式インスタグラムでチェックを。「LIKE」の料理のコンセプトでもある、思わず“うまっ”と声が出る料理をぜひ自分のレパートリーに加えて。

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『うまっ』 原 太一監修 HeHe刊 ¥2,750(2025年9月初旬発売予定)

LIKE インスタグラム : @like_restaurant
HeHe ウェブサイト(書籍紹介ページ): http://hehepress.com/umma/

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