パステルカラーといえば春——そんな固定概念に新たな風を吹き込んでいるのが、いま最注目の色であるバターイエロー。2025年春夏コレクションのランウェイで脚光を浴びて以来、多くのブランドやショップが取り入れる、“今年の本命カラー”だ。
バターイエローは、いわばカメレオンのように周りに溶け込む色で、ニュートラルな存在。「シャネル」や「クロエ」に見られるような軽やかなシルエットに乗せれば、繊細で幻想的な印象に仕上がり、「ロエベ」や「トーテム」のようなミニマルなテーラリングやクリーンなラインで取り入れれば、ベージュやホワイトの代わりになる“ベースカラー”としてワードローブの主力になる。
「シックスティーン アーリントン」や「アライア」のようにカラーブロックのベースとして使うもよし、「ジャックムス」や「ジマーマン」のように全身バターイエローでまとめるのもよし。レモンのような鮮やかさと、ソルベのような爽やかさをあわせ持つこのカラーは、フレッシュなムードを取り入れたいときにぴったり。
そこで、エディターおすすめのバターイエローのコーディネート方法を5つピックアップ! 実は着回し力も抜群な“新定番”カラーを、ワードローブに取り入れてみては?
1. 洗練のワントーンスタイル
頭からつま先までトーンをそろえた全身バターイエローに挑戦。仕上げには、ゴールドジュエリーでひとさじのきらめきを添えて。バターイエローのまろやかなトーンと、ゴールドの温かみのある輝きが溶け合って、上品な抜け感を演出してくれるはず。甘さを中和したいときは、ブラックのバッグやシューズでピリッと引き締めても◎。
2. コントラストが引き出す、大人の色遊び
バターイエローに濃厚なマルローやダークチェリーを合わせて、メリハリのあるカラーコーデを楽しむのもおすすめ。とろけるバターに、深みのスパイスを添えて——そんなレシピで仕上げれば、配色バランスに品が宿る。絶妙なコントラストが効いて、オフィスシーンにも難なくマッチ。
3. ニュートラルトーンと共鳴する軽やかバランス
チャコール、ブラウン、グレーといった、ムードのあるニュートラルカラーを軽やかに見せたいときにこそ、バターイエローの出番! 例えば、バターイエローのバッグを一点投入するだけで、重めのカラーコンビネーションもふわりと明るくシフト。トップスで取り入れればダークトーンが引き締め役に、バターイエローが抜け感を添えるアクセントとなり、互いに相乗効果を発揮する。
4. 旬顔コーデは、柄&質感MIXで完成
バターイエローは、インパクトのある柄や質感で引き締めるのが、今っぽく着こなすコツ。例えば、バターイエローのトップスにドット柄スカート、バターイエローのバッグにアニマル柄ジャケットなど、エッジを効かせた組み合わせで鮮度がぐっとアップ。仕上げには、グローブやオーバルシェイプのサングラスなど、アクセントになる小物を添えれば、クールな印象に着地。
5. 配色バランスで導く、こなれスタイル
イエロー×ブルー×レッドのコンビネーションは、少し強すぎるというイメージもあるけれど、淡いバターイエローなら話は別! バターイエローを主役に、ブルーとレッドをさりげなく効かせれば、派手になりすぎず、ほどよく遊び心のある配色にまとまる。まずはブルーとの組み合わせからトライすれば、気負わずチャレンジできるはず。