パステルカラーといえば春——そんな固定概念に新たな風を吹き込んでいるのが、いま最注目の色であるバターイエロー。2025年春夏コレクションのランウェイで脚光を浴びて以来、多くのブランドやショップが取り入れる、“今年の本命カラー”だ。

バターイエローは、いわばカメレオンのように周りに溶け込む色で、ニュートラルな存在。「シャネル」や「クロエ」に見られるような軽やかなシルエットに乗せれば、繊細で幻想的な印象に仕上がり、「ロエベ」や「トーテム」のようなミニマルなテーラリングやクリーンなラインで取り入れれば、ベージュやホワイトの代わりになる“ベースカラー”としてワードローブの主力になる。

fashion model wearing a lightcolored ensemble on the runway
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「シャネル」2025年春夏 プレタポルテ コレクション。
fashion model showcasing a stylish ensemble in a modern setting
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「トーテム」2025春夏コレクション。

「シックスティーン アーリントン」や「アライア」のようにカラーブロックのベースとして使うもよし、「ジャックムス」や「ジマーマン」のように全身バターイエローでまとめるのもよし。レモンのような鮮やかさと、ソルベのような爽やかさをあわせ持つこのカラーは、フレッシュなムードを取り入れたいときにぴったり。

alaia
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「アライア」2025春夏コレクション。
jacquemus
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「ジャックムス」2025春夏コレクション。

そこで、エディターおすすめのバターイエローのコーディネート方法を5つピックアップ! 実は着回し力も抜群な“新定番”カラーを、ワードローブに取り入れてみては?


1. 洗練のワントーンスタイル

頭からつま先までトーンをそろえた全身バターイエローに挑戦。仕上げには、ゴールドジュエリーでひとさじのきらめきを添えて。バターイエローのまろやかなトーンと、ゴールドの温かみのある輝きが溶け合って、上品な抜け感を演出してくれるはず。甘さを中和したいときは、ブラックのバッグやシューズでピリッと引き締めても◎。

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street style paris fashion week haute couture fall/winter 2025/2026 day two
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street style day 2 milan fashion week womenswear fall/winter 2025/2026
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jacquemus: outside arrivals paris fashion week menswear spring/summer 2026
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2. コントラストが引き出す、大人の色遊び

バターイエローに濃厚なマルローやダークチェリーを合わせて、メリハリのあるカラーコーデを楽しむのもおすすめ。とろけるバターに、深みのスパイスを添えて——そんなレシピで仕上げれば、配色バランスに品が宿る。絶妙なコントラストが効いて、オフィスシーンにも難なくマッチ。

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3. ニュートラルトーンと共鳴する軽やかバランス

チャコール、ブラウン、グレーといった、ムードのあるニュートラルカラーを軽やかに見せたいときにこそ、バターイエローの出番! 例えば、バターイエローのバッグを一点投入するだけで、重めのカラーコンビネーションもふわりと明るくシフト。トップスで取り入れればダークトーンが引き締め役に、バターイエローが抜け感を添えるアクセントとなり、互いに相乗効果を発揮する。

street style new york city july 2025
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butter yellow
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4. 旬顔コーデは、柄&質感MIXで完成

バターイエローは、インパクトのある柄や質感で引き締めるのが、今っぽく着こなすコツ。例えば、バターイエローのトップスにドット柄スカート、バターイエローのバッグにアニマル柄ジャケットなど、エッジを効かせた組み合わせで鮮度がぐっとアップ。仕上げには、グローブやオーバルシェイプのサングラスなど、アクセントになる小物を添えれば、クールな印象に着地。

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5. 配色バランスで導く、こなれスタイル

イエロー×ブルー×レッドのコンビネーションは、少し強すぎるというイメージもあるけれど、淡いバターイエローなら話は別! バターイエローを主役に、ブルーとレッドをさりげなく効かせれば、派手になりすぎず、ほどよく遊び心のある配色にまとまる。まずはブルーとの組み合わせからトライすれば、気負わずチャレンジできるはず。

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From: ELLE US