バンコクの、伝統と革新が織りなす洗練された暮らし方【輝く女性のライフスタイル】

パリ、NY、ロンドン、上海、ヘルシンキ、バンコク……。世界10都市のさまざまな場で活躍する女性たちが実践するライフスタイルとは？　ファッションから働き方まで、多様な感性や価値観に触れ、日々を豊かにするヒントをお届け。【バンコク編】では、オーナーシェフ、チュダリー“タム”デバカムのライフスタイル哲学を深堀り。『エル・ジャポン』9月号より。

普段着は楽な上にかっこよさを演出できるオーバーサイズが好み。

伝統的なタイ料理をモダンに再構築したレストラン「バーン・テパ」のオーナーシェフ、タム。2024年にはタイ人女性初のミシュラン二つ星を獲得した。「食を通じた持続可能性が私のテーマ。サステナビリティに興味を持ってもらいながら、もっとゲストを感動させたいと思うようになりました」。

毎日身に着けている「カルティエ」のアクセサリーと時計。「父も母も昔から着けているしタイムレスなデザインが好き」

ミッドセンチュリーモダンにまとめた自室。

体力勝負の現場ゆえ、はりや毎日のエクササイズなど体調管理と肌のケアも欠かさない。「はりを始めて睡眠の質も上がり、朝も力がみなぎるように」。休日は友人や家族との時間を大切にする一方、農園に出かけたり、古いタイの料理本を読んだりして仕事へのインスピレーションを広げている。

レストラン「バーン・テパ」では日々クリエーティビティを発揮。

チュダリー“タム”デバカムのライフスタイル3箇条✓

☑ 風が通るオーバーサイズのシンプルで楽ちんなファッションを重視
☑ アクセサリーや時計はタイムレスな「カルティエ」がお気に入り
☑ 足もとは、タイの道も歩きやすいスニーカーやフラットな革靴

8:00 起床、ウエートトレーニング、または、はりを打ちに行く

10:00 出勤してミーティング、新メニューの考案など

14:30 ランチ。レストランのキッチンでささっと作る

16:00 ガーデンのチェック

18:00 レストラン営業

23:30 帰宅。シャワー、プロテインを飲む、フェイスマスクをする

25:30 就寝

photo：PATHOMPORN PHUEAKPHUD　text：CHINAMI HIRAHARA

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