ブランドコンサルティング会社「The Firstfruits Agency」を主宰するキム・ヨンジンさんは、海外ファッションブランドから、ライフスタイル、ビューティーまで、会社員として多彩なブランドを運営をしてきたのち、2023年に独立。現在は、その経験を生かして、立ち上げ間もないブランドから成長フェーズのブランドまで、さまざまなクライアントの悩みに寄り添い、その成長をサポートしている。
複数の韓国ブランドを率いて、ニューヨークでのポップアップを成功させるなど、韓国発ブランドを世界へ発信するキーパーソンでもある彼女が愛用するバッグと、その中身とは?
今回フォーカスするファッショニスタは?
キム・ヨンジン/「The Firstfruits Agency」創業者兼クリエイティブディレクター
韓国出身。大学時代をアメリカ・シカゴで過ごす。海外ファッションブランドでの戦略企画・VMDからキャリアをスタートし、韓国ビューティーブランドのブランドディレクターを経て独立。現在は「The Firstfruits Agency」を主宰し、国内外ブランドのコンサルティングを手がける。
愛用バッグは「フォーセン(FORSEN)」のウォッシャ
「韓国発のアスレジャーブランド『フォーセン』のバッグは、仕事からジムをスマートにつないでくれるんです。軽くて大容量ながらスタイリッシュなデザインなので、お仕事に使って、そのままジムにも直行できるとても優秀なアイテムです」
バッグの中身を解説!
「ヴァレクストラ」のカードウォレット
「パリ出張のときに自分へのご褒美として購入した、大切なラッキーアイテム。赤色がもつパワーとエネルギー感が好き。お気に入りブランドの一つ」
「プラダ」のクッションファンデーション
「友人からプレゼントでもらって使い始めたもの。肌にムラなくフィットして、ほどよく皮脂を抑えてくれるところが気に入っています」
「プラダ」のリップスティック“MONOCHROME”
「クッションファンデと一緒にプレゼントしてもらったもの。スムースな塗り心地で、セミマットに仕上がります。私は、唇の内側にトントンとのせるように使用しています」
「ケアード」の“ディフェンス ボリューム リップ シールド”
「ウェルネスブランドとして知られる『ケアード』のリップグロスは、プランパー効果がありながらもグロッシーすぎないので、カラーリップの上に重ねて使うのが好き。ほんのりメロンの香りがして、夏が待ち遠しくなるアイテムです」
「ユーリップ」の“ハイドレーティングリップスティック”
「妊婦さんから子どもまで使えるほど安心なヴィーガンブランド『ユーリップ』のリップ。ヌーディーなカラーが好みの私にとって、保湿力と発色のバランスがパーフェクト。ときどき外出先でチーク代わりに使うことも」
「ユーリップ」のデイセラム
「ホホバオイル配合で、保湿と鎮静が一度に叶うセラム。日中乾燥が気になったとき、メイク直しの前に軽くなじませると潤いが復活します」
「オーディナリー」のリップバーム
「無香料の薬用バームのようなテクスチャーで、しっかり保湿してくれるリップケアアイテム。乾燥が気になる今の季節には欠かせません。バッグに付けられるチェーンもかわいくてお気に入り」
「サマーフライデイズ」のリップグロス
「韓国未上陸のアメリカ・セフォラ限定アイテム。とろけるような重みと厚みのあるテクスチャーで、ぷるんとした唇に仕上がります。バニラの香りがとにかく甘くて、思わず食べたくなるほど」
「エルメス」の香水
「高校生のときに一目ぼれした香り。なかなか手に入らないレアなフレグランスで、再入荷にも数年かかるほど。この小さなサイズも、やっとの思いで手に入れた大切な一本。香水は、中性的でほんのりスパイシーな香りが好みで、メンズ向け製品から選ぶことも多いです」
「ソルトアンドストーン」のハンドクリーム
「カリフォルニア出張中に『エレウォン・マーケット』で出会ったヒノキの香りのハンドクリーム。重すぎないテクスチャーと、洗練されたパッケージデザインが魅力」
「ル・ラボ」のハンドクリーム
「このヒノキの香りが大好きで、すでに2本目。ハンドクリームは最後まで使いきれないことも多いのですが、『ル・ラボ』だけはお気に入りで例外。どこで買ったの?と聞かれることも多く、男性へのギフトにもおすすめです」
「ネッシュ」のエアリーテクスチャーヘアワックス
「後れ毛をまとめるのに愛用している韓国ブランド『ネッシュ』のヘアワックス。ベタつかず軽い質感なのにしっかりとまとまります。フルーティーな香りもお気に入りです」
「シュプリーム」のキャップ
「ニューヨーク出張中に手に入れたキャップ。帽子が大好きで、普段からカジュアルなスタイルが多いため、いつもバッグに入れているマストアイテム」
エクストラガム
「学生時代から変わらず大好きな爽快系ガム。試験前や緊張する時にはいつもかんでいた記憶があります。今でも、考えごとをするときや仕事中に口にしています」
1日のスケジュールは?
8:30 起床
「朝はアラームを2、3回繰り返して、ようやく目覚めます(笑)。起きたらまず、白湯を飲むのがルーティンです」
10:00 自宅で仕事
「メールの返信といったデスク作業は、家で行うことが多いです」
13:00 ランチ
「断続的断食を意識しているので、朝食はスキップして、昼食もできるだけ遅めに取るようにしています。卵とキャベツの組み合わせが好きなので、そこに香ばしいごま油をかけた、野菜もとれる卵かけご飯がお気に入りメニュー」
14:00 仕事
15:00 カフェ休憩
「コーヒーが大好きなので、以前は毎朝飲んでいたのですが、最近は健康のために少し我慢して、午後に楽しむように。冬はカプチーノ、夏はアイスラテや抹茶ラテを飲みます」
16:00 打ち合わせ
「午後は外での打ち合わせや撮影の予定が入っていることが多く、オフィスにずっといるよりも外を動き回っていることが多いです。行動範囲は主に漢南洞や狎鴎亭あたり」
18:30 退勤
19:00 ディナー
「料理は好きな方なので、できるだけ夜は自炊するようにしています。ランチがヘルシーじゃなかった日は、夜はナムルやカレー、魔女スープ(トマト缶をベースに野菜や調味料を入れて煮込んだ、韓国で定番のダイエットスープ)など、たんぱく質多めのメニューを心がけています。でもストレスがたまった日は、大好きなピザを頼んでしまいます(笑)」
20:30 運動
「天気がいい日は、漢江を走ったり、バスケやジムでウエートトレーニングをしていたりしましたが、最近はちょっとサボり気味。来週からまた運動再開する予定です! お酒はあまり飲まないので、運動が唯一のストレス解消法なんです」
22:00 リラックスタイム
「夜になると、やりたいことや考えごとがどんどん浮かんできちゃうタイプです。寝る前には聖書を読んだり、明日の予定や今日の出来事を整理したりしていますが、大好きなドラマを見始めてしまって、そのまま夜更かし……なんてこともよくあります(笑)」
24:00 就寝
韓国のお気に入りスポットは?
グクシチプ(Gugsijib)
「祖父が大好きだった、昔ながらの老舗の麺料理店。私自身も5歳の頃から家族と一緒に通っていて、今でも変わらず大好きなお店です。何よりスープが本当に絶品なんです!」
POEM
「10年以上の歴史がある、90年代風のレトロなデザートカフェ。ずっと自分だけの秘密の場所にしておきたかったけれど、今ではすっかり有名になってしまいました。昔ながらのパフェやワッフルを食べたいなら、迷わず『POEM』へ! 行くだけで気分が明るくなるカフェです。オーナーさんもとっても親切で癒やされます」
動画でチェック!
次回は……
「FF Collective」ディレクター、ペク・スンミ さん
「前職でコラボレーションをお願いするために連絡を取ったことがきっかけで知り合った、大好きなブランドの代表です。お仕事を通じて仲良くなり、今でも良い関係を続けています。昨年は一緒にニューヨークでポップアップを開催し、今後の海外進出についてもいろいろと話をしているところです。」