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アン王女に学ぶ、華麗なる着回しコーディネート

8月15日はアン王女の75歳のバースデー! 気さくでユーモアがあり、働き者のロイヤルとして知られる王女は、実は隠れたスタイルアイコン。

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イギリス王室 アン王女 着回し ファッション おしゃれ カラフル
Getty Images

キャサリン・ウォーカーのコートドレスや、フィリップ・トレイシーのファシネーターなど、英王室御用達ブランドのアイテムを繰り返し着用し、その着こなしをとおしてメッセージを発信してきたキャサリン皇太子妃やメーガン妃。英王室には、そんな2人が注目されるようになる前から、現実的で倹約家としても知られる「着回しの達人」、アン王女がいた。

君主の長女として「プリンセス・ロイヤル」の終身名誉称号を持つ王女は、20代だった1970年代のころから、時代を超えて長く愛用できる“インベストメント・ピース”を選んできた。

ここでは、ベーシックなアイテムはもちろん、鮮やかなカラーや大胆な柄も数多く取り入れてきたアン王女のお気に入りとみられる、いくつかのコートやドレスの着回しコーディネートをご紹介。

※文中のロイヤルの肩書は、いずれも写真撮影当時のものです。

From TOWN&COUNTRY

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ブルーのコートドレス

アン王女 ロイヤルファミリー 着回し コーディネート
Tim Graham/Getty Images; Goffredo di Crollalanza/FilmMagic

アン王女の定番のワードローブには、カラフルなアイテムが豊富に揃っている。1991年6月にはアスコット競馬場で、鮮やかなブルーのコートドレスを初めて披露した。

そして、2005年4月にウィンザーのギルドホールで行われた兄のチャールズ皇太子とカミラ夫人の結婚式でも、再びこのコートを披露。ハットからブローチ、手袋、シューズにいたるまで、前回とまったく同じスタイルで着こなした。

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白×ネイビーのチェックのコート

アン王女の着回しコーデ
Getty Images

ネイビーのラインでチェック柄が描かれたクリーム色のコートとネイビーのスカートの組み合わせは、毎年ウィンザー城で行われるイースター礼拝に出席するときの定番スタイル。

2003年には、ネイビーと白のハットを、2012年にはネイビーに黒のリボンがついたハットを合わせ、鮮やかなブルーのスカーフで首元にアクセントを加えた。

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クリーム×ネイビーのコート

アン王女 ロイヤルファミリー 着回し コーディネート
Getty Images(5)

クラシックなラインが特徴のコートは、1980年から2018年まで、何十年にもわたって繰り返し登場してきた王女のお気に入りの一着。

1980年のロイヤルアスコットで初披露した後、1985年6月のエプソム・ダービーでも着用。2015年のバッキンガム宮殿でのガーデンパーティでは、以前の2回とは異なるつばの広いハットを合わせた。

さらに2018年3月には、ウェストミンスター寺院で行われたコモンウェルスデーの礼拝に、このコートで出席している。

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フラワープリントのドレス

アン王女 ロイヤルファミリー 着回し コーディネート
Tim Graham/Getty Images; Stefan Rousseau/Getty Images

イエローの花柄とフリルが美しい膝丈のこのドレスは、1981年7月に行われた兄のチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式で初披露された。

王女が次にこのドレスを着用して人々の前に登場したのは、それから約27年後。2008年7月19日に行われた、いとこのレディ・ローズ・ウィンザーの結婚式。

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ラベンダーのコート

アン王女 ロイヤルファミリー 着回し コーディネート
Getty Images(6)

アン王女の装いが証明するのは、インベストメント・ピースが黒やネイビーなどのベーシックな色である必要はないということ。

王女はこのラベンダーカラーのコートを、1982年にイギリスを公式訪問したオランダのベアトリクス女王を出迎えたときから2004年にかけて、少なくとも6回披露している。

2004年のクリスマスには、ベルトを使わず少し雰囲気を変えて着用していた。


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オレンジのスカートスーツ

アン王女 ロイヤルファミリー 着回し コーディネート
Getty Images (5)

オレンジ色が入ったウェアやハットは、特にアン王女のお好みなのかも。

オレンジのトリミングとラインが特徴的なクリームカラーのスカートスーツには、これまでオレンジを効かせたいくつかのハットやファシネーターを合わせている。






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きらめくライトパープルのドレス

アン王女 ロイヤルファミリー 着回し コーディネート
Nils Jorgensen/Shutterstock; Tim Graham/Getty Images

必ずしも控えめな装いを好むわけではないアン王女。1989年12月にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われたイベントには、肩から胸元にかけてスパンコールの装飾が施された淡いパープルのプリントドレスで登場。

また、2005年1月にセーブ・ザ・チルドレン基金がロンドンのグロブナーハウス・ホテルで開催した慈善ディナーには、チョーカーをネックレスに替えて出席。

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グリーンのコート

アン王女 ロイヤルファミリー 着回し コーディネート
Getty Images(2); Shutterstock; Getty Images

特徴的な柄が目を引くグリーンのコートに、粋なデザインのハットと、ゆったりシルエットのブーツを合わせたこのスタイルは、アン王女がファッションでの冒険を恐れないロイヤルであることを示している。

2012年に行われた競馬の祭典、チェルトナム・フェスティバルで初めて披露したこのコートを、翌2013年にはハットをかぶらずに羽織り、陸軍の式典に出席した。

2016年のクリスマスと2020年のチェルトナム・フェスティバルでも、このコートを着用している。

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フラワープリントのジャケット&プリーツドレス

アン王女 ロイヤルファミリー 着回し コーディネート
Mark Cuthbert/Getty Images; Indigo/Getty Images

2011年7月、スコットランドのエディンバラにあるキャノンゲート教会で行われた娘のザラさんとラグビー選手だったマイク・ティンダル氏の結婚式に、花嫁の母として出席したアン王女。

結婚式では、フラワープリントがあしらわれたジャケットと赤のプリーツドレスに同系色のファシネーターを合わせた王女だが、翌年6月のロイヤルアスコットでは、それをハットに替えていた。

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イエロー×ネイビーのコート

アン王女 ロイヤルファミリー 着回し コーディネート
Getty Images; Shutterstock; Getty Images (2); The Royal Family

お気に入りのネイビーとクリームカラーの組み合わせに少しひねりを加え、ネイビーの襟元がポイントの淡いイエローのコートをワードローブに加えたアン王女。ネイビーのスカートを合わせたコーディネートを、少なくとも5回披露。

最初は2007年のイースター礼拝、その後は2009年のロイヤルアスコットに、同じ2色のストライプのハットを合わせた。

そして、このコートを再び披露したのはその10年後、ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で行われた、はとこのレディ・ガブリエラ・ウィンザーの結婚式。最近では2023年にも、2回着用している。

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フラワープリントのコート&パープルのドレス

アン王女 ロイヤルファミリー 着回し コーディネート
Getty Images(3)

2011年に行われたウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式の様子を何度もくまなく見たというロイヤルファンなら、アン王女のこのコートも覚えているだろう。

王女はこの目立ち度満点のコートとパープルのドレスの組み合わせをその後も2回、披露している。

2012年のロイヤルアスコットにはダークカラーの手袋とパンプスを合わせて、2015年には再びベージュのパンプスを合わせて、バッキンガム宮殿でのガーデンパーティに出席。

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グレーのスカートスーツ&グリーンのボウタイブラウス

アン王女 ロイヤルファミリー 着回し コーディネート
Getty Images; Shutterstock; Getty Images(2)

このグレーのスカートスーツとグリーンのボウタイブラウスの組み合わせは、30年近く前からのアン王女のお気に入り。

1991年2月、自身がパトロンを務めるセーブ・ザ・チルドレン基金が開催したイベントで、初めてこの装いを披露。

その後は1999年6月、2001年5月、2019年5月に、それぞれ長い期間を空けて、再登場させている。

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ミントグリーンのコート

アン王女 ロイヤルファミリー 着回し コーディネート
Karwai Tang/WireImage; Jane Barlow/Getty Images

数年、または数十年の間を空けて、同じ装いを再び披露することが多いアン王女ですが、このフレッシュなミントグリーンのコートは珍しく、間に2週間を置いただけで再登場させた。

2019年6月20日、ロイヤルアスコット3日目のレースをこのコート姿で観戦した王女は、翌7月3日に母のエリザベス女王がスコットランドのエディンバラにあるホリールードハウス宮殿で催したガーデンパーティに、同じスタイルで出席。

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グリーンのドレス

two women wearing similar green dresses and accessories
Getty Images

この刺しゅうが施されたグリーンのドレスも、アン王女が着回しの達人であることを証明するもの。

2017年にロイヤルアスコットの会場で初めて着用したこのドレスを、2023年にはハットやアクセサリーを変えて、再び登場させた。

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ライトブルーのドレス

アン王女 ロイヤルファミリー 着回し コーディネート
Getty Images (3)

アン王女の着回しへのこだわりには、感動を覚えるほど。1978年にイギリスを訪問したボツワナの大統領を出迎えたときに初披露したこのドレスを、再び着用したのは2022年のこと。

ブロンプトン墓地を訪れた際に久しぶりにまとったそのドレスを、王女はその翌年のロイヤルアスコットの会場でも、ハットやジャケットで変化をつけて披露している。



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イエローのチェックのコート

アン王女 ロイヤルファミリー 着回し コーディネート
Getty Images (4)

アン王女のワードローブにこのコートが加わったのは、おそらく1980年代。1987年のイースター礼拝、1988年のロイヤルアスコット、1990年のロシア訪問時、そして2023年の兄チャールズ国王の戴冠直後に着用する姿がキャッチされている。

最新の写真は、チャールズ国王の戴冠式後の後にスコットランドで行われた感謝礼拝の終了後、ホリールードハウス宮殿で行われたイベントに出席したときのもの。



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ピンクのサテンドレス

アン王女 ロイヤルファミリー 着回し コーディネート
Peter Brooker/Shutterstock; Tim Graham/Getty Images

1984年、ロンドンのグロブナーハウス・ホテルで開催された英国アカデミー賞授賞式に出席したアン王女。鮮やかなピンクと黒のチェックが大胆な印象のドレスは、ボリュームのあるパフスリーブも特徴的。

2000年ごろにロンドン自然史博物館で開催された、慈善団体セーブ・ザ・チルドレンのイベントに登場したときには。袖のデザインを変えて、80年風のイメージをモダンに一新。

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