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【カンヌ国際映画祭2025】最も輝いた、ELLE的ベストドレッサー15

小松菜奈からナタリー・ポートマン、エル・ファニングまで。トップセレブの華やかなドレスルックを総覧!

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レッドカーペットの“ネイキッドドレス”が禁止となった今年のカンヌ国際映画祭。透けすぎ、見せすぎはご法度——そんなドレスコードのもと、世界のトップスターたちはどんな装いで魅せている?

露出を抑えつつ、美しさと気品を宿したルックがレッドカーペットに続々と登場中。そんななか、ELLEが注目する15人のベストドレッサーをピックアップ!

>>【カンヌ国際映画祭2025】 豪華セレブのレッドカーペットドレスを速報!

ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)

"eddington" red carpet the 78th annual cannes film festival
Kristy Sparow//Getty Images

映画『エディントン(原題)』のプレミアでレッドカーペットに登場したナタリーは、シルバー×ブラックのストラップレスドレスで観客の視線を独占。「ディオール」によるこの一着は、1951年秋冬 オートクチュール コレクションで発表された“メキシコ”ルックに着想を得たもの。シルバーのスパンコールで花びら模様の刺しゅうを施し、アーカイブをモダンに蘇らせたドレスは、その完成までに700時間以上を要したそう。

ジュエリーは「ティファニー」の10カラットのダイヤネックレスとリングを合わせ、クラシックな気品を添えた。

小松菜奈(Nana Komatsu)

cannes, france may 18: nana komatsu attends the exit 8 red carpet at the 78th annual cannes film festival at palais des festivals on may 18, 2025 in cannes, france. (photo by andreas rentz/getty images)
©️ CHANEL

映画『8番出口』で初めてカンヌを訪れた小松さんが選んだのは、「シャネル」2025年春夏 オートクチュール コレクションのルック48。ブラックレース、シルクシフォン、サテンが織りなすシルエットに、繊細な刺しゅうと花柄レースを重ねた、卓越したクラフツマンシップが光る一着だ。袖とベルトには約56,300個、ラッフル部分には約5,800個のパーツが使用され、およそ580時間をかけて仕立てられたという。

ジュエリーはすべて「シャネル」のハイジュエリーで統一。18Kホワイトゴールド×ダイヤモンドの“ブラン ドゥ ディアマン”イヤリングをはじめ、“コメット コレクション”、“ココ クラッシュ”、“カメリア コレクション”のダイヤモンドジュエリーをレイヤードし、洗練された輝きで装いを完成させた。

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エル・ファニング(Elle Fanning)

"affeksjonsverdi" (sentimental value) red carpet the 78th annual cannes film festival
Karwai Tang//Getty Images

エルは、映画『センチメンタル・バリュー(原題)』のプレミアに「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」のカスタムドレスをまとって登場。深くカットされたスイートハートネックラインと、体のラインに沿ったシャープなシルエットがセンシュアルな魅力を際立たせつつ、ドレス全体に散りばめられた淡いピンクの花の刺しゅうが、彼女の可憐でスウィートな一面を引き出した。

ジュエリーは「カルティエ」のダイヤモンドリンクをレイヤードし、エフォートレスな煌めきをプラス。

マーガレット・クアリー(Margaret Qualley)

"honey don't!" red carpet the 78th annual cannes film festival
Dominique Charriau//Getty Images

映画『Honey Don't!(原題)』の主役を務めたマーガレットは、「シャネル」によるベビーピンクのドレスにバレエフラットを合わせ、愛らしさを漂わせたレッドカーペットルックを披露。クラウディア・シファーが「シャネル」1990年春夏 オートクチュール コレクションのショーで着用したルックにインスパイアされたこのドレスは、大胆なサイドスリットとオフショルダーネックが印象的。胸もとにあしらわれたリボンとカメリアが、「シャネル」のタイムレスな美学を象徴するディテールに。

ルックに可憐な輝きを添えるアクセントとなったのは、「シャネル」のフローラルモチーフのドロップイヤリング。

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ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)

closing ceremony red carpet the 78th annual cannes film festival
Lionel Hahn//Getty Images

「ルイ・ヴィトン」が手掛けたブラックのホルターネックドレスで、クラシカルかつモダンな美しさを体現したケイト。ほどよく控えめなトレーンがエフォートレスな気品を醸し出し、肩から流れるようにあしらわれたフリルシフォンのケープが、彼女の動きに合わせて軽やかに揺れ、しなやかで洗練されたシルエットを描き出した。

「ルイ・ヴィトン」のハイジュエリーコレクション“アウェイクンド ハンズ アウェイクンド マインズ”のジュエリーを合わせ、視線を引き寄せる仕上がりに。

ダコタ・ジョンソン(Dakota Johnson)

"highest 2 lowest" red carpet the 78th annual cannes film festival
Sylvain Lefevre//Getty Images

ダコタは、今季のトレンドカラーでもあるコットンキャンディのような淡いピンクが目を引く「グッチ」のドレスを着用。無数のビーズフリンジで構成されたダブルスカートが、シックかつグラマラスな雰囲気を漂わせた。

ジュエリーは、「ブシュロン」によるリーフモチーフの“ローリエ”イヤリングをチョイス。顔まわりを優しく彩り、ドレスの繊細なディテールと響き合う華やかさをプラス。

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ダイアン・クルーガー(Diane Kruger)

"dossier 137" (case 137) red carpet the 78th annual cannes film festival
Marc Piasecki//Getty Images

ブルーのスパンコールが煌めく「プラダ」のドレスをまとったダイアン。同カラーのフロアレングスのショールを合わせたルックは、オールドハリウッドのグラマラスなムードを醸し出しながらも、今季注目の“マーメイドコア”トレンドを感じさせる仕上がりに。

この日、ダイアンが選んだジュエリーは「フレッド」の“フォース10”フープピアス、リンク、ブレスレット。バックルとケーブルにダイヤモンドを融合させたデザインが、唯一無二の存在感を発揮。

デイジー・エドガー=ジョーンズ(Daisy Edgar-Jones)

"the phoenician scheme" premiere the 78th cannes film festival
Michael Buckner//Getty Images

モード界が注目しているイットガールのデイジーは、スタイリストのダニ・ミシェルとの再タッグで圧巻のレッドカーペットルックを披露。身にまとったのは、ドレス全体にチョコレートブラウンのスパンコールがあしらわれた「グッチ」のカスタムドレス。控えめなトレーンがエレガントな余韻を残し、洗練されたたたずまいを演出。

首もとに圧倒的な輝きをもたらしていたのは、「ブシュロン」の“エタニティ クエスチョンマーク ネックレス”。髪は自然なウェーブで、抜け感と品のバランスが絶妙な仕上がりに。

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エマ・ストーン(Emma Stone)

"eddington" red carpet the 78th annual cannes film festival
Stephane Cardinale - Corbis//Getty Images

「ルイ・ヴィトン」のカスタムドレスを着用し、視線を集めたエマ。ホワイトのシルククレープドレスは、アシンメトリーなステッチ入りのシルクサテンビブがアクセントに。足もとは同系色のヒールを合わせ、ミニマルながら優美なオールホワイトルックに仕上げた。

ジュエリーは、すべて「ルイ・ヴィトン」のハイジュエリーコレクション“アウェイクンド ハンズ アウェイクンド マインズ”。“セダクション”イヤリングと“フェノメナル”リングが、クリーンなルックに凛とした輝きをもたらし、スタイル全体を引き立てる存在感を放った。

ロージー・ハンティントン=ホワイトリー(Rosie Huntington-Whiteley)

"nouvelle vague" (new wave) red carpet the 78th annual cannes film festival
Gisela Schober//Getty Images

鮮烈なレッドのストラップレスドレスで登場し、会場の視線を一身に集めたロージー・ハンティントン=ホワイトリー。選んだのは、「バレンシアガ」の2021年冬 オートクチュール コレクションのルック。繊細なシフォンのドレープと、アシンメトリーに寄せたギャザーが流れるようなシルエットを際立たせる。

ジュエリーは「ティファニー」のネックレスとイヤリングをセレクト。鮮やかなドレスの存在感を引き締めるように、モダンな輝きを添えた。

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アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)

"eddington" red carpet the 78th annual cannes film festival
Daniele Venturelli//Getty Images

「ショパール・トロフィー 2025」のゴッドマザーとして登場したアンジェリーナ・ジョリーは、「ブルネロ クチネリ」の2025年秋冬コレクションのルックをチョイス。淡いトーンに繊細な刺しゅうが施されたドレスは、やわらかな光沢をまとい、落ち着いた気品をにじませた。

ジュエリーは、「ショパール」のハイジュエリー コレクションから。イエローダイヤとホワイトダイヤを配したネックレスとイヤリング、さらに6.51カラットのリングを合わせ、輝きに品格ある重みを加えた。

吉田羊(Yō Yoshida)、広瀬すず(Suzu Hirose)

"dossier 137" (case 137) red carpet the 78th annual cannes film festival
Stephane Cardinale - Corbis//Getty Images

映画『遠い山なみの光』のプレミアに出演者として参加した吉田羊さんと広瀬すずさんが、そろってカンヌのレッドカーペットに登場。

吉田さんは、「映画が世界に羽ばたくように」との思いを託した鶴柄のアンティーク着物を選び、足もとには「メゾン マルジェラ」のタビブーツを。チョーカーとグローブを効かせたスタイルが、唯一無二の個性を印象づけた。

一方、「ルイ・ヴィトン」のアンバサダーを務める広瀬さんは、ブラックベルベットのロングドレスで魅了。鮮やかなイエローシルクのドレープスリーブが造形的なアクセントを生み、ジュエリーにはメゾンのハイジュエリー コレクションからダイヤモンドのイヤリングとリングをセレクト。静かな気迫を感じさせるたたずまいで、観客の視線を引き寄せた。

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ジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)

"die my love" red carpet the 78th annual cannes film festival
JB Lacroix//Getty Images

風格を漂わせつつ、ジェニファー・ローレンスの今のムードにぴたりと寄り添ったのは「ディオール」のカスタムドレス。1949年の“プーランクドレス”のデザインから着想を得たシルクタフタの一着は、全体にやわらかなプリーツが施され、立体的なシルエットが静かなインパクトを放つ。

制作には250時間を要したという精緻(せいち)な仕立てが、クラシカルな魅力とモダンな洗練を共存させる。足もとには「アクアズーラ」のヒールを合わせ、クラシックへの敬意と今のムードが共鳴する、タイムレスな存在感を完成させた。

ベラ・ハディッド(Bella Hadid)

opening ceremony and "partir un jour" (leave one day) red carpet the 78th annual cannes film festival
Gisela Schober//Getty Images

新たにハニーブロンドのロングヘアで登場したベラ・ハディッドは、オープニングセレモニーで“ネイキッドドレス禁止”ルールに即したグラマラスを体現。「サンローラン」のブラックドレスは、太ももまで深く入ったスリットと背中のクロスストラップが印象的なシルエットを描く。

ジュエリーは、「ショパール」のグローバルアンバサダーらしく、エメラルドとダイヤモンドによるステートメントピースを選択。118.68カラットのグリーンが、唯一無二の存在感を引き出した。

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ジュリア・ガーナー(Julia Garner)

"eddington" red carpet the 78th annual cannes film festival
Ernesto Ruscio//Getty Images

ジュリア・ガーナーが選んだのは、「トム フォード」新体制の幕開けとなる、ハイダー・アッカーマンのデビューコレクション。淡いパープルに染められたドレスは、全体を流れるように覆うフリンジが光を反射しながら揺れ、1920年代のフラッパースピリットをモダンに呼び覚ます。

イヤリングも同コレクションから。深みのあるバーガンディのリップを効かせ、静と動を巧みに織り交ぜたスタイリングを仕上げた。

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