着回しの達人、アン王女のファッション・クロニクル。’70年～’90年代ファッションも網羅！

1950年8月15日生まれ。エリザベス女王とエディンバラ公フィリップ王配のひとり娘であり、チャールズ国王の2歳年下の妹にあたる。

2022年、もっとも公務を行った英国王室メンバーとしても報道されたアン王女。働き者で真面目な性格ながら、父、フィリップ王配譲りのユーモアのセンスと飾らないキャラクターで、国民からも絶大な人気を誇る。エリザベス女王の国葬やチャールズ国王の戴冠式で、その存在がクローズアップされるなど、近年、英国王室の中でますます存在感を輝かせている。

アン王女といえば、馬術の達人としても有名。そのレベルは、1976年、26歳のときにイギリス代表選手としてモントリオールオリンピックに出場したほど！　ちなみに、アン王女の最初の夫は、ミュンヘンオリンピックの馬術競技で金メダルを獲得したマーク・フィリップス大尉。娘のザラも2012年のロンドンオリンピックの馬術競技で銀メダルに輝いた。

2023年7月、スコットランドで行われたチャールズ国王とカミラ王妃の戴冠式に出席。イエローのチェック柄ジャケット×ネイビードレスのコーデは、以前にも披露したお気に入りの組み合わせ。

2023年5月、ウエストミンスター寺院で行われたチャールズ国王＆カミラ王妃での戴冠式での麗しい軍服姿は記憶に新しいところ。ロイヤル騎士団の連隊長としてマントを羽織って。

2019年5月、レディ・ガブリエラ・ウィンザーの結婚式に、鮮やかなピンクコーデが華やかな母、エリザベス女王と。こちらのバイカラーコートもご愛用の一着で、2007年のイースターでも着用していた姿を発見。

2011年7月、娘のザラ・フィリップスとマイク・ティンダルの結婚式には、小花柄ジャケット×赤ドレスで登場。こんなロマンティックすぎるコーデだって、チャーミングに着こなしてしまうのがアン王女。

2011年4月のウィリアム王子とキャサリン妃（当時）の結婚式では、パープルを基調とした華やかなフローラルスタイルで登場。このコーデはよほどお気に入りだったようで、ロイヤルアスコットやガーデンパーティでも披露。

2000年7月、オーストラリア、チルダースで起きた火災の生存者へ会いにいくアン王女。サンドカラーのシャツドレスにサーモンピンクのジャケットを合わせて、柔らかさときちんと感を醸していた。

1998年のロイヤルアスコットで着ていたのが、前出した2023年のスコットランドでの戴冠式で着ていたチェック柄ジャケット。この日は、ゆったりとしたラップドレスとパールネックレスで優雅な雰囲気に。ちなみに、隣にいるのは、カミラ王妃の元夫で王女の元恋人（！）のアンドリュー・ヘンリー・パーカー・ボウルズ。

1995年のロイヤルアスコットには、優雅なパフスリーブが目を引くプリントのセットアップで登場。純白のハット＆グローブで、ノーブルな魅力がぐんとアップ。

1992年7月、ある舞踏会に出席したときのドレスは、どこかエキゾチックな模様が浮かぶレモンイエローのドレスを着用。こう見ると、アン王女はイエロー率が高め！

1990年5月、モスクワを訪問をした際にも、やはりイエローをセレクト！　’90年代当時のアン王女はパフスリーブもとてもお好きだったよう。

1984年2月、ガンビア共和国を訪問。今でも即マネしたくなるような、小花柄ドレス×ハットのコーデがチャーミング！　ビッグフレームのサングラスもクールなアクセント。

こちらもガンビア訪問中のショット。アースカラーのスカートやシューズでサファリテイストに装いながらも、イエローのタンクシャツやグリーンのスカーフなど、カラーアイテムをプラスして華やかに。

1982年11月、オランダのベアトリクス王女を歓迎するためにウエストミンスター・ピアへ。ラベンダーカラーのコートはとてもお気に入りだったようで、複数回着用している姿が目撃されている。

1981年5月、娘のザラを出産した病院を退院するときのアン王女。’80年代らしいプリントワンピースと深緑カラーのコートを合わせたコーデは、産後と思えないほどエレガント。

1981年5月、まだザラがお腹にいたころ、当時の夫だったマーク・フィリップスと義妹の結婚式へ。純白のマントコートに、ドレスと同柄のスカーフを頭にコーディネート。レトロかつドラマティックなコーデが今見ても新鮮。

1977年12月、息子のピーターの洗礼式の日のショットでは、前出の純白コートの中に着ていたプリントワンピースとスカーフをまとい、脚を組んでベビーをあやす姿がなんともクール。同じくブルーでまとめたエリザベス女王との息もぴったり。