渡米前には改めてパリへ赴き、約1年かけて自分のクリエイティビティを最大限に表現するポートフォリオを作成した。「シャネル」や「エルメス」などトップメゾンとの仕事で経験を積んだほか、自分のスタイルを徹底的に追求した作品を写真に収めるため、フォトグラファーと協働して撮影するなど精力的に行動。2016年に満を持してニューヨークへ。一緒に仕事をしたいと思う会社へ連絡をとった。
「ほぼ何のコネクションもなかったのですが、この街の素晴らしいところは、来たばかりのフローリストへも門が開いていたこと。1カ月もしないうちにファッションウィークの『ザ・ロウ』のショーで植栽を担当することになりました」
<写真>「クリスチャンディオール」協賛のニューミュージアムのガラパーティ。ディオールの食器類に合わせて花をデザインした。