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軽井沢で行くべき、建築&アート・デザインのおしゃれスポット10

避暑地・軽井沢でおさえておきたい、衣・食・住が網羅できるおすすめのスポット。

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a collage of a building

暑い夏でも涼しく過ごせる気候で人気の軽井沢。建築やアートだけでなく、ショッピングやグルメもまとめて楽しめる複合施設も続々とオープンしている。そんな軽井沢に行ったらどう過ごす? 本記事では、注目&定番スポットをご紹介。番外編でお隣の御代田も紹介しているので、最後までお見逃しなく!

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軽井沢ニューアートミュージアム

軽井沢ニューアートミュージアム

軽井沢駅北口からつながる大通りに位置する「軽井沢ニューアートミュージアム」。日本の前衛作家の作品を積極的にコレクションしており、世界の第一線で活躍中の日本の現代アートの作家や日本で初めて大々的に紹介される海外のアーティストなど、ボーダレスかつ、斬新な切り口で展示を行っている。

ガラス張りをベースに、カラマツ林をイメージした白い柱で構成したさわやかな建築は、西森陸雄の設計によるもの。別荘地である旧軽井沢の風景に溶け込んでいる。

a person standing in a library

1階には無料で入場可能なギャラリーやミュージアムショップや書店、カフェ・レストランなどを併設。2階には約1000㎡の展示室を有し、企画展やコレクション展を開催している。











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a hammock with red and white balls from it

敷地内には、隈研吾によるチャペル《風通る白樺と苔の森〈チャペル〉》が。挙式会場として実際に使用することができ、年間数組の挙式が執り行われている。「建物が持つ内と外を分けるという宿命をどこまで越えられるかに挑戦した」というこの作品は、360度ガラス張りにすることで周囲の白樺と苔と一体化して、ここにしかない空間を作り上げられている。

チャペルの前にあるのは、 現代美術作家 ジャン=ミシェル オトニエルによる《こころの門》。2つのハートがお互いを支えるように立っているオブジェで、くぐることでふたりの結びつきの感情がより強くなるようにという願いが込められている。

軽井沢ニューアートミュージアム

長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1151-5
公式サイト

2

軽井沢千住博美術館

軽井沢千住博美術館
撮影:阿野太一

世界的に活躍する日本画家、千住博の作品を展示する「軽井沢千住博美術館」。その美しい作品と建築で注目を集め続けている。

設計を手掛けたのは、妹島和世氏とのユニットSANAAにて建築界のノーベル賞と称されるプリツカー賞を受賞した建築家・西沢立衛。150種類以上もの色とりどりのカラーリーフプランツに囲まれたこの建築は、ランドスケープのような一室空間と館内に設られた4カ所の吹き抜けが特徴的。

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軽井沢千住博美術館
撮影:阿野太一

館内の床は、土地の起伏をそのまま活かしており、ゆるやかに傾斜している。さらに曲線を描くガラスの壁で包まれた中庭からは自然光が差し込み、軽井沢の自然と千住作品が一体となるイメージで鑑賞することが出来る空間を演出する。









軽井沢千住博美術館
軽井沢千住博美術館

2024年12月25日(水)まで『チキュウ・ウチュウノキセキ』が開催中。千住博の初期作から最新作「浅間山」までの40数点を展示し、千住博が一貫して表現してきた「時間」のコンセプトを作品を通して紹介している。


軽井沢千住博美術館
長野県北佐久郡軽井沢町長倉815
公式サイト




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3

ムーゼの森

a house with trees around it

「軽井沢絵本の森美術館/ピクチャレスク・ガーデン」「エルツおもちゃ博物館・軽井沢」からなるミュージアムパーク。「探究 大人の知的好奇心」をコンセプトに、美しい緑に囲まれた敷地の中で、古き良き芸術の世界を満喫できるスポットだ。

<写真>軽井沢絵本の森美術館第1展示館


a room with tables and chairs

軽井沢絵本の森美術館の園内には、英国人ランドスケープデザイナー、ポール・スミザーが手掛けた「ピクチャレスク・ガーデン」が周囲の森をつなぐように広がる。

約9,000平方メートルの敷地には、欧米絵本のあゆみを知ることができる第1展示館、季節ごとに企画展を開催する第2展示館、ピーターラビットシリーズを常設展示する第3展示館といった3つの展示館と絵本図書館が点在している。

<写真>絵本図書館。木のあたたかみとノスタルジーを感じる小屋の中には洋書を中心とした1500冊を超える絵本が揃う。

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a building with a garden in front of it

軽井沢絵本の森美術館の道路の反対側に位置する「エルツおもちゃ博物館・軽井沢」では、ドイツ・エルツ地方で300年以上にわたり職人たちの手により継承されてきた木工おもちゃを展示。

博物館からスロープでつながる「木のおもちゃのお店」には、大小様々なくるみ割り人形、パイプ人形、クリスマスピラミッドなどを展示販売しており、実際に触れて遊びながらお土産の購入もできる。ほかにもミュージアムショップやカフェなどがあるので、ガーデンの散策とともに、絵本やおもちゃの世界を楽しむことも。

ムーゼの森
長野県北佐久郡軽井沢町長倉182
公式サイト

4

軽井沢タリアセン

a red house with a pond in front of it

軽井沢を代表とするスポットの1つ「軽井沢タリアセン」。塩沢湖を中心に、美術館や遊戯施設、レストラン、ショップなどが集結しており、子供から大人まで楽しめるリゾート施設だ。

周囲の緑に映える赤い建築は「ペイネ美術館」。旧帝国ホテル建設時に来日した建築家、アントニン・レーモンドが昭和8年に建てた「軽井沢・夏の家」と呼ばれるアトリエ兼別荘を移築したもの。「ペイネの恋人たち」シリーズで世界中で親しまれているフランスの画家レイモン・ペイネによる原画やリトグラフ、愛用の画材などを展示する。

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a table and chairs next to a body of water

湖畔に移築された「睡鳩荘(旧朝吹山荘)」は、昭和6年にW.M.ヴォーリズの設計により建てられた歴史的価値ある建造物。

帝国生命や三越の社長をつとめた朝吹常吉の別荘を経て、常吉の長女でありフランス文学者である朝吹登水子が夏場を過ごすための山荘としてこの建物を引き継いで使用していたもの。軽井沢別荘建築史の中でも最上質なものと評されている。現在は室内にも入ることができ、豪華な調度品と合わせて企画展の鑑賞も楽しめる。

堀辰雄山荘

園内には多くの歴史的建造物が移築されており、現在も美術館などに再生され、公開されている。さらに約200種のイングリッシュローズが咲き誇る庭園やテニスコート、バーベキューハウスなど、様々な過ごし方ができる施設が揃う。

<写真>堀辰雄や室生犀星など、軽井沢ゆかりの文学者の資料を展示する「軽井沢高原文庫」敷地内にある堀辰雄の旧軽井沢・釜の沢の山荘。1985年に移築保存された。

軽井沢タリアセン
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉塩沢217
公式サイト

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5

軽井沢高原教会

a building with trees around it

大正10年、北原白秋や島崎藤村ら多くの文化人・著名人が集い 開かれた 「芸術自由教育講習会」を 原点に誕生した「軽井沢高原教会」。多くの教会が点在する軽井沢の街のなかでも由緒ある歴史を持つ教会だ。

誕生から「人々が集う開かれた教会」として愛され、100周年を迎えた現在も、誰でも参加できる一年を通して様々な礼拝や特別行事を行っている。

軽井沢高原教会

結婚式場としても、多くの人々の門出を優しく見守ってきた「軽井沢高原教会」。歴史とともに趣深くなった木の温もりを感じる教会内には、三角形の大きな窓からやわらかな光が降り注ぐ。


軽井沢高原教会
長野県軽井沢町星野
公式サイト





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6

石の教会 内村鑑三記念堂

a stone bridge over a river

自然のなかに溶け込む、遺跡のような存在感をあらわす「石の教会 内村鑑三記念堂」は、明治・大正期のキリスト教指導者、内村鑑三の功績を讃え建てられた。

この独創的な建築は、現代を代表するオーガニック建築家 ケンドリック・ケロッグによるもの。この地を徹底的に歩き回り、この土地のインスピレーションを空間全体に落とし込んでいる。

a stone walkway with stone walls

オーガニック建築が提唱するのは「建物が自然の一部になること」。信州の山で採掘した石を積み上げたという石壁や、陽の軌道に合わせて東から西へ弧を描く天井、太陽の光を呼び込むガラスなど、隅々にまで自然のエレメントを取り入れている。

石の教会 内村鑑三記念堂
長野県軽井沢町星野
公式サイト




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7

軽井沢コモングラウンズ

a house with trees around it
Nacasa & Partners Inc.

2023年3月にオープンした「軽井沢コモングラウンズ」は、約1.2ヘクタールの森の中に複数の建物が点在する複合施設。「軽井沢書店 中軽井沢店」をはじめ、飲食店・物販販売店・コワーキングスペースやインターナショナルスクールを併設している。

元は青山学院女子短期大学の寄宿舎として使われていた場所で、建築や自然をなるべくそのままの形で残しつつ、軽井沢の新たなコミュニティハブを目指している。

a room with shelves of books
Nacasa & Partners Inc.

「軽井沢書店 中軽井沢店」には、建築・アート・デザイン・自然科学・食・児童書に絞り込んだ書籍が並んでいる。併設の「SHOZO COFFEE KARUIZAWA」では、那須で焙煎されたコーヒーとスコーンとともに読書を楽しむこともできる。

2階にはコワーキングスペースがあり、軽井沢の自然を眺めたり、鳥の声を聞きながら作業ができるオープンスペースが人気。個室や会議スペースもある。





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a room with tables and chairs
Nacasa & Partners Inc.

さらに、7時半からオープンしている朝食のお店や、創業100年の蕎麦店の味を引き継ぐ立ち食い蕎麦店、南仏や長野県のビオワインを取り扱うワイン専門店など、軽井沢の「食」を堪能できるショップも入居している。

軽井沢コモングラウンズ
長野県北佐久郡軽井沢町長倉鳥井原1690-1
公式サイト





8

ハルニレテラス

ハルニレテラス

「軽井沢の日常」をコンセプトにした複合施設。100本以上の春楡(ハルニレ)の木々の中、流れる清流沿いに連なる9棟の建物がウッドデッキでつながっている。






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