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食洗機のクリーニング方法について知りたい？ 最も使用頻度の高い家電のひとつである食洗機を清潔に保つことは、蓄積された油脂や汚れ、石鹸カス、食品のカスを取り除き、効率的に稼働させることにつながる。
「キッチンは家の中心です。キッチンをきれいに維持することは大変な作業のように思えるかもしれませんが、重要なことなのです。そして、食洗機などの電化製品を清潔に保つことは、意外と忘れがちなことなんです」と語るのは、掃除と洗濯に関連するプロダクトを販売しているドクター・ベックマンの広報担当者、スーザン・ファーモア。
意外と忘れがち、そして意外と知らない食洗機のクリーニング方法をご紹介！
UK版「ハウスビューティフル」より。
どのくらいの頻度で食洗機を掃除する必要があるかは、使用頻度によって異なる。毎日使用している場合は、月に一度、食洗機のフィルターと排水口を掃除するようにしよう。酢と重曹を使った簡単なすすぎ洗いを数週間に1回、念入りの掃除を半年に1回行うと、より効果的。
ここで食洗機の掃除を始める前に、あると便利なものをご紹介！
●抗菌スプレー
●食洗機用のクエン酸
●リンスエイド（食器などを乾燥しやすくし、グラスなどに水滴などの跡を付けないようにする食洗機用洗剤の補助商品）
●清潔な布を数枚
●ペーパータオル
●古い歯ブラシ
では簡単な手順で、食洗機の掃除をしてみよう！
ステップ1：食べ物の除去
食べ物は、食洗機のフィルターを詰まらせ、悪臭の原因となる。食洗機の排水口が食べ物のカスでいっぱいになると、食洗機が通常通りに機能せず、効率的に食器を洗うことができないのだ。
掃除をする前に、食洗機を開けて下のラックを引き出し、残った食べ物が落ちていないか確認し、あればペパータオルで取り除く。数日に一度、食べ物を取り除く習慣をつけるとよいだろう。
イギリスの電気小売業者カリーズの白物家電エキスパート、ヴィッキー・ベニオンは、「食洗機の掃除を怠らず、正しい方法で掃除ができているかを確認することは非常に重要です。ちょっとしたお手入れを心がけることで、最適な状態で毎日食器を洗浄することができ、製品の寿命も長くなります」
ステップ2： フィルターの清掃
食洗機用フィルターは、洗ったばかりの食器に小さな食べ物が付着するのを防ぐもの。一部のフィルターはセルフクリーニング機能を備えているものもあるけれど、ほとんどのフィルターは、柔らかいブラシと食器用洗剤を使って定期的に掃除しなければならない。食洗機の使用頻度にもよるけれど、フィルターは少なくとも1～3カ月に1回は掃除する必要がある。メーカーによっては、2～3週間に1回などの頻度を推奨しているところもあるので、各メーカーの取り扱い説明書を読むようにしよう。
「スメグ」のホームエコノミスト、クレア・エドワーズは「食洗機のフィルターを定期的に掃除することはとても大切なんです。このフィルターには食べ物のカスや残留物が集まり、掃除をしないと臭いが発生するだけでなく、食洗機の性能を低下させてしまいます」と、話している。
フィルターを掃除するには、食洗機から取り出し、ぬるま湯と食器用洗剤を入れたボウルに浸す。数分後、小さな歯ブラシで、食べ物のカスを取り除くためによくこする。その後、よくすすぎ、元に戻す。
ステップ3： スプレーアームの清掃
食洗機のスプレーアームは、お湯を直接食器に吹き付けるもの。なので定期的に掃除をしないと、目詰まりを起こして汚れてしまう。半年に一度は、スプレーアームが詰まっていないかチェックするのが理想的。
ロンドンや南東部、北西部のイングランドで、家庭やビジネスのために100以上のさまざまなサービスを提供しているファンタスティックサービス社の家電クリーニング専門家、ディーン・デイヴィスは、「スプレーアームを取り出して、石鹸水か酢を浸した柔らかい布で拭いてください。汚れがひどい場合は、15分ほど浸けておくといいでしょう。歯ブラシを使って、スプレーの穴をこすり、こびりついた食べかすを取り除きます。その後洗い流して元に戻します」と、説明する。
ステップ4：お湯ですすぐ
まだ食洗機内の臭いが気になる？ 食洗機対応のカップに酢を入れて、一番上のラックに置き、一番熱い温度の設定で回してみて。
ディーンは、再びフレッシュな匂いを取り戻すための方法を次のように説明している。「食洗機の中の匂いをきれいに取り除きたい場合は、排水口周辺の底面に重曹を振りかけて、一番熱い温度に設定し、短いコースを選んで回します」
また、油汚れや石灰質を除去するのに最適な専用のクリーニング剤を使って、食洗機内をすすぐこともできる。
ステップ5：食洗機の拭き掃除
食洗機の内側がきれいになったら、今度は酢と水を使って外側もきれいにしよう。扉のパッキンを中心に、必要に応じて歯ブラシでこすり、汚れが取れたら乾いた布で水分をきれいに拭き取る。
「ゴム製のパッキンの周りには汚れがたまりやすいので、湿らせた布とスプレーを使ってやさしく掃除してください」と、ヴィッキーはアドバイスする。
original text : LISA WALDEN
