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【大阪・関西万博2025】駆け込まなきゃ損!後半の見どころをピックアップ

10月13日まで開催中。夏だけ、秋だけの限定イベントや気になるコンサート、展覧会などを紹介。

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world expo 2025 opens in osaka
VCG//Getty Images

2025年4月13日~10月13日まで開催中の「大阪・関西万博」。さっそく行ってみた人、予想以上に面白かったという人も多いと思うが、盛夏から秋にかけて、まだまだイベントが目じろ押し! リピーターやこれから万博に行く人向けに、最旬トピックをお届け。

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万博も折り返し! 遂に“寝そべりミャクミャク”が凱旋

playful blue mascot statue with red accents promoting an upcoming expo
大阪市役所前ミャクミャクモニュメント Courtesy of EXPO2025

7月30日、大阪・関西万博会場の西ゲート近く「風の広場」に、ミャクミャクモニュメント(ねそべりポーズ)が移転、設置された。このミャクミャクモニュメントは、大阪市役所前に設置されていたもの。万博後半戦を盛り上げるため、会場内で3つ目の大型ミャクミャクモニュメントとして移設され、新たなフォトスポットに加わった。

「風の広場」近くには、EXPOアリーナ「Matsuri」、「ミャクミャクぬいぐるみくじ」、「EXPOサンセットビアテラス」などあわせて楽しみたいスポットも多数。

8月中は毎日が花火大会

celebratory fireworks bursting in the night sky
「ミニ花火」イメージ画像  Courtesy of EXPO2025

8月31日(日)までの夏休み期間中、大阪・関西万博会場において「ミニ花火大会」を開催している。当分の間19時57分頃から打ち上げを開始する予定で、大阪・関西万博オフィシャルテーマソング「この地球(ほし)の続きを」をBGMに、4号玉までの花火を約140発(約4分程度)楽しめる。

なお、8月23日(土)は「晴れ風ACTION特別共催 未来につなぐ希望の花火」として、日本の高度な花火技術を世界に発信する打ち上げイベントを予定しているという。

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夜のドローンショーも連日開催

a light display in the shape of a tree illuminating the night sky
One World, One Planet.courtesy of EXPO2025

毎晩20時57分頃から開催している「One World, One Planet.」は、光と音とテクノロジーの織りなすスペクタクルショー。会期最終日まで毎日、リアルとバーチャルを融合したイベントを連夜開催している。大屋根リング外(南側)上空でのドローンショーをはじめ、EXPO ホール「シャインハット」でのプロジェクションマッピングや、シンガポール館北側近くのLED Cubeモニュメント「One World, One Planet. Square」、大屋根リング上の照明演出など、会場内のさまざまな場所から眺められる。

8月7日~8月12日、各日45名限定のイベント「千一夜の森」

nighttime scene of a calm pond surrounded by trees and illuminated by subtle lights
「千一夜の森」 Courtesy of EXPO2025

夏の夜ならではの楽しみはほかにも。静けさの森を舞台に、シグネチャーパビリオン「Better Co-Being」と世界的な活動を展開する「SPAC-静岡県舞台芸術センター」とのコラボレーションによる、森の中を巡りながら複数の物語に耳を傾ける没入型パフォーマンスが楽しめる特別イベント「千一夜の森」が6日間限定で開催される。

「ひとつの物語だけでは、歴史が途絶える」という警句のもとに、異なる声に耳を澄ますことの価値を、身体と物語の力で参加者に届ける試み。静けさの森に無数の灯りを浮かべるパフォーマンスが、私たちの心のうちをどんなふうに照らしだしてくれるだろうか。日中とはがらりと変わる会場の雰囲気にも注目したい。

「千一夜の森」

期間:2025年8月7日(木)~8月12日(火)
時間:19時~19時半(集合:18時45分)
場所:静けさの森(集合場所は、整理券に記載)
上演形式:静けさの森の中を移動しながら観劇する回遊形式(座席無し)
参加方法:シグネチャーパビリオンBetter Co-Being 受付で整理券を配布
整理券配布:上演当日の12時から配布 ※先着順
定員:45名

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気になるアート展もチェック!

detour at milan design week 2024
Detour at Milan Design Week 2024

7月31日~8月23日、ノートブックが有名なモレスキンとモレスキン財団によるユニークな展覧会『Detour Osaka』がイタリア館で開催される。

世界的に著名なクリエイターたちから寄贈されたノートブックが一堂に会する巡回展で、モレスキンのノートブックがさまざまな解釈、捜索プロセスを経てそれぞれのクリエイターによって再構築され、唯一無二のアートピースに昇華している。

日本からは伊東豊雄、妹島和世ら、イタリアからはマッシミリアーノ・フクサス、フラヴィオ・アルバネーゼら、イタリアと日本のクリエイターを中心に、世界各国のアーティスト含め68名による作品が一堂に会する。さらに関西に縁のあるアーティスト、塩田千春、コシノジュンコ、VERDY、MuSuHi、松崎陸や万博に作品を出展している蜷川実花も参加している。

ちなみにこちらの世界巡回イベント、『Detour Tokyo』として9月10日~ 23日まで東京の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3でも開催される予定だ。その土地の文脈に合わせて厳選された作品を展示する点が見どころのひとつなので、大阪と東京では一部展示が異なる。

collaboration announcement for chaumet and world expo 2025
『Chaumet, an Ode to Living Nature- ショーメ、自然美への賛歌 -』

フランスの誇る名門ジュエラー、ショーメは9月1日から10月13日までフランス館にて、エキシビション『Chaumet, an Ode to Living Nature- ショーメ、自然美への賛歌 -』を開催。

来場者は、ショーメの歴史とメゾンにとって大切なテーマである“麦の穂”、“ミツバチ”、そして“ミツバチの巣(ハニカム)”をグラフィカルに解釈した「ビー ドゥ ショーメ」コレクションのエンブレムを発見する感覚的な旅へと誘われる。まばゆい煌めきで演出された展示空間において、自然主義の世界への没入体験を味わえる。

『Chaumet, an Ode to Living Nature- ショーメ、自然美への賛歌 -』
期間:2025年9月1日(月)~2025年10月13日(月・祝)
会場:大阪・関西万博2025 フランス館
時間:9時~-21時 ※9月1日は14時~21時、9月2日、3日は9時~15時

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artcurial
Artcurial

8月4日〜11日、フランス パビリオンではELLE 創立80周年を記念し、「アートとシスターフッド」をテーマにしたチャリティ展覧会を開催する。世界各国の女性アーティスト31名が、ELLEの価値観にインスピレーションを得たユニークなアート作品を制作。巡回展として大阪万博を皮切りにバンコク、ニューヨーク、パリで順次公開される。作品はすべてアーティストによる寄贈で、巡回最終日にパリでチャリティオークションを開催し、収益はすべて世界の女性支援に活用される予定だ。このプロジェクトの詳細レポートも別途掲載するので、お楽しみに!

celebratory logo marking the 80th anniversary of elle magazine

8月4日〜11日、フランス パビリオンではELLE 創立80周年を記念し、「アートとシスターフッド」をテーマにしたチャリティ展覧会を開催する。

世界各国の31名の女性アーティストが、ELLEの価値観にインスピレーションを得たユニークなアート作品を制作。巡回展として大阪万博を皮切りにバンコク、ニューヨーク、パリで順次公開される。作品はすべてアーティストによる寄贈で、巡回最終日にチャリティオークションを開催し、収益はすべて世界の女性支援に活用される予定だ。このプロジェクトの詳細レポートも別途掲載するので、お楽しみに!

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各国の音楽イベントも見逃せない!

 
ナショナルデー コンサート

万博では、パビリオンで民族音楽の紹介に力を入れているハンガリーや、オーストリア、ポーランドなどさまざまな国が音楽文化を紹介しているが、コモンズB館に出展中のジャマイカは8月6日のナショナルデーにちなみ、8月4日から7日までの4日間、多彩なイベントを開催する。

8月6日には「Peace, Love and Solidarity」(平和、愛、そして連帯)をテーマにした公式ナショナルデーの記念式典やライブコンサートが開かれるほか、前後の日にはポエトリーセッション、レゲエダンスワークショップ、DJパフォーマンスなど世代を超えた参加型イベントがラインナップ。

music circus.courtesy of expo2025
MUSIC CIRCUS.courtesy of EXPO2025

8月30日には、世界屈指のダンスミュージックフェス大国オランダから、DJ/プロデューサーのMESTOやMEROWらが来日し、日本の実力派アーティストたちとEXPOアリーナ Matsuriにて音楽フェスティバル「MUSIC CIRCUS Presents COMMON GROUND MUSIC FESTIVAL」を開催。「コモングラウンド」(共に分かち合い、新しい価値を生み出すこと)というオランダパビリオンのテーマ基づき、オランダと日本、そして開催地大阪との共鳴、文化の融合を目指す試みだ。万博のチケットがあれば無料で参加できる。

このほか、8月30日には落合陽一×日本フィルプロジェクト VOL.9 万博公演《null²する音楽会 supported by ローム ミュージック ファンデーション》、9月14日、9月15日にはコブクロや三浦大知、緑黄色社会らが出演する「OSAKA MUSIC LOVER EXPO ARENA 2025」、10月5日、6日にはJO1、INI、DXTEEN、ME:I、IS:SUEら人気アーティストが集結する「Lemino MUSIC FES」などスペシャルなイベントが予定されている。厳しい残暑を乗り切って、秋まで万博を満喫したい!

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and more..最後に万博絡みの映画ネタを紹介!

大阪アジアン映画祭
大阪アジアン映画祭

大阪・関西万博外のイベントとなるが、8月29日から9月7日まで、「第21回大阪アジアン映画祭」が万博にタイミングをあわせて初めて夏に開催される。オープニング上映は、ジュディ・オング主演の映画『万博追跡』(2Kレストア版)。

同作は1970年の大阪万博を背景に、ジュディ・オングが主演を務め、華麗なミュージカル、アクションを融合させたスペクタクル・エンタテインメント。 明るい未来感に溢れた45年前の万博会場で撮影された映像がエモーショナル。映画ファンとして、万博とあわせてチェックしたいイベントだ。

 
『大長編 タローマン 万博大爆発』

さらに万博絡みの映画といえば、『大長編 タローマン 万博大爆発』が8月22日より全国公開される。

「1970 年代に放送された特撮ヒーロー番組」という体裁のもと、岡本太郎のことばと作品をモチーフに制作されたNHKの『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』が長編映画化。

物語の舞台は 、「1970 年代頃に想像されていた未来像」としての 2025 年(昭和 100 年)。「時は万博開催に日本中が沸き立つ 1970 年。2025 年の未来から万博を消滅させるためにやってきた恐ろしい奇獣が襲いかかる!  CBG(地球防衛軍)は万博を守るため、タローマンと共に未来へと向かう!」――この唯一無二の世界観を、アート×特撮により徹底的に作りこんだ藤井亮監督の手腕が光る。

昭和のこどもたちが目を輝かせ、心を躍らせた未来を今の私たちは生きているだろうか。万博や関連作品を通して、2025年という時代の節目に向き合ってみたい。

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