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京都観光で新体験! 今行くべき、通おすすめのグルメ&カルチャー最新スポット8【2025年版】

新しいセンスに触れる、京都の旅へ。

By AI KIYABU
京都観光おすすめ人気スポット

日本ならではの美意識が息づき、いつだって訪れる人の感性をくすぐる京都で、今巡りたいローカルに話題の最新スポットを現地在住エディター・木薮 愛さんがナビゲート。新しい京都のカルチャーが育まれている複合施設や、カウンター割烹の新星、器&ギャラリーからブックストアまで! 京都の旅をおしゃれに彩る新体験を楽しんで。

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Com-ion(コミオン)【東山三条】

京都観光おすすめ人気グルメ

白川のほとりにできた複合施設で、新しい京都を感じる

しだれ柳の並木が続く京情緒あふれる白川沿いに、この春新たに誕生した「Com-ion」。オールデイダイニング「HiTOHi」、清水焼の工房「時の端」、コワーキングスペース「Soil work」、カフェ&ショップ「ほとり」が集まった複合施設だ。人気エリアである祇園と岡崎の間に位置し、景観の美しさにも恵まれたこの場所は、オープン前から人々の注目を集めていた。

京都観光おすすめ人気グルメ

発起人は、レストラン「LURRA°(ルーラ)」の共同創業者でもある宮下拓己さん。「LURRA°」は海外のセレブリティも多く訪れる高級レストランだが、「HiTOHi」は「子どもたちも含めて、いろんな人が集う場所にしたい」と、アラカルトで気軽に利用できるスタイルに。薪窯が設られた厨房には海外から来日したスタッフも立ち、のびのびとした空気感のなかで仕事が行われている。





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京都観光おすすめ人気グルメ

モーニングセット(¥2,800)は、自家製ベーコンやフォカッチャ、卵、チーズ、季節の野菜に、グラノーラまたはポタージュがセットになっている。ランチやディナーにはひよこ豆のパンケーキ(¥2,000)他、多国籍で独創的な料理が並ぶ。








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京都観光おすすめ人気グルメ

「時の端」は、由緒ある清水焼の窯元「清水六兵衛窯」の家系に生まれ、セラミックブランド「TOKINOHA」を営む清水大介さんの新しい拠点。「LURRA°」をはじめ、人気レストランに向けて数多くのオーダーメイド作品を制作したシリーズ「素—siro」の制作過程で生まれたサンプルやデッドストック、1点ものの実験的な作品などを展示販売するほか、工房も併設し、作品が生まれる様子を眺めながら、器選びを楽しむことができる。

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明治45年築の木造建築は「DAY inc.」のデザインで、鉄骨などの異素材を入れずに伝統的な工法で修繕された。元の建物の趣きや温もりを残しつつ、明るく、風通しのいい空間に。施設名は「人」と「動詞」を包み込む場所という意味を込めて、「Com(ともに)、 ion(〜をすること)」から名付けられた。食べる、飲む、見る、買う、働く。施設を回遊しながら、今まさにこの場所で育まれている京都のカルチャーを感じたい。

Com-ion(コミオン)
京都府京都市東山区堀池町382-1
Tel.050-3196-1433
営業時間・定休日/
HiTOHi 8:30〜10:30(10:00L.O.)、11:30〜15:00(14:30L.O.)、18:00〜21:00 月・火曜休
時の端 10:00~18:00 月・火曜休
※その他施設は公式サイトで要確認
公式サイト

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FÅ/ment(ファメント)【丹波口】

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ガレージ×花×発酵料理で、唯一無二のリトリート体験を

資材置き場として使われていた古い倉庫が、フラワーショップ&カフェに生まれ変わった。店主は看護師からフローリストに転身した田中きよかさん。「時間の巡り、血の巡り、人と人との巡り」を大切にしたいという想いのもと、物事の循環をテーマにつくられた空間は、こだわりにあふれている。

波板で囲われた錆色の扉を開けると、中央に大理石でできた大テーブルが設られた異空間に驚く。天井が高く開放的な建物の内部に、自然光が柔らかく、たっぷりと降り注ぐ。「床の間」をイメージした天然鞍馬石のフラワーディスプレイコーナーには、色鮮やかな生花が所狭しと並ぶ。

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お店ではもちろん花を買うことができるし、カフェ利用もできる。カフェメニューは「fament(発酵させる)」という店名の通り、発酵にフォーカス。ランチタイムの「発酵ごぜん」(¥2,200)は、自家製玉ねぎ糀のボロネーゼほか日替わりメニューを楽しめる。メインとは別途、サラダやスープ、ぬか漬けなどがついてボリュームも満点。カフェタイムは日替わりのタルト(¥1,520)をはじめ、スイーツやドリンクを提供。




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「癒し、休息、リトリート体験をしていただける空間を目指したい」と田中さん。あふれんばかりの花に囲まれて、身体に優しい発酵料理を味わうのは至福の時間。唯一無二の世界観に浸りながら、身も心もリフレッシュして。

FÅ/ment(ファメント)
京都府京都市下京区中堂寺前田9-10
Tel.非公開
営業時間/11:00〜17:00
不定休
公式サイト

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wavie(ワヴィ)【花園】

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隠れ家的空間で、和のエッセンスあふれるフレンチを

大阪の1つ星フレンチで腕を磨き、ホテルの料理長も務めた田村和儀さんが、デザイナーである奥様のみゆきさんと共にはじめたレストラン。妙心寺近く、市街地から外れた閑静な住宅地にたたずむ、明治44年築の長屋の一棟がその場所だ。カウンター8席のみの小さな店だが、奥にかわいらしい庭があり、抜け感も感じられる心地よい空間。

日本独自の感性「わびさび」とフランス語で生を表す「vie」を掛け合わせた店名。日本のいいものをいかしたいと、料理に使用する食材や店を彩る工芸品は国産にこだわる。清水焼の器や新潟燕三条のカトラリー、鷹峯の鍛冶屋による手打ちのナイフなど、クラフトの温もりと上質さを感じる小物選びに夫婦のセンスが光る。

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昼夜ともに完全予約制のコース料理を提供。ランチ(¥7,700)は7品程度、ディナー(¥16,500)は11〜12品程で構成される。「ベースとなる技術はフレンチですが、伝えたいのは日本ならではの感性。ジャンルに縛られない料理を提供したい」と田村シェフ。前菜のホタテには碾茶を纏わせて、花うどやタラの芽、うど、ふきのとうなど日本の春を感じさせる山菜類をたっぷりと合わせた。





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店のスペシャリテといえるのが、生産者と繋がりが深いという「七谷鴨」を使った料理。自然豊かな七谷川のほとりで自然の飼料のみで育てている京都亀岡のブランド鴨のむね肉を、今回は炭火焼きに。餌にはカシス粉末が与えられていることから、骨からとっただしにカシスを混ぜたソースを合わせて提供。もも肉はミンチにし、コンフィにした砂ずり、ハートとあわせてつくね状に。根セロリのピュレ、発酵させた金時人参のピュレを合わせて。



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さまざまな食材や要素を、手間ひまかけて丁寧に繋ぎ合わせた田村シェフの料理は、一皿の中でもソースや薬味の組み合わせによって味わいが変わり、食べ飽きない。夫婦の温もりを感じるもてなしを受けながら、気鋭シェフのセンスあふれるコース料理を堪能して。

wavie(ワヴィ)
京都府京都市右京区花園伊町27-3
Tel.非公開
営業時間/ランチ12:00〜15:00、ディナー18:00〜23:00(完全予約制)
定休日/不定休
公式サイト

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りょうりや ◯(えん)【二条城】

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若い料理人の感性を味わう、町家のカウンター割烹

「東山 吉寿」や「弧玖」など京都の人気店で研鑽を積んだ渡辺 巧さんが独立し、12席のカウンター割烹をオープン。場所は二条城からほど近く、京都三条会商店街を少し南下したところ。絞り染めの工房だった趣きあふれる町家に、退蔵院の副住職・松山大耕氏筆の円相が描かれた大きな暖簾がかかっている。中に入ると、お香の香りが出迎えてくれる。

京都観光おすすめ人気グルメ

夜のみの割烹店が多いなかで、昼食や週末限定の朝食があり、シーンに合わせた使い方ができるのが嬉しい。朝食(¥6,000)は土鍋のご飯をメインに据えたコース仕立て。湯葉餡をたっぷりとかけただし巻き卵や、炊き合わせ、焼き物など、ご飯に合うおかずの数々が味わえる。







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京都観光おすすめ人気グルメ

昼夜のコース料理は9〜10品ほどで構成される(昼¥10,000、夜¥18,000)。お椀は梨木神社の染井の井戸から汲み出した水で、調味料は極力使わず、鰹と昆布のお出汁そのものの味を味わってもらうスタイル。パリパリとした食感を味わえる甘鯛の松笠焼きには菊花の餡を合わせて。他にも季節ごとに趣向を凝らした美しい八寸など、和食店での経験を活かした品々が続く。





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