記事に移動

旅のプロが惚れた、海外のおすすめベストホテル&リゾート6【アジア・ハワイほか2025年最新】

アジアやハワイなど人気都市にあるホテルから、いつか行きたい憧れリゾートまで。

By
ベストホテル2024

世界を飛び回るトラベルライター6人が、2024年に訪れた海外のニュースな宿からそれぞれのベストを発表。新規開業やリニューアルはもちろん、2025年日本に初上陸予定で話題の宿まで、いま注目したいステイ先とは。いつか行きたい旅リストに加えたい!

国内編はこちら

1

コモ シャンバラ エステート(COMO Shambhala Estate)【バリ島・ウブド】

バリおすすめ人気ホテル

坪田三千代/トラベルライター

インドネシアのバリ島には、星の数ほどリゾートがあるが、心と体を解き放つバカンスにふさわしい選択をするなら、やっぱりここ。ウブドの渓谷いっぱいに広がる敷地では、豊かな自然に抱かれ、静かで、リラックスした時間を過ごすことができる。リゾートブームが過熱する前に開業したリゾートなので、ロケーションが最高なのだ。

バリおすすめ人気ホテル

ここは、世界に展開する「コモ ホテルズ アンド リゾーツ」のウェルネス分野の発祥地であり、今でも拠点。スパ施設の「オジャス(Ojas)」では、屋外ハイドロテラピープールで空を眺めながら運動するのも楽しいし、最新の高気圧酸素セラピーができる機器なども備えている。







ADの後に記事が続きます
バリおすすめ人気ホテル

敷地内に点在するヴィラは、インドネシア各地の伝統建築の要素を取り入れつつ、それぞれに異なる洒落たデザイン。内装は日本人インテリアデザイナーの池淵孝一郎氏によるもの。最近、改装された「ワナカサ(Wanakasa)」のヴィラは、大のお気に入り。周囲の森は、ブガワン(賢者)の森と呼ばれ、精霊が住んでいそうな気配がする。







バリおすすめ人気ホテル

2025年には開業20周年を迎え、これまでの素朴かつ洗練された雰囲気をそのままに、部屋やウェルネス施設の改修を進行中。クインテッセンスな魅力を保ちつつ、進化するリゾートは、もはやアジアンリゾートの神格ともいえる。滞在のおすすめは、2024年から始まったオーダーメイドのウェルネスプログラムを組み込んだ3泊4日からの宿泊プラン「ウェルネス パス」。

コモ シャンバラ エステート(COMO Shambhala Estate)
Banjar Begawan, Desa Melinggih Kelod, Payangan, Gianyar 80571, Bali, Indonesia
Tel.+62 361 978 888
宿泊料金/1泊1室750USD(税・サ込み)~
※1USD=¥154.02(2024年12月時点)
公式サイト

ADの後に記事が続きます
2

ラッフルズ シンガポール(Raffles Singapore)【シンガポール】

シンガポール観光おすすめ人気ホテル

長谷川あや/ライター

「まあ素敵なんでしょうね」とは思っていたけれど、やはりよかったです(笑)。客室、パブリックスペース、どこを切り取っても美しくて興奮! 2024年「世界のベストホテル50(The World's 50 Best Hotels)」で初のベスト10入りとなる第6位に選出された、言わずと知れた1887年創業の名門ホテル。

写真で何度も見たことがある、19世紀のコロニアル様式を今に残す白亜の建物に入っていくときは興奮を抑えきれず。ホテルを象徴する存在でもあるターバンを巻いたドアマンがうやうやしく出迎えてくれ、一気に非日常へ誘われます。英国の小説家サマセット・モームは、このホテルを「東洋の貴婦人」と称したらしいけど、まさにそれ!

シンガポール観光おすすめ人気ホテル















ADの後に記事が続きます
シンガポール観光おすすめ人気ホテル

2019年には大規模リニューアルを実施。リニューアル後も全室スイートは変わらずで、今回は中庭に面したパーム コート スイートに宿泊しました。白い。美しい(笑)。天井も高く、解放感も抜群。バスアメニティはロンドンのパフューマリー「オーモンド・ジェーン」によるオリジナルです。

客室前の共用通路には椅子とテーブルが置いてあり、ここでコーヒーを飲みながらメールチェックするのもよし。手入れの行き届いた中庭から吹き抜ける風が気持ちよく、本を読んだり、お茶をしたり、ゲストのみなさん、思い思いに過ごしていました。

シンガポール観光おすすめ人気ホテル

1935年に「ラッフルズ シンガポール」で発祥したカクテル「シンガポール スリング」を提供する「ロングバー」ももちろんいいけれど、私がより気に入ったのが、エントランスのすぐ側にある、「ライターズバー」は、サマセット・モーム、アーネスト・ヘミングウェイなど、「ラッフルズ ホテル」に滞在した多くの有名な作家へ敬意を表した空間で、とてもシック。バーで提供されるカクテルは、その多くが偉大な作家たちにインスピレーションを得て考案されたもの。なんだか私もいい原稿が書けそうな気に(笑)。



ADの後に記事が続きます
シンガポール観光おすすめ人気スポット

ハードも最高に素敵ですが、115室の客室、全室につくバトラーサービスをはじめとするホスピタリティも世界トップクラス。コロニアルなムードに抱かれながら、一流オブ一流のサービスをたっぷり享受したい。

シンガポールは街歩きも魅力的な場所だけれど、ここに泊まったら引きこもりたい。だから街歩きする日は(もっと安い)別のところに泊まることを推奨(笑)。2027年の東京進出が楽しみ!

ラッフルズ シンガポール(Raffles Singapore)
1 Beach Road, Singapore 189673
Tel.+65 6337 1886
宿泊料金/1泊1室1,600SGD(税・サ込み)~
※1SGD=¥113.82(2024年12月時点)
公式サイト

3

パティーナ モルディブ ファリアイランズ(Patina Maldives, Fari Islands)【モルディブ】

パティーナモルディブ

古関千恵子/ビーチライター

大阪城の真向かいに2025年開業予定の「パティーナ大阪」の、第1号がこちら。1島1リゾートが基本のモルディブにあって、「パティーナ」は“ファリアイランズ”という人工の島々を、「ザ・リッツ・カールトン」と「カペラ」(オープン予定)と共にシェアするスタイル。レストランなどいくつかのパブリック施設を共有する複合リゾートです。

ADの後に記事が続きます
パティーナモルディブ












パティーナモルディブ

「パティーナ」では、島のあちこちにアート作品が展示され、いわば「南の島×屋外美術館」といった感じ。なかには“光の芸術家”と称されるジェームズ・タレルの「スカイスペース・アマルタ」という作品(というか、建物!?)もあります。訪れたときはクローズ中だったのですが、ぽっかり開けられた天井から空のうつろいを観賞する作品だそうで、直島の「地中美術館」の「オープン・スカイ」を彷彿させます。

ADの後に記事が続きます
パティーナモルディブ












パティーナモルディブ

ほかにも最新のエンターテインメントがそろっていて、2人乗りの潜水艦(パイロット1名、乗客1名)や「レアル・マドリード」のユースのコーチが指導するトレーニングセッションもこの夏、開催されました。スパも緑に囲まれて、秘密の花園のような特別感のあるランドスケープデザイン。“水中指圧”といわれるワッツのプールや、カプセルの中で浮遊感を味わうフローティング・ポットなどもあります。アート、エンターテインメント、リラクゼーション、それぞれ最先端かつ遊び心のある体験が待っています。

パティーナ モルディブ ファリアイランズ(Patina Maldives, Fari Islands)
North Malé Atoll, 20026, The Republic of Maldives
Tel.+960 4000 555
宿泊料金/1泊1室2,700USD(税・サ込み)~
※1USD=¥154.02(2024年12月時点)
公式サイト

ADの後に記事が続きます
4

バンヤンツリー・ドバイ(Banyan Tree Dubai)【アラブ首長国連邦・ドバイ】

バンヤンツリードバイ

岩佐史絵/トラベルライター

砂漠のなかに浮かび上がる蜃気楼のような超近代都市国家。ドバイってそんなイメージではないでしょうか。2024年京都にオープンしたことで話題の「バンヤンツリー」が、実は2023年12月にドバイにもオープン。今年の10月にはスパを完成させ、より充実のリゾートステイが可能になりました!

こちらはブルーウォーターと呼ばれる人口島に位置し、周囲にはドバイで今流行りのビーチクラブが点在。目の前にペルシア湾を望む開放的なビュー、500mにわたって横たわるプライベートビーチなど、海を楽しむのにぴったりの環境が魅力です。

バンヤンツリードバイ












ADの後に記事が続きます
バンヤンツリードバイ

完成したスパには「バンヤンツリー」のシグネチャーである“レインフォレスト”があり、熱帯雨林のなかで雨を浴びるように、温かい・冷たいを交互に浴びることで血行を促進する効果があるそう。えっ、それだけ?  と一瞬思うものの、プライベートユースで、ミストサウナ、ドライサウナ、ホットチェアなども利用できるので、友人や恋人と一緒に自分のペースでくつろぐことができるのがなかなか楽しくて。旅先でのリラクゼーションとしては最高といってもいいかも。もちろん、タイ式のセラピーも受けられるので、組み合わせれば最強なのでは。

バンヤンツリードバイ

敷地内にはミシュランドバイにも掲載されているモダンチャイニーズレストラン「デーモン ダック(Demon Duck)」があり、ドバイ産のアヒルを用いた北京ダックが「北京で食べるよりおいしい」と評判だそう。都会的アクティビティに興じたあとはビーチリゾートでのんびりして、さらにグルメで舌鼓と、よくばりな旅を実現できる、それが「バンヤンツリー・ドバイ」でした。

バンヤンツリー・ドバイ(Banyan Tree Dubai)
P.O. Box 36555 Bluewaters Island, Dubai, United Arab Emirates
Tel.+971 4 556 6666
宿泊料金/1泊1室2,080AED(税・サ別)~
※1AED=¥41.88(2024年12月時点)
公式サイト

ADの後に記事が続きます
5

カーサ ビートニク(Casa Beatnik)【スペイン・ガリシア】

casa beatnik

大石智子/ライター

2024年、いちばん“面白い”と思ったホテルは「カーサ ビートニク(Casa Beatnik)」。ホテルというより、地方の多趣味な富豪の家に遊びにきた感じです。キリスト教巡礼のゴールであるガリシア州サンティアゴ・デ・コンポステーラからクルマで約20分。18世紀に作家が住んでいた屋敷が、2022年6月、ホテルに生まれ変わりました。

ピンクの外壁がひと際目を引き、中に入るとスペインのようでもっとエキゾチック。聞けばモロッコのインテリアを取り入れ、ライトの多くはイタリア・ムラーノから。それらがガリシアの伝統家屋とマッチし、唯一無二の空間に。さらにホテルはブドウ畑に囲まれ、冬に行った私は夏に再訪したいと思いました。ここにはブドウのトンネルまであるから。

casa beatnik













Page was generated in 5.9522919654846