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新名所が次々オープン。今行きたい、パリのニューアドレス7選【2024年最新】

悲劇の大火災から5年、ノートルダム大聖堂は12月に再オープン予定。

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a person sitting on a ledge
AYUMI SHINO

オリンピックを前にホットなニュースポットが次々と誕生しているパリ。新たなカルチャー発信地から老舗洋菓子店のリニューアル店舗、改築が進んでいる歴史的建造物まで新名所を7つフィーチャー。最新のパリをチェックして。『エル・ジャポン』8月号より

photo AYUMI SHINO, MANA KIKUTA, ©Sophie Schiano di Lombo coordination NORIKO ISHIZAKA

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【セーヴル・バビロン】サンローラン バビロン

saint laurent

希少な本や音楽をラインナップ。感性を刺激する書店兼カルチャースペース

左岸、サンジェルマンにある「サンローラン」の店舗からも程近い、7区のグルネル通りに今年2月にオープンした書店「サンローラン バビロン」。クリエイティブ・ディレクター、アンソニー・ヴァカレロによるライフスタイルライン 「サンローラン リヴ・ドロワ」の新たな取り組みとして誕生したアートやカルチャーの発信地だ。

saint laurent

世界中から集めた本や写真集、アート本、音楽などをそろえるほか、サンローラン リヴ・ドロワ エディションが手がけた書籍も販売。ギャラリースペースとしても、これまで写真展やセルジュ・ゲンズブールにささげた企画展を実施してきた。かつてイヴ・サンローランが自宅を構えたバビロン通り55番地もすぐそば。厳選されたカルチャーを通してサンローランの美意識を体感。







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saint laurent

希少なアート本や音源がそろう店内は、モダンでクールなムード。DJセッションや、作家による朗読、サイン会なども随時行われる予定だ。


Saint Laurent Babylone
9, rue de Grenelle 75007 Paris

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【シャンゼリゼ】ラデュレ シャンゼリゼ

saint laurent
AYUMI SHINO

アイコニックなサロン・ド・テが華やかにリニューアル!

1862年にパリで創業し、カラフルでキュートなマカロンを生み出したラデュレ。なかでもシャンゼリゼ通りの店舗は、多くの旅行者や地元民が訪れる、メゾンにとってアイコニックな場所だが、今年1月、大規模な改装の末、エレガンスに磨きをかけて再オープンした。

※バーは朝食からティータイムで10時から18時まで。予約も可能。

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saint laurent
AYUMI SHINO

たくさんの花に彩られたロマンチックな2フロアにわたる店内で特筆すべきは、2階のバースペース。寿司店をイメージしたというカウンターでは、オーダーからパティシエがライブでスイーツを作り提供してくれる。ラデュレが守り続ける“サヴォアフェール(職人技)”を間近で見ながら、極上のスイーツを時にワインとともに優雅に楽しめる。


※夢見心地の店内。






a group of different foods
AYUMI SHINO

人気のマカロンのケーキ、イスパハン10€、フィリングとサブレをチョコレートでコーティングしたウジェニー 6個入りで19.50€。




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AYUMI SHINO

1階にはテイクアウトのカウンターも新設され、スイーツやヴィエノワズリー、カフェを気軽に楽しむことも可能に。スイーツ作りのワークショップも開催。パリの“顔”を多彩に堪能しよう。


Ladurée Paris Champs Elysées
75, avenue des Champs-Élysées, 75008 Paris

公式サイトはこちら

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【19区】ラ パルセル(ル・ディズヌフエム)

la parcelle le19m
©Sophie Schiano di Lombo

“モードの殿堂”に新たにカルチャー・ガーデンがオープン

2022年に「シャネル」が19区とオーヴェルヴィリエの間にオープンした、オートクチュールを支える職人たちのアトリエなどが入ったギャラリー併設の「le19M」。この6月、隣接するスペースに新たに庭園や菜園、ワークショップ、レストランなど、グリーンをテーマにしたカルチャー・ガーデン「ラ・パルセル」をオープン。

※イタリア人のリュディ・リチオッティが手がけた「le19M」の建築を見ながらガーデンでカフェ。

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©Sophie Schiano di Lombo

庭園や菜園は誰もが無料で見学可能なほか、19区の現代アート発信地「104(ソンキャトル)」のアーティストや「le19M」の職人とコラボしたワークショップ、ガーデニングやフラワーアレンジメントのレッスンなどを企画。旅行者も予約すれば気軽に参加できるプログラムだ。


※フラワーワークショップでセンスを磨きたい。






saint laurent
©Sophie Schiano di Lombo

地元の食材を使ったレストランもオープン予定で、「le19M」でアーティザナルなモードの世界に触れた後、グリーンに癒やされる、パリの新たなスポットとなりそうだ。

※誰もがくつろげる空間。雨水を利用した給水システムのインスタレーションなども展示。


La Parcelle / le19M
2, place Skanderbeg, 75019 Paris

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【サンジェルマン・デプレ】クラヴァン

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MANA KIKUTA

左岸のニューランドマーク! カルチャーと融合したカクテルバー

歴史を学び、現代アートギャラリーで働いた後、ビストロノミーの道に進んだフランク・オードゥが、カクテルを通して文化を発信する5フロアからなるスペースを昨夏オープン。芸術家が集まったアンテレクチュアルな歴史が息づく界隈、17世紀の建物を改装したコンテンポラリーな空間は、瞬く間にファッションピープルを魅了。

※店内はモダンな空間。1号店が16区にある。

a glass of champagne on a table
MANA KIKUTA

「ファッションぽさを売りにしたのではなく、カクテルを通して人が出会い、世界が広がる普遍的な場所にしたかった」と言うフランクの情熱どおり、趣の異なる3つのバー、書店、シネマサロン(貸し切り予約)で構成された、カクテルと本や映画などカルチャーが交差する唯一無二のスポットに。左岸に新たなランドマークが誕生した。

※シャンパンがベースのロイヤル・バジリック22€。


Cravan
165, boulevard Saint Germain, 75006 Paris

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【北マレ】ヴェジャ・ジェネラル・ストア

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スニーカーをよみがえらせるリペアに特化した専門店

今年2月、サステナブルなスニーカーブランドの「ヴェジャ」が、リペアを専門としたストアをオープン。「ヴェジャ」は、履き古したスニーカーがただ廃棄されている現状をふまえ、古くなったスニーカーをクリーニングや修理をして長く履けるようにしたり、履かないスニーカーを回収してリサイクル素材に活用したりする「VEJA Clean, Repair and Collectプロジェクト」を2020年にスタート。

※クリーニングは1日程度、修理は1週間程度~。

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AYUMI SHINO

環境とスニーカーファーストのプロジェクトの本拠地ともいうべき修繕に特化した専門店が、このジェネラル・ストアだ。靴修繕の職人が常駐し、他ブランドスニーカーの修理も受け付けるほか、洋服のリペアも行っている。トレンド発信地として名高い北マレに、サステナビリティを優先した店舗を開いたのは、「ヴェジャ」らしくもあり、環境先進国のフランスらしい場所でもある。

※最初のモデル「Volley」のみ販売も行う。


Veja General Store
11, rue de Marseille, 75010 Paris

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【シテ島】ノートルダム大聖堂

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悲劇の火災を乗り越えて12月に再オープン予定

2019年4月に大規模な火災に見舞われ、再建工事が進むノートルダム大聖堂。中世に建てられた、パリを象徴する歴史的モニュメントとして世界遺産にも登録されているが、火災では尖塔や屋根が大きな被害を受け、十字架も焼け落ちた。世界中に衝撃のニュースが駆け巡った悲劇から5年、すでに新たな尖塔に十字架も設置されている。

※ 白さに磨きがかかった“貴婦人”。

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AYUMI SHINO

白い色合いから“白い貴婦人”と呼ばれているノートルダム大聖堂の再オープンは今年12月8日を予定。パリ・オリンピックでのお披露目とはいかないまでも、街中が舞台の五輪では最新の“貴婦人”の姿を画面を通して見られるだろう。

※世界的観光名所として急ピッチで工事が進んだ。


Cathédrale Notre-Dame de Paris
6, parvis Notre-Dame - place. Jean-Paul II, 75004 Paris

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【シャンゼリゼ】グラン・パレ

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AYUMI SHINO

パリ万博以来の改修工事中。オリンピックでお目見え!

フランス語で“大きな宮殿”という意味を持つグラン・パレは、1900年のパリ万博のメイン会場として造られた。幅240m、中央のガラスドームは高さ43mの、鉄とガラスを多用した壮麗な建造物。以来120年余にわたり、展覧会やスポーツ、ファッションなどのイベント会場として使用されてきたが、老朽化のため2021年より大規模改修工事に。

※イオニア式列柱の重厚な外観。

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AYUMI SHINO

パリ・オリンピックではフェンシングとテコンドーの会場として一部開館して使用され、最終的な完成は2025年の春を予定している。万博のために造られた宮殿が、今度は世界の祭典でよみがえる。フランスが誇るエレガントな建築に注目だ。

※アール・ヌーヴォー様式のガラスドームが特徴。


Grand Palais
3, avenue du Général Eisenhower, 75008 Paris

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