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韓ドラのプロが厳選! イケメン俳優で選ぶ2025年上半期BEST5

パク・ボゴム、ジニョンから注目のアップカミングイケメンまで。上半期ベスト5作品をイケメン軸で韓国ドラマのプロ、渥美志保さんが斬る!

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2025年がもう半年も過ぎようとしてるのビックリなんですけど、実はこの6月はイケメンの新作がザックザク!ということで、今回は「イケメンを愛でる」目的で選んだ上半期の「イケメンドラマベスト5」。もちろんドラマ自体も面白い作品を選んでいますので、イケメン目当ての人は「なんと面白いドラマ!」と思っていただけると思いますし、ドラマ好きな人は「ていうかこの人イケメン!」とご満足いただけるんじゃないかと思います!泣いて笑って下半期に向けての元気を、韓国ドラマでチャージしてくださいませ!

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1

『グッドボーイ』パク・ボゴム

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Courtesy via JTBC

パク・ボゴムの久々のドラマは、国家代表(オリンピック代表のこと)特別枠で採用された警察官チームの活躍を描く痛快な刑事モノ。ボゴム演じる刑事はボクシングの金メダリストなんだけども、あまりに一直線で直情型ゆえにトラブル続きで、地方の警察署に飛ばされているちょっとアホな子。彼を任されたのが、これまたレスリングの元国家代表で実績イマイチのチーム長ホ・ソンテ(『イカゲーム』)。彼らはある暴力団のボスを捕まえる作戦に参加することに。ところがこのボスは思いのほか大きい密輸事件に関わっていることがわかってきます。

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『グッドボーイ』OFFICIALティザー予告|プライムビデオ
『グッドボーイ』OFFICIALティザー予告|プライムビデオ thumnail
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この疑惑を掘り当てたのが、様々な部署で「やっかいもの」扱いされていた国家代表のメダリストたちーー警察広報の顔としてアイドル扱いされてきた射撃のキム・ソヒョン(『恋するアプリ Love Alarm』)、同僚の汚職を見逃せず告発したフェンシングのイ・サンイ(『ブラッドハウンド』)、交通課で持ち腐れて昇進試験の勉強のみに勤しんでいた円盤投げのテ・ウォンソク(『ホームタウン』)。彼らは特別捜査班が結成。忘れ去られていた英雄たちの、自分たちのプライドを賭けた捜査が始まります!




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individual wearing a gray zipup hoodie in an indoor setting
Courtesy via JTBC

さて久々のボゴムはアスリート役で、体の大きさがひとまわりふたまわり大きいんじゃないかってくらい鍛え上げてます!共演(そして恋のライバル)が『ブラッドハウンド』のイ・サンイなんで、そら負けられまへんがな!って感じで、走る!飛ぶ!殴る!殴られる!の肉弾アクションしまくり。初回のラストでは、ご丁寧に「JUSTICE(正義)」のマウスピースまで用意してるのは笑っちゃいましたけど、蛍光塗料とかうまく使ってド派手な立ち回りをしております。にもかかわらず、中身は子犬って感じなのがさすがのボゴム!アスリート時代から大好きだったソヒョンに、まったく相手にされないのにつぶらなひとみで「好きだ、好きだ」とスキップしながらじゃれついたりなんかして、デビュー当時に出演した『ワンダフル・ラブ~愛の改造計画』の末っ子時代を彷彿させる感じ!

promotional image for a drama featuring six individuals posing together in a sports venue
Courtesy via JTBC

そんな明るいのに、ドーピングの濡れ衣着せられたり、かつての監督との確執があったり、両親がいなかったり、唯一の家族同然の存在、ソ・ジョンヨン(『卒業』)イ・ジョンハ(『ムービング』)母息子が、彼の捜査ををきっかけにめっちゃ不幸なことになったりなんかしちゃって、可哀想が満載。そしてその悪の根源が、彼が追っている最強の悪役オ・ジョンセ(『サイコだけど大丈夫』)に繋がっております!ぜひみなさんも、かっこいい&かわいいの久々のボゴムに悶絶してください!

※Amazon Prime Videoにて配信中。

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2

『未知のソウル』パク・ジニョン

teaser for a romantic drama featuring four characters in emotional moments
Courtesy via tvn

一人二役のパク・ボヨン(『恋するムービー』)とパク・ジニョン(『ユミの細胞2』)が共演のラブストーリーは、ラブストーリーと言ったら申し訳ないほど、いろーんな切り口があるすごくいい作品。主人公は双子のボヨン1(ミジ=未知)とボヨン2(ミレ=未来)で、ジニョンはそのお向かいに住む幼馴染みなんですが、故郷の田舎町に残っているのはボヨン1のみ。勉強より体を動かすのが得意で明るい愛されキャラのボヨン1は、入院中の祖母の介護を手伝いながら、農繁期の手伝いとか学校の用務員とかパートタイムジョブで暮らしています。

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未知のソウル | オフィシャルクリップ映像 | Netflix
未知のソウル | オフィシャルクリップ映像 | Netflix thumnail
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家族の生活を支えているのは、ソウルで暮らすエリート会社員のボヨン2。母親チャン・ヨンナム(『恋のゴールドメダル』)にとって、ボヨン1は頭痛の種、ボヨン2は自慢の種。ところがボヨン2は、会社でとんでもない騒動に巻き込まれ、ハラスメント的に窓際に追いやられてるんですね。同じくソウルでエリート弁護士として働くジニョンから「様子がヘンだった」と聞いて姉妹を尋ねたボヨン1は、ギリギリまで追い詰められながら家族のために会社をやめられないボヨン2を案じ、入れ替わりを提案。そんなわけで「未知(ボヨン1の名前)のソウル」が始まるわけです。



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individual seated at a table with drinks and paperwork
Courtesy via tvn

さてドラマは現代の「入れ替わった2人のボヨン」と「高校時代のボヨン」を同時並行に描いていくわけですが、ここに深く関わってくるのがジニョンです。ジニョンは幼い頃の事故で片耳の聴覚がなく、さらにその時に負った大怪我で運動とかにすごい制限があるんですね。でもそんな彼の心の支えになってきたのがボヨン1で、彼は彼女のことがずーっと好きなんですね。なんだけども、常に「足手まといになりたくない」という思考回路が働いちゃうジニョンは、あらゆる気持ちを口に出せず、あらゆる行動にブレーキがかかりがち。

a couple enjoying an intimate moment outdoors at night
Courtesy via tvn

そんな中で、ボヨン2のふりしてソウルに来ているボヨン1を、「ボヨン1じゃないのかな…」と思いながら、でも「わかってるけど相手が隠したいなら詮索はせず見守る」というあなた日本人ですか?という思考回路で、そっと見守り続けます。これがジニョンのなんやらスイート&ソフトなみてくれと相まって、それだけですっげー萌えるわけですが、後半になるにつれてこの人が信じられないくらい不遇だってことがわかってくるんですね!皆さんはご存じないかもしれませんが「優しくて可愛くて引っ込み思案でものすごい不幸」ってキャラクターは、「可哀想萌え」を自称する私の大好物なんですよ!

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two individuals seated in urban setting with buildings in the background
Courtesy via tvn

いや、可哀想なのはジニョンだけじゃなく、ボヨン1とおばあちゃんの話とか、ボヨン2とお父さんの話とか、ジニョン母キム・ソニョン(『トラウマコード』)の話とか、もうみんな口に出せない可哀想のてんこ盛りで、現時点での8話とか、もう涙が乾く間もないほどに号泣なんです!!あ、でもでも、8話は二人の恋の幸せをすごーく繊細に描いた回でもあるのでもうぜひぜひ楽しんでいただきたいです!っていうか、ジニョンとパク・ボヨンの2ショットはそれだけでもう可愛すぎて幸せな気持ちになれること間違いなし!!

※Netflixにて配信中

3

『いつかは賢いレジデント生活』カン・ユソク

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Netflix

私史上最も愛するドラマ『賢い医師生活』のスピンオフ作品は、ソウルは鐘路のユルジェ病院分院の産婦人科を舞台に、レジデント1年目の同期4人組のとっちらかった毎日を描く涙と笑いのドラマ。医師国家試験に合格しながら仕事になじめずドロップアウトしたコ・ユンジョン(『還魂』)は、父親が詐欺で破産した煽りで多額の借金を背負うハメに。姉の義弟チョン・ジュンウォン(『町の弁護士チョ・ドゥルホ』)のコネで、ユルジェ病院の産婦人科に出戻りレジデントとして再就職。共感性欠如のガリ勉ハン・イェジ(『@アカウントを削除しました』)、元アイドルの寂しがり男子カン・ユソク(『お疲れ様』)、器用なおしゃれ番長シン・シア(映画『THE WITCH 魔女―増殖―』)の同期3人とともに、くじけて落ち込んでいじめられて叱られて泣いて立ち上がって感動して奮起して……を繰り返すレジデント生活が始まります。

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promotional poster for a television series featuring a person wearing a blue scrubs top
coutesy via tvn

『賢い医師生活』がほんとに大好きだった私は、実は5話くらいまでこの作品にいまひとつ乗りきれてなかったんですが、その間、私の視聴を支えてくれたのが、元アイドル「ハイボーイズ」出身のレジデント、カン・ユソクです!

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Courtesy via tvn

『おつかれさま』で海岸の岩場で恋人のイ・スギョン(『ロースクール』)と号泣しながら別れ話してた、あの何やってもダメなヘタレ次男が、お医者さんになるとは!と息子を見るような気持ちなんですけども、元アイドルから医者になるなんて相当すごいんだけども、同期の秀才たちからは常にちょっと遅れがちで、最初なんて先輩にも同期にも叱られまくり、落ち込んで病院から逃げ出しときながら、誰も探してくれないことに更に落ち込む…ってどんだけ寂しがり!でもそのダメさをカバーしてあまりあるのが、彼の優しさです!対処できない痛みに苦しみ1時間毎に医者を呼ぶ患者さんに対応するために、「話して楽になるなら」と病院に泊まり込んでずーっと対応したり、先輩のあっさりした超音波検査に不安を募らせる妊婦さんに、何の問題もないけども「僕でも良ければやりますよ」と笑顔で対応してあげるとか、まじでこういうお医者さん(しかもかわいい)がいたらどんだけ安心できるか!彼にずーっと厳しかった先輩ホン・ナヒョンが徐々に彼を認めていく感じもすごくムネアツです。

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하이보이즈 (HI-BOYZ) - 그날이 오면 (When the Day Comes) PERFORMANCE VIDEO
하이보이즈 (HI-BOYZ) - 그날이 오면 (When the Day Comes)  PERFORMANCE VIDEO thumnail
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そしてそして最高なのは、ガリ勉の同期のハン・イェジが、なんとハイボーイズのおっかけだったこと!カラオケで一緒に歌い踊り始めるのも最高だし、それをきっかけにイェジが大好きになっちゃうユソクと、イェジの不器用すぎる対応とかもめちゃくちゃ可愛い。世の中はコ・ユンジョンとチョン・ジュンウォン(『模範家族』)の恋にドキドキだったかもしれませんが、私は断然ユソクのラブラインが好き!韓国で7月5日から始まった、イ・ジョンソク&ムン・ガヨン主演の弁護士モノ『瑞草洞』も期待!

※Netflixにて配信中



4

『ナインパズル』ソン・ソック

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ソン・ソックつったら刑事モノみたいに、刑事役ばっかりやってる人ですが、最新作『ナインパズル』は中でもめっちゃ面白い、そしてソックちゃんがすごく役にハマっている作品だと思います!彼が執念深く追い続けているのはペーペーだった10年前に担当した警察署長の殺害事件なんですが、この容疑者だったのが被害者の姪で第一発見者でもあるキム・ダミ(『梨泰院クラス』)。ダミたんに記憶が失われてて事件は証拠不十分で未解決となり、でもソックちゃんはずーっとダミたんを疑い続けてて、ダミたんはダミたんで事件を解決しようとカウンセリングに通いながら、プロファイラーに。彼女は現場に残されていた「ジグソーパズルの1片」が事件の鍵と見ているわけですが、10年後、同じパズルの別のピースが再び彼女のもとに送りつけられ、そのたびに殺人が起こり始めます。かつての刑事&容疑者は、今度は刑事&プロファイラー(しかも天才的)としてチームとなって事件に臨むことに!

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韓国ドラマ『ナインパズル』|本予告|キム・ダミ『梨泰院クラス』&ソン・ソック『殺人者のパラドックス』が9つのパズルの謎を解く!?本格心理サスペンス|Disney+ (ディズニープラス)
韓国ドラマ『ナインパズル』|本予告|キム・ダミ『梨泰院クラス』&ソン・ソック『殺人者のパラドックス』が9つのパズルの謎を解く!?本格心理サスペンス|Disney+ (ディズニープラス) thumnail
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さてソックちゃん。彼は今もダミたんが犯人だと疑ってつっかかりますが、いまだに叔父の事件を忘れず、さらに「実は警察内部に犯人が?」という展開になっても全然忖度しないソックちゃんを、ある部分ですごく信じてるし、実のところソックちゃんは、両親もなく叔父も失い天涯孤独だった彼女の人生にずっと並走(っていうか監視だけども)してくれていた唯一の存在で、彼に妙な安心感があるわけです!実はダミたんの役は「名探偵コナン」がモデルで、プロファイルする時にでかい眼鏡をかけたりする、めっちゃユニークな人だし、どこかネジが外れててる。つっかかってもつっかかってもぜんぜんダミたんに響かない、なんならソックちゃんの実家に上がり込んで母親の手作りカレーを「不味いですね」といいつつ笑顔で食べる「おもしろ変な子」に調子狂わされてる間に、すっかりダミたんのペースに巻き込まれ、やがてはどこか兄と妹のような相棒になっていくわけです!

 
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ダミたんがソックちゃんの家を勝手に捜査本部にしたてる(警察内部に犯人がいるかも知れないので)ところ、ダミたんに翻弄されまくるところとか最高で、糸目でわかりにくいながらそれなりにキレているのにダミたんには全然伝わらず、まったくなんなんだよと帽子(トレードマーク)を脱ぐと、ダミたんが「私の前では蓋(帽子のこと)をとらないで。こわい」とかいわれて「はあ?」となる、お互いに相手の痛点が全然わかってないんだけど、相手の心の傷は理解していると言う感じがすごーくいいんですね。ちなみにソックちゃんの帽子は映画『レオン』の主人公レオンとそっくりなんですけど、ダミたんが植木を抱えて「マチルダ(レオンの主人公)みたいでしょ」という場面も。レオンは「不器用なおっさん」と「天涯孤独な少女」が互いの守護天使になっていくと言う話ですが、二人の関係もそんな感じなんですね。

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あとあとマニアックな話ですけど、私がこのドラマで大好きなディテールは、もはや老け顔が最大の売りとなったマンネ刑事チョン・ボンシク(40歳)の存在です!実は本作のチーム長キム・ソンギュン、ソックちゃん、その部下チョン・ボンシクのトリオは『D.P. 脱走兵追跡官』では、ボンシク大隊長、ソック少尉、下っ端ソンギュンという順列だったんですね!今回はそれがまんまひっくり返ってますけど、これがホントの実年齢順!ELLEの読者にはどうでもいいことと承知しておりますが、渥美は大ウケしました!

※ディズニー+にて配信中

5

『トラウマコード』チュ・ヨンウ

tense interaction between two individuals in a medical environment
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ソウルの大学病院の廃止寸前の重症外傷チームを舞台に、紛争地帯での医療経験を持つ天才外科医チュ・ジフン(『智異山』)と、彼になぜか見込まれちゃった若手医師チュ・ヨンウ(『オク氏夫人伝』)の活躍を描く。今年の上半期は、『オク氏夫人伝』に『トラウマコード』に『広場』にと、もはやチュ・ヨンウ祭りだったと言っていい!わけですが、いやもちろん『オク氏』はよかったけども、『トラウマコード』がめちゃくちゃいい!ヨンウ演じるのは、大学を不動の首席で卒業した優秀な若手医師なんですけど、ちょっとビビりで安定路線を好むタイプで、ゆえに肛門科(めったに命にかかわらない、開業しても食うに困らない)を選んでるわけですが、たまたま当直だった日に赴任したジフンが目の前でサクサクっ!と患者を救う様を見て、さらにあまりに見事な手術の腕前に恋に落ちちゃうんですね!

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『トラウマコード』予告編 - Netflix
『トラウマコード』予告編 - Netflix thumnail
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手術中に「(患者の)心臓は大丈夫だな」と言うジフンに、「全然大丈夫じゃない、心臓がバクバクする……」と心の声で呟きながらぽわわーん…とする様とか、まじでめちゃめちゃかわいい!ジフンについていくと決めて専門を重症外傷に変えたのに、名前を覚えてもらえず「肛門」と呼ばれ続け、嫌がってたくせしてそのうち「はい!」って答えるようになっちゃうのも面白すぎ!どこか抜けた感じのキャラクターをこれほどオモシロ可愛く演じられる20代イケメン、久しぶりです!!





group of medical professionals in scrubs engaging in conversation within a healthcare setting
Netflix

原題の「重症外傷(トラウマ)センター」ってのは、病院に搬入された重症外傷患者を診断し、即初期治療に取り掛かる場所のことで、この体制のことをトラウマコードっていうんですね。でもその専門医は、あらゆる重症外傷の知識を持ってないといけないからなるのは超難しい、っていうかほとんどいない!そこに紛争地で活躍してたジフンが、大臣の肝いりで連れてこられるわけですけど、病院は本音を言えば金ばっかかかる重症外傷センターなんて作りたくない。



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