
フランス・カンヌで開催中の第78回カンヌ国際映画祭。今年はレッドカーペットの外側が騒がしく、社会情勢と結びついた話題が多い。映画祭に先立ち13日、フランスの名優ジェラール・ドパルデューが女性達への性的暴行で有罪判決を受けた。仏映画業界にはびこるハラスメント体質があらためて批判されているなか、映画祭は幕を開けた。
ネイキッドドレス禁止規定も波紋を呼んだ。数年前のヒール必須論争も記憶に新しいが、レッドカーペットのドレスコードがどこに向かうのか、8月末のベネチアはどう判断するのか気になるところだ。そして米国トランプ大統領が明らかにした映画関税政策に対し、ロバート・デ・ニーロにウェス・アンダーソンら大物映画人たちから批判が相次いでいる。
公式セレクションだけで3000本以上の映画が上映される華やかな祭典。開幕から現在まで映画祭を彩った話題をプレイバックしよう。