
3月8日の国際女性デーを祝ってリアーナが分娩室での写真を披露、そのおしゃれぶりで注目を集めた。リアーナによると出産時には「いろいろなことがあった」とか。そこで今回はリアーナと同じように、出産時にいろいろあったセレブたちを大特集。病院まで間に合わなかったカップルのストーリーから、分娩室で失神した頼りないパパの告白まで、セレブたちの仰天出産エピソードを徹底レポート!
リアーナ&エイサップ・ロッキー

パール&サングラスで出産
2022年5月に長男リッザ、2023年8月に次男ライオット・ローズをもうけたリアーナとエイサップ・ロッキー。国際女性デーを祝ってリアーナは分娩室の写真をシェア、「出産は女性として今までしたことの中でもっともパワフルだったこと」と女性たちを称えた。写真を見ると、長男はパールとメダルのネックレス、次男はピンクのサングラスをかけて出産したもよう。現時点では「聞かないで。いろいろあったんだ」と書くにとどまっているから、これからその詳細が明らかになるのを待ちたいところ。

その代わり、リアーナは息子たちの個性的な名前について明かしている。リッザ(RZA)の名前はリアーナとエイサップ・ロッキーが尊敬するヒップホップグループ、ウータン・クランのリーダー、RZAから取ったのは有名な話。ライオット(Riot)という名前を最初に提案したのはシンガーのファレル・ウィリアムズ。彼がエイサップと2023年にコラボした楽曲「RIOT(Rowdy Pipe'n)」からとったと見られている。ちなみにリアーナによると「ライオットはとにかく陽気。目を覚ました瞬間に叫び始めるんだ。泣く感じではなくて、ただ歌いたいみたい」。一方のリッザは「人に共感するタイプ。音楽とメロディ、本が大好き。あとは水ね。お風呂やスイミングプール、ビーチ、水のあるところがお気に入りなんだ」。
トローヤン・ベリサリオ&パトリック・J・アダムス
車の中でワイルドに出産
ドラマ「プリティ・リトル・ライアーズ」のトローヤン・ベリサリオとドラマ「SUITS/スーツ」のパトリック・J・アダムス夫妻には2021年に第2子となる女の子、エリオットが誕生。トローヤン曰く「一番ワイルドなシチュエーション」の出産だったという。トローヤンによると病院に行く車の途中で陣痛がマックスに到達。「もうシートベルトを押し除けなくてはならないところまで来ていたの。すごい痛くて、もうこんな体勢ではいられないって感じだった」。
車を運転していたのは、夫のパトリック。駐車場に車を停めたところで「もうタイムリミットだと思った」「振り向いたらトローヤンが後部座席で両手と両膝をついていた」。パトリックの偉いところはここでパニックにならなかったこと。「彼女のお尻が僕の顔の高さにあったんだ。彼女のズボンを下げたら、赤ちゃんの頭がすぐそこにあった。慌てている余地はなかったよ。この状況に対処するだけだった」。赤ちゃんの泣き声を聞いたとき、トローヤンは「最悪の事態が避けられたのがわかった。彼女は生きていたの」。確かにワイルド。
ザラ・ティンダル&マイク・ティンダル
自宅の浴室でロイヤル誕生
同じように夫の手を借りて出産したのが、アン王女の愛娘ザラ・ティンダル。2021年に第3子のルーカスを産気づいたとき、もう病院に行く時間がないことを察知したという。夫のマイク・ティンダルは当時を振り返り、こう語っている。「ジムに走っていってマットを持って、浴室にいった。床にマットとタオルを敷いて『いきんで、いきんで、いきんで』って感じだったんだ」。
マイク曰く「ラッキーなことに助産師は病院よりも近くに住んでいたから、車で来てくれた。ちょうど僕たちが出産の体勢に入ったときに到着してくれたんだ。そして2人めの助産師が頭が出てきたところで来てくれた」。ちなみに夫妻の長女ミアと次女レナは当時家にはいなかったそう。マイク曰く「ザラは前日の夜から陣痛があったから、子どもたちは他の場所に預けていたんだ」。出産シーンは尊いものではあるけれど、7歳と2歳の子が経験するには早すぎ。家にいなくてよかったかも。
セス・マイヤーズ&アレクシ・アッシュ
エレベーターホールで「ここで産む」宣言
俳優でトーク番組の名司会者としても人気を集めるセス・マイヤーズ。2018年に第2子の男の子アクセルが誕生した。なんと生まれた場所はセスと妻のアレクシが住んでいるアパートメントのエレベーターホール! セスは誕生の翌日、自分の番組で出産エピソードを披露。「最初の子は2年前にタクシーの中で生まれそうになった。でも今回に比べてば、そんなのは至って普通」。今回もアレクシが産気づいたとき、セスはタクシーを呼んだもののタイミングが遅かったよう。「妻は『車には乗れない。ここで産む。もう生まれる』って感じだった」。

「僕は911に電話をした。1分間くらい話をしたんだけれど『赤ちゃんが生まれそうなんだ、生まれてるところだ、生まれた』って感じだった」。番組の中でセスは冗談めかして語りつつ、「信じられない位、冷静だった妻」と「誕生後、すぐに到着してへその緒を切ってくれた救急隊員」に感謝。さらにタオルを持ってきて赤ちゃんを包んでくれた、同じアパートメントの住民たちにもお礼を言っていた。妻の勇気を称えて感極まってしまったセスは「自分がどれだけ勇敢かを思い出したら、泣けてきちゃった」。ちゃんと笑いでまとめるところがさすが名ホスト。
スターリング・K・ブラウン
自宅出産で、親子の絆も深まる!?
ハリウッドには「間に合わない」組が意外と多数。ドラマ「THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから」のスターリング・K・ブラウンもその1人。2016年に出演したトーク番組で、妻でライアン・ミシェル・ベイズが長男を出産したときのエピソードを披露した。「妻が四つ這いになっていて、下を向いたら赤ちゃんの頭が外に出ていたんだ」。病院には間に合わないと思ったスターリングは、慌てて助産師に電話したという。
助産師はさすがプロ。まったく慌てず「素晴らしい! ママが赤ちゃんをいきむのを待って。そうしたら赤ちゃんをキャッチして、ママの胸の上に乗せてあげて。ママと赤ちゃんが絆を築き始められるから」。スターリング曰く「その言葉通り、妻がもう一度いきみ始めたんだ。そうしたら赤ちゃんの頭が出てきた。息子の頭の後ろとお尻を手で受け止めたよ。すぐに泣いてくれたから、息子の体をこすって泣かせる必要はなかった」。助産師さんは言ってなかったけれど、パパも赤ちゃんとの絆を築けたはず!
アシュリー・シンプソン・ロス&エヴァン・ロス
分娩室にまさかの大御所シンガー登場
親子だけで絆を築こうとしたのに、邪魔されてしまったのが2015年に出産したシンガーのアシュリー・シンプソン・ロスと夫のエヴァン・ロス。生まれたときのことを、後日エヴァンが振り返っている。「生まれるタイミングが来る前に、僕の両親が来たんだ」。ちなみにエヴァンの母は大御所シンガーのダイアナ・ロス。
「アシュレーとは、出産するときには僕たちだけでって言っていたんだ。それなのにまさにそのとき、カーテンの向こう側に両親がいるのが見えたんだ」。エヴァンによると「看護師たちは僕の母を止めてくれなかったんだよ! そう、ダイアナ・ロスが突然入ってくる感じだからね」。看護師さんたちに、アメリカで最も偉大なシンガーといわれるダイアナの行く手を阻むよう求めるのは酷というもの。
ブレイク・ライブリー&ライアン・レイノルズ
分娩室でも笑いの心は忘れない
夫婦漫才が得意なブレイク・ライブリーとライアン・レイノルズ。出産のときもユーモアは忘れないもよう。ライアンによると第1子のジェームズの出産に立ち会ったとき「ちょっとマーヴィン・ゲイの『Let's Get It On(さあ、始めようの意味)』を口ずさんでみたんだ。彼女の目からステーキナイフが出てくるみたいだった。『今、それ歌うわけ!?』って言っているみたいだった」。ちなみにライアンによると「彼女は兵士だよ。出産の間ずっとジョークを飛ばしていたんだから」。
ブレイクとライアンには、他にもびっくりエピソードが。ライアンによるとブレイクは産気づいたとき、陣痛に耐えながら自分で車を運転して病院まで行ったという。しかもその車にライアンも乗っていたというからびっくり。どうしてライアンが運転しなかったのかは、まだ明らかになっていない。今では4人の子どものパパ&ママになったライアンとブレイク。他にもまだまだ隠れたエピソードがありそう。
ジェフリー・ディーン・モーガン
落としたせいで、息子の頭が尖っちゃった!?
ドラマ「ウォーキング・デッド」のジェフリー・ディーン・モーガンも、自分で子どもを取り上げた経験を持つパパの人。妻で女優のヒラリー・バートンの間に一男一女がいるけれど、どちらも彼が助産師と一緒に出産を手伝ったと言う。「僕たちは医者ではなく助産師に頼んでいたんだ。僕は、2人とも取り上げるのを手伝った。初めてのときは自分が手伝うメンバーの1人だって知らなかったからショックを受けた。妻の脚を押さえて、うまくいけば呼吸をするように言うつもりだったけれど、準備ができていなかった」。赤ちゃんの頭が出てきたのを見て「手を伸ばして取り出したけれど、落としてしまった。息子の頭はしばらくコーンの先みたいに尖っていた」。

2人めは女の子。「2回目はもう少し準備ができていて、部屋に入ったらすぐに娘を取り上げた。頭が出てきたからすぐに手を伸ばして、頬を掴んで引っ張り出したんだ。ヒラリーも元気だった。素晴らしい経験だったよ。2人の子どもを取り上げたんだから」。ちなみに息子の頭はその後ちゃんと丸く戻ったそう。めでたし、めでたし。
タナ・ラムゼイ&ゴードン・ラムゼイ

頑固系シェフ、分娩室で失神
ミシュランの星を持つセレブシェフ、ゴードン・ラムゼイ。弟子たちに厳しくて(と言うか口汚い)、場合によってはパワハラ上司スレスレな彼だけれど、出産のときには意外にも頼りにならないことを自分からカミングアウトしている。6人の子どものいるゴードンだけれど、5人目のとき初めて出産に立ち会った。「妻はそれまで俺に出産に立ち会って欲しがらなかった。『この状態をあなたに見られるのは嫌。だから出てって』って言われたんだよ」。

5人目の子、オスカーが生まれるとき初めて分娩室に入ったゴードン。冷静でいようとしたものの「パンツの中で漏らしたよ。それから気を失ったんだ。文字通り、床に倒れた」。ゴードン曰く「病院の人が赤ん坊を俺に投げてよこしたんだが、赤ん坊は泣き叫んでいた。俺はそのまま倒れた。看護師が支えてくれたよ」。ちなみに彼は「みんなを落ち着かせようと思って分娩室にエド・シーランの曲をかけたんだ。それなのに俺がバカみたいに気を失った」。きっと一生の不覚。
ベハティ・プリンスルー&アダム・レヴィーン
出産前の腹ごしらえで大失敗
2016年に第1子が誕生したベハティ・プリンスルーとアダム・レヴィーン。アダムは事前に、司会者で先輩パパの友人であるカーソン・デイリーから「分娩室に入る前にしっかり食事をしておけ」とアドバイスされたという。「ベハティは1日中陣痛に耐えていた。美しいことだったんだけど、僕はずっと食べていた」。どうやら早めにしっかり食事をしすぎてしまったようで、アダム曰く「病院で便意を催したんだ。文字通り破裂して、パンツの中でしてしまいそうだった」。
とはいえ、我慢するだけの自制心を持っていたのがえらいところ。「妻が出産中で、今にも赤ちゃんが産まれそうなときに『トイレに行きたい』って言うのはあまりにも間抜けすぎる。どう考えても言ってはいけないことだ」と後日トーク番組で振り返った。「文字通りの意味でも、比喩的な意味でも内に秘めなくてはならなかった。大変だったよ。痛みに耐えつつ、体を折り曲げて待った」。赤ちゃんが生まれるや否や、看護師に最寄りのトイレの場所を聞いたというアダム。「ベッドから30センチのところにあったよ」。