チャールズ国王がカミラ王妃と結婚する前年の2004年から7年にわたって執事を務めていたグラント・ハロルド氏が、近く出版する書籍『The Royal Butler(王家の執事、の意味)』の中で、当時の夫妻と国王の2人の息子たちの様子について、関係者しか知らないいくつかのことを暴露している。
『テレグラフ』紙よると、ハロルド氏が見る限り、ウィリアム皇太子とヘンリー王子には当時、カミラ王妃に対する「敵意はなかった」とのこと。同書には、次のように記されているという。
「保証します。4人はとてもうまくやっていました」
「ですから、ヘンリー王子が(回想録の『Spare』で)言っていたことが理解できません。本当にわかりません」
「私は一家を見ていたのですから。一緒に夕食をとり、お酒を飲み、そろってパーティに出かけていくのも見ていたのですから」
その『Spare』の中でヘンリー王子は、カミラ王妃とは結婚しないで欲しいと「父に懇願した」として、次のようにつづっている。
「パパを応援する、と私たちは言いました。カミラを認める、と」
「『ただ、どうか結婚はしないで。ただ一緒にいるだけにして、パパ』(と言いました。)父はそれに答えませんでした。ですが、彼女が答えました。即座に」
「この個人的な話し合いの直後、彼女(カミラ王妃)は長期戦を開始ました。結婚を目的とした、そして最終的にはクラウン(王冠)を目的とした活動です(私たちは、父もそれを認めていると思いました)」
いっぽう、元執事のハロルド氏は、国王(当時は皇太子)のために働いていたことについて、こう付け加えています。
「国王はとても温厚な性格です……とても穏やかな方です。仕事熱心で、愚かなことをする人には厳しく接します」
「誰とでもうまくやっていくことができる方です。世間一般の感覚からはずれていると思われていますが、そのようなことはありません」
ハロルド氏は、チャールズの国王のもとで働いていた7年の間、国王が「声を荒げたことは一度もありませんでした」と主張している。
Translation: Ryoko Kiuchi From COSMOPOLITAN UK