2021年に亡くなったフィリップ王配。孫のヘンリー王子とメーガン妃の結婚式にうんざりしていたことが明らかになった。まもなく出版される、王室に関する本『The Royal Butler(原題)』が結婚式のときの王配の反応を明らかにしている。本の抜粋を一足早く手に入れた新聞「テレグラフ」が報じた。
本を書いたのは、かつてチャールズ国王のバトラーを務めていたグラント・ハロルド。2018年にウィンザー城のセントジョージ礼拝堂で行われたヘンリー王子とメーガン妃の結婚式についても触れている。「すべての手続きが終わり、私たちは幸せな新郎新婦と他のロイヤルメンバーが礼拝堂から出てくるのを見ていた」。その中にはフィリップ王配も。「王配は礼拝堂から出てくるとエリザベス女王の方を向いて、『よかった、やっと終わった(Thank f--k that’s over)」と洩らしていた」。王配が結婚式の準備も含めた騒ぎにうんざりしていたのか、それとも式に辟易していたのかはまだ明かされていない。王子と妃の結婚式には数々の名&迷シーンがあったが、その1つが米国聖公会のマイケル・カリー主教によるスピーチ。約14分に渡って続き、一部の出席者が苦笑したり、徐々に呆れ顔に変わっていったりする様子をカメラがキャッチしていた。王配もこの長さに驚いていた可能性がある。
ちなみにフィリップ王配は、ヘンリー王子とメーガン妃が王室離脱を決意したことに賛成していなかった。しかしこの問題に関わるのを避けていたという。王室の伝記作家ジャイルズ・ブランドレスによると、王配は離脱について聞くと「ヘンリーの人生だ。それに、ようやく私はもうすぐそこから姿を消すことになる」と言っていたという。
ハロルドの新著は9月25日に発売される。フィリップ王配やチャールズ国王、そしてロイヤルファミリーについてどのような事実が明かされるのか、注目が集まっている。