2020年に王室を離脱したヘンリー王子と、性犯罪者のジェフリー・エプスタインとの交友関係や性的暴行疑惑が原因で公務を引退しているアンドルー王子。事情は違えど、揃って英国王室のはみ出しものともいえる両王子が、殴り合いのケンカになっていた疑惑が浮上している。
2人のケンカについて語っているのは、歴史研究家で作家のアンドルー・ロウニー。彼は、アンドルー王子とセーラ元妃について書いた新作『Entitled: The Rise and Fall of the House of York』を間もなく出版するが、その中でアンドルー王子とヘンリー王子の確執について触れている。新著の抜粋を一足早く手に入れた新聞「デイリーメール」が報じている。
同紙によると2人がケンカになったのは2013年。ロウニーによると原因は「アンドルー王子がヘンリー王子の陰口を言ったこと」。2人は激しい口論になり、その後乱闘に。アンドルー王子はヘンリー王子に顔を殴られ「鼻血を出していた」とロウニーは書いている。ケンカは「あらゆる面においてヘンリー王子がアンドルー王子に勝って終わった」とも。
その後も両王子の関係は改善しなかったもよう。本によると、ヘンリー王子とメーガン妃の結婚が決まった後、アンドルー王子はヘンリー王子に向かって「結婚は1か月も続かないだろう」と予言。さらに妃の過去について十分に調査していないヘンリー王子のことを「頭がおかしくなった」とディスった。またアンドルー王子は妃のことも日和見主義者だと侮辱、自分にとって都合のいいように態度やポリシーをころころ変えるタイプだと批判していたという。
この報道に対してヘンリー王子が反応、代理人を通じてロウニーの主張を否定している。代理人は「ヘンリー王子とアンドルー王子が殴り合いのケンカになったことはない。またアンドルー王子がヘンリー王子に向かって、メーガン妃に関してそのような発言をしたこともない」と雑誌『Us ウィークリー』にコメント、本の内容に間違いがあると指摘している。
ちなみにこの新著は、アンドルー王子のセックススキャンダルについても切り込んでいる。アンドルー王子が性犯罪者のエプスタインから見ても「セックスに執着する」「変態的な動物」だったという衝撃的な内容も含まれている。王子とエプスタインの関係について新たな事実が明らかにされるのか、注目が集まっている。