2025年6月28日(土)、「エル アクティブ フェスティバル 2025」が開催された。11回目を迎えた今年のイベントテーマは「Switch ON! (『楽しい』を発動させよう)」。
目まぐるしく変化する社会情勢をポジティブに生きる女性たちの原動力――自分が心から楽しいと思えること――をあらためて考え、新たに知る機会を提供するべく、さまざまなコンテンツを用意。読書、映画、美容、占い&ジャーナリングといった日々を楽しくする題材を取り上げ、ゲストを招いたトークセミナーを実施したほか、防災やアートを身近にするワークショップ、エディターとのトークなども開催した。ここでは、多くの参加者が詰めかけ、大いに盛り上がったイベント当日の様子をお届け。
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《SEMINAR 1》文学のプロが語る“読書の楽しさ”。選書も披露!
新著『YABUNONAKA ―ヤブノナカ―』(文藝春秋)も好評の作家の金原ひとみさんと、文芸評論家の三宅香帆さんは読書の魅力を発信。デジタル化が進む現代において、世界の都市では改めてブックカルチャーが盛り上がりを見せていることや、読書から人生の糧を得た自身の経験などを伝えた。
また、セミナーの中でそれぞれがおすすめの書籍を3冊ずつ紹介。金原さんの選書は『地図と領土』ミシェル・ウエルベック(ちくま文庫)、『悲しくてかっこいい人』イ・ラン(リトル・モア)、『ベイルート961時間(とそれに伴う321皿の料理)』関口涼子(講談社)。三宅さんの選書は『オリガ・モリソヴナの反語法』米原万里(集英社文庫)、『ポピュリズムの仕掛人』ジュリアーノ・ダ・エンポリ著 林昌宏訳(白水社)、『「いき」の構造』九鬼周造(岩波文庫)であった。
セミナーアーカイヴ動画
《SEMINAR 2》日々のセルフケアでポジティブな自分を手に入れる
美容コラムニストの福本敦子さんがセミナーに登壇。体毛ケアについて「ケアが自信につながり、ランジェリーを一層楽しめる」と語った。フィリップス・ジャパンの大山さんは「体毛はその人の個性。ケアするもしないも自由。自信をもつための方法のひとつ」と伝えた。
セミナーアーカイヴ動画
《SEMINAR 3》女性活躍の課題と希望。日本の映画作りの現状は?
セミナー「女性が導く日本映画のこれから」では、俳優の橋本 愛さんと映画プロデューサーの福間美由紀さんが製作現場の現状を海外の事例も交えて紹介し、作品に描かれる女性像の変化についても語った。橋本さんは女性活躍のための改善が進みつつあることを伝え、最後は「希望がある未来を一緒に作っていきましょう」と締めくくった。
セミナーアーカイヴ動画
《SEMINAR 4》ジャーナリングで本当の自分を知り、未来を開く
占星術研究家の鏡リュウジさんが、タレントのpecoさんと参加者に自分らしく生きるために役立つジャーナリングをレクチャー。また、鏡さんによる木星星座別の宿命・課題の解説も行われたほか、最後は参加者全員でカードを選ぶという異色のタロット占いにもトライした。
《CLOSING TALK》「Switch ON!」を発信したイベント当日を総括
最後のセミナーではエル編集局長の坂井佳奈子とエル・エディターが、イベントを振り返るクロージングトークを実施。同日開催された大阪・関西万博の「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」内での「WA」セッションの一部も紹介された。
ゲストを招いたワークショップも。エルらしい目線で防災対策の大切さやアートの魅力を発信。
《WORKSHOP 1》“もしも”のためのハッピー&前向きな防災対策
防災アドバイザーの古島真子さんをゲストに迎えた体験型ワークショップは、“楽しく・かわいく・役に立つ”をテーマに開催。おしゃれな防災グッズなど、“もしも”のときのための“HAPPY 防災”のアイデアが披露された。さらに、参加者限定で「ビクトリノックス」のアイテムもプレゼントされた。
《WORKSHOP 2》服を買うような感覚でOK。アートで毎日を楽しく
「アートの楽しみ方講座」はショッピング編とスタイリング編に分けてお届け。アートや展覧会に関心があるけれども一歩踏み出せていない人に向け、アートの購入や日常への取り入れ方を身近にするようなヒントが伝えられた。
《WORKSHOP 3》エル・エディター直伝、センスのいい“パッキング術”
旅先でもおしゃれを楽しみたい、だけど荷物はできるだけスマートに。そんな女性の悩みを解消すべく、エルのファッションエディターが海外出張の際に実践しているアイデアなど、ためになる“パッキングの技”を披露。
《DISPLAY & BOOTH》
最新美容機器の体験や本の交換コーナーなど、お楽しみが満載だったコンテンツをご紹介。
“わたしのスイッチ”を参加者みんなでシェア
参加者が「自分のスイッチ」をステッカーに記入し、その場で貼り付ける「Ready to Switch ON? 」ボードが登場。旅やスポーツ、友人との時間など、個性豊かでポジティブなスイッチメッセージがあふれた。
自宅で体毛ケアができるフィリップスの最新機器を実演
フィリップスのブースでは、やさしく快適に体毛をケアできる最新の光美容器ルメア 8000 シリーズの体験機会を提供した。美容コラムニストの福本敦子さんも紹介していた、簡易な操作感や独自のピストル形状の握りやすさなどを体験。
本の物々交換で新たな一冊に出合う
参加者が自身にとって特別な一冊を持参し、好きな一冊と交換することができる「ブックシェア」コーナーがオープン。じっくり選書する人もいれば、直感で一冊を選ぶ人も。エル・エディターのおすすめ本なども並んだ。
「エル・ショップ」で買える現代アートをチェック
「エル・ショップ」で販売しているアートのなかから、「Switch ON!」のテーマでキュレーションされたおすすめの作品を展示。旬の日本人アーティストたちが手がけた作品を通し、現代アートの今を伝えた。
さまざまなトークセッションやワークショップに加え、来場者全員が立ち寄れるブースや本の交換が楽しめる「ブックシェア」コーナー、最新美容機器の体験スペースなども設けられ、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。そんなイベントの様子をお届け!