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輝く肌への第一歩! 角質ケアの正しい方法についてドクターにASK

角質オフをしてはいけないパーツもあるので注意。

Headshot of ELLEBy ELLE
Face, Skin, Hair, Beauty, Nose, Head, Cheek, Hand, Eye, Nail,
Getty Images

スクラブにAHAなどの酸を含んだピーリングなど、角質や老廃物をオフする“角質ケア”は、明るく輝く肌を手に入れるために欠かせないステップ。けれども、正しい頻度や肌質に合わせた効果的な方法は以外と知られていないもの。そこでUS版「エル」が2人の皮膚科専門医に、角質ケアにまつわるギモンをASK!

Q. 角質ケアについて教えて!

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角質ケアの最たる目的は、肌の表面にある死滅した肌細胞を取り除き、その下で育っている、フレッシュで綺麗な肌を表面に出すこと。

「角質ケアは正しく行えば、肌に素晴らしい恩恵をもたらします」と語るのは、有資格皮膚科専門医のティファニー・ジョウ・リビー医師。

角質ケアは肌を輝かせるばかりでなく、肌の細胞組織を改善し、スキンケアアイテムの浸透やその効果をより高めてくれるのだとか。もちろん、毛穴をクリーンにする働きも持っている。

Q. 角質をオフする頻度はどれくらいがベスト?

Beauty portrait of a woman touching her face in the bathroom
Getty Images

実は、角質オフの頻度について決まりはない。肌タイプや使用するアイテムの成分、そして普段どんなお手入れをしているかによって異なる。

もし角質ケアをはじめたばかりであれば、週に1〜2回から様子を見るのがおすすめとリビー医師は言う。もし、肌の状態が安定しているのであれば、週に3回までであれば問題はないのだそう。なお、1回につき1アイテムまでの使用を原則としよう。

ただし、やり過ぎは禁物。使用後の肌の状態を必ずチェックし、赤みが出たらすぐにストップを。そして角質オフ系のアイテムを投入する日と、レチノールのようなパワフルな成分を含んだケアアイテムを使う日は、分けるようにするのも重要なポイントだ。

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Q. どんなタイプのアイテムがある?

Flat lay of spa treatment set
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角質オフには物理的なアイテムと、ケミカルな成分によって行うという、2つの方法に分けられる。

前者の場合はきっと多くの人が頭にパッと思いつく方法、つまりスクラブやフェイスブラシ、ダーマプレーニング(産毛剃り)などだ。しかしリビー医師は、スクラブのような物理的に汚れを取り除くアイテムよりも、より効果的で手軽なケミカルケアを薦めている。

Q. 乾燥肌の場合、どの成分がおすすめ?

Young woman cleanses the skin on a white background
Getty Images

ケミカルな角質オフは、AHA、あるいはβ-ヒドロキシ酸(サリチル酸)のような成分を使用して行う。

「1週間に1度、サリチル酸やグルコン酸、乳酸のようなケミカル成分を含むクレンザーを使うところからスタートしてみましょう。肌にトラブルが起きなければ、頻度を増やしてもOKです」と、リビー医師。

もし、顔に赤みの出る酒さや敏感肌の場合、3つの成分のなかでも乳酸がおすすめだと言う。この成分は一般的に効果が穏やかで、保水力が高いのだとか。

一方、ニキビ肌の場合は、サリチル酸が最適。この成分は脂溶性、油分に惹きつけられるので、毛穴になじむときに優れた性質を発揮するのだ。

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Q. 敏感肌でも角質オフはできる?

Delicate skin needs a delicate touch
Getty Images

物理的な方法、そしてケミカルの両方の角質オフに耐えられないような敏感肌の場合は、クレンジングのときにひと工夫してみよう。

「クレンジングをしたらお湯でゆすぐのでなく、綿のガーゼで拭き取ってみてください。ガーゼを使用すると角質を優しく取り除くことができます。これは敏感肌の方に合った方法で、輝く肌を手に入れることができますよ」と、ダーデン医師はアドバイス。

Q. 角質ケア、やり過ぎのサインは!?

Woman's Hair Wrapped in a Towel
Getty Images

赤みが発生しなくとも“角質をオフし過ぎている”と見極めるサインがある。それは肌に、“キュッキュッ”と感じるくらいの感触をおぼえたとき。きしみのような違和感を感じたら注意しよう。

ケアをし過ぎた肌は乾燥やかゆみ、そして炎症を引き起こす可能性がある。もしこのような状況が起きた場合、肌に潤いを与えることに注力しよう。

より優しいクレンジングに変える、ヒアルロン酸を含む化粧液を朝夜のルーティンにプラスする。そうすることで肌に潤いを与え、保湿力やバリア機能を修復してくれるはず。

この場合、残念ながら肌が必要としているのは時間。肌をやや長い期間休め、少しずつ元の状態に戻そう。

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Q. ボディの角質ケアはどうすればいい?

Close-up of a woman's shoulder with scrub of coffee
Getty Images

ボディは顔の肌より厚いので、角質オフに耐える強さが顔以上にあるのだとか。ダーレン医師は1週間ごとのトリートメントに使う製品として「ニャキオ」の“ケニアン コーヒー ボディ スクラブ”を薦めている。

ダーレン医師は、このスクラブの香りとラグジュアリーなテクスチャーがお気に入りだそう。とはいえリビー医師は、ボディにはケミカル系の角質ケアアイテムを使うべきと主張。つまり、酸成分を含んだものを薦めている。

Q. 角質ケアが不必要なパーツって?

Close up view of young beautiful woman face
Getty Images

どのパーツであっても大丈夫そうな角質ケア。けれどもリビー医師は、唇をピーリングすることについて警鐘を鳴らしている。

唇は皮脂の分泌がなく、デリケートで薄い皮膚。このようなパーツは、水分の欠乏やダメージにより過敏に反応してしまうのだそう。したがって、角質をオフするよりも、水分を与えることが大切だ。

また、ダーレン医師は首とデコルテ、バストの角質ケアには注意が必要だと言う。

「これらのパーツはデリケートなので、決して頻繁に行わないでください。万が一行うときも、アフターケアとして保湿を行うなど、十分な注意が必要ですよ」

Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI

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