セレーナ・ゴメス
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セレーナ・ゴメスがSNSで “チョッピーカウボーイボブ” を披露した。彼女のアイコンヘアともいえるスリークなワンレンヘアを脱ぎ捨て、ゆるく波打つレイヤードクロップと顔立ちを引き立てるレターボックスフリンジへと大胆チェンジ。この夏は前髪ありボブが主役になることを堂々と証明した。

セレブたちを担当するヘアスタイリストのメリッサ・ティンパーリーは、セレーナのカウボーイボブを「荒削りさと洗練が出合うスタイルですね。手をかけすぎない自然な質感のなかに、モダンな小粋さを忍ばせています。その絶妙なバランスが鍵といえますね」と定義している。

「フロントをほんの少しだけ長めに残し、ざっくりとした“ほどけレイヤー”を重ねてみてください。肩の力が抜けたクールさのなかに、反骨精神を感じさせるスパイスが宿ります」とメリッサ。「さらにカーテンバングスや流れるフリンジを合わせれば、風に吹かれたようなこなれ感が倍増。都会的なシックさと砂漠に降り立ったミューズが交差したかのような、自信に満ちあふれたスタイリッシュなオーラが手に入ります」

セルフカットに挑戦するなら、まずは自分の髪がもともと持つ質感を確かめるところから始めよう。自然に動きやウェーブが出る髪質なら、ドライヤーを使わず空気で乾かすエアスタイリングが頼もしい方法になる。毛量が多い人はリッチな栄養を与えるスタイリングクリームでまとまりをキープ。反対に細くて柔らかい髪にはライトなムースを選ぶとよい。余分な重さを与えずにふんわりとしたボリュームとフォルムが宿る。

セレーナ・ゴメス
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とはいえ、ゴメスが披露したカウボーイボブは、最近の彼女にとって決して初の冒険ヘアではない。2025年のセレーナは、まさにヘアカメレオン。毛先をフリップさせたベルボトム風ショートやロマンティックなハリウッドカール、自然な質感を生かしたエアリーボブ、そしてグラフィカルなピンストレートまで、次々と短めスタイルを楽しんでいる。

なかでも「エル」が惚れ込んだのが、今回のエフォートレスでシックなフリンジありのボブだった。気負わずこなれたムードを宿したこのスタイルこそ、今季のマストTRYヘアと言えるだろう。

Realization : Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI

出典 : UK ELLE