毎日のスタイリングに欠かせないヘアアイロン。なかでも人気ヘアスタイリストと現役美容師が厳選する高級ヘアアイロンをピックアップ! ヘアアイロンの種類や選び方、ストレートやカールなど理想のヘアスタイルを叶えつつ、髪を傷めず思い通りに仕上げる温度や使い方のコツもご紹介。外出先で使いやすい前髪用のヘアアイロンも見逃せない。へアスタイリストで毛髪診断士のshucoさんによる詳しい解説や、都内で活躍する美容師たちの意見を参考に、理想のヘアアイロンを見つけてみて!
解説してくれたのは……
ヘアスタイリスト・毛髪診断士 shucoさん
2007年から2015年までフランス、パリを拠点に主にヨーロッパのファッション業界でヘアスタイリストとして活躍。その後東京へ拠点をうつし、ヘアスタイリストとして活躍する傍ら、毛髪診断士として根本的に髪の毛を美しく導く活動もはじめる。2020年からはヘアアクセサリーブランドを立ち上げ、ディレクターとして、ヘアアレンジなどの提案も発信している。(Instagram)(YouTube)
高級ヘアアイロンは安いものとどう違う?
2万円以上の高級ヘアアイロンを検討するなら、やはり購入の決め手を知っておきたいもの。満足して使えるアイテムを選ぶ目安となるように、安いアイロンとの違いをチェックしておこう。プロが考える高級ヘアアイロンと安いものとの違いとは?
美容師が解説!高級なヘアアイロンはここがいい!
「一番大きな違いはプレートだと思います。さまざまなタイプのプレートがありますが、今最も多いのが、髪に与えるダメージが少ないもの。濡れている髪に高い熱を与えると髪が傷む原因になりますが、近年はスタイリング剤をつけてややウェットな状態になっている髪でも水蒸気爆発を起こさないものが増えています。
あとは、使いやすさ。電源をつけてから早く温まるものは機動力が高く、忙しい朝でもすぐに使えて便利です。高級アイテムには立ち上がりが非常に早いものもあるので、購入の決め手になるのでは」(shucoさん)
【高級ヘアアイロンのおすすめ】美容師厳選15台
ここからは、おすすめ高級ヘアアイロンを3タイプに分けてご紹介。shucoさんをはじめ人気ヘアサロンの美容師がセレクトした優秀アイテムをチェック!
ストレート用の高級ヘアアイロン7選
伸ばす力に優れたものから、ダメージレスに特化したものまで、多彩なストレート用の高級ヘアアイロンがラインナップ。
「パナソニック」ストレートアイロン ナノケア EH-HN50|うるおい重視派におすすめ
高浸透ナノイーを搭載したモデル。髪の内側まで水分を補給し、ダメージ髪もしっとり仕上がる。ヘアアイロンによる髪のダメージやパサつきが気になる方におすすめ。
★「AMATA」店長・毛髪診断士 ERIさんおすすめ!
「『パナソニック』といえばナノケアシリーズ。なかでも、ストレートアイロンの最新モデルは高浸透ナノイーの水分発生量が格段にアップしました。髪にもたらす水分保持力が高く、髪本来のような整い方を実現。保湿力があるもののぺたんこにならない優れものです」(AMATA 店長・毛髪診断士 ERIさん)
コード:約1.7m(360度回転式コード)
サイズ:287mm×60mm×360mm
温度: 約130/155/170/185/200℃
重さ: 約430g(保管用キャップ取付時:約445g)
飛行機持ち込み:可能
リファ リファパワーストレートアイロン プロ|一発で伸びる38mmのワイドタイプ
プロフェッショナルのストレート施術に着想を得たアイテム。プロのテクニックを再現するために開発された38mmの幅広カーボンレイヤープレートが特徴。ワンストロークでうねりを整え、簡単・キレイ・ダメージレスな仕上がりを叶える。
★shucoさんのおすすめ!
「新作ですが仕事で何度か使わせていただいており、使うたびに伸びのよさに感動! 従来のサイズと比べて仕上がりがかなり早く、一発でしっかりと伸ばせます」(shucoさん)
コード:約2.5m
サイズ:約281mm×50mm×39mm
温度:120/140/160/180/200℃
重さ:約425g(電源コード含む)
飛行機持ち込み:可能
「ダイソン」ダイソン コラール|コードレスでも高性能!低温で効果的に伸ばせる
コードレス対応で場所を問わず使えるだけでなく、サロン級の仕上がりを叶える実力派。本体が丸みを帯びているため、ストレートもカールも自在。
★shucoさんおすすめ!
「伸びがよく、しかもコードレスでとても使いやすいのがお気に入りポイント。ただし、重さがネックなので、重量が気にならない方におすすめです」(shucoさん)
★「カキモトアームズ」麻布台ヒルズ店 スタイリストチーフ 岩元俊介さんおすすめ!
「フレックスプレート(しなるプレート)構造により、髪をしっかりと挟み込み、均等に熱を伝えるため、少ないストロークで効果的にストレートを実現。結果的に、繰り返し熱を加える回数が減り、ダメージ軽減につながります。コードレスでも使用可能で取り回しがよく、高性能な温度管理機能で髪への負担を最小限に抑える点も◎」(カキモトアームズ麻布台ヒルズ店 スタイリストチーフ 岩元俊介さん)
★「TWIGGY.」スタイリスト 成澤雪江さんおすすめ!
「熱ダメージを感じさせない、トリートメントをしたような仕上がりになります。これ1本でストレート、カール、前髪も対応可能でとても便利です」(TWIGGY. スタイリスト 成澤雪江さん)
コード:3.2m(コードレス対応)
サイズ:292mm×41mm×45mm
温度: 165/185/210℃
重さ: 560g
飛行機持ち込み:可能
「バイオプログラミング」ヘアビューロン 4D Plus(ストレート)|プロ絶賛のツヤ髪アイロン
多くのプロが絶賛するストレートアイロン。一度使うと美しく輝くストレートヘアの虜に。アイロンを通すだけで髪の傷みを忘れるほどの仕上がりに、リピーターも多いブランド。ハイエンドモデルも別途展開されているものの、十分に満足できるという声が多い人気モデル。
★「G.N.M TOKYO」スタイリスト Hayunさんおすすめ!
「今まで使ったアイロンのなかで圧倒的にサラサラストレートになるのはこちら! アイロンを入れると傷むと思いがちですが、このアイロンは入れると髪が柔らかくなりしっとり。私も毛量が多くロングですが、一般的な高級アイロンでも全部のクセを伸ばしてツヤを出そうとするとどうしても時間がかかり、入れ終わった頃には髪がパサパサに。でもこのアイロンはある程度厚みがあり、毛を挟んでも中までしっかりクセを伸ばし、他のアイロンでは感じたことのないツヤと保湿感が出ます。クセが気になって毎日アイロンを入れている方にはぜひ一度使っていただきたい商品です」(G.N.M TOKYO スタイリスト Hayunさん)
コード:2.0m
サイズ:310mm×33mm×42mm
温度: 40〜180℃
重さ: 約422.5g
飛行機持ち込み:可能
「KINUJO」Pro Straight|30秒で立ち上がり、18段階の温度設定が可能
独自開発のシルクプレートを採用し、キューティクルを傷めずなめらかな使い心地を味わえる。水蒸気爆発を防ぎ、うるおいをキープしながらシルクのようにツヤのある髪に。50〜220℃にわたる18段階の幅広い温度設定も魅力。
★「Cocoon」銀座 店長 SHUNさんおすすめ!
「『コクーン』ではお客様がなるべく毎朝のスタイリングがしやすくなる技術を提供しているからこそ、ダメージレスかつ温度上昇がスピーディなアイロンを重視しています。50℃から設定できる温度調整機能が搭載されていて、低温使用で根元を立ち上げたり、ツヤを出したり、伸ばす以外の用途で使えるのも魅力的です。
また、200℃まで30秒で達する高性能ヒーターが搭載されているので、忙しい朝のスタイリングをよりスピーディで快適なものに。小さめサイズで小回りが利くためアイロンが苦手な方でも扱いやすく、生えグセや寝グセを伸ばしつつ毛束にニュアンスのある柔らかなカールをつけたい方にもおすすめです」(Cocoon銀座 店長 SHUNさん)
コード:約3m
サイズ:約261mm×30mm×39mm
温度: 50〜220℃(10℃ずつ調節可能)
重さ: 約235g
飛行機持ち込み:可能
「リファ」リファストレートアイロン プロ|水蒸気爆発を起こしにくくダメージ軽減
独自技術のカーボンレイヤープレートにより、水・熱・圧のダメージを抑えて髪をしっとり美しく整える。濡れた髪に使っても水蒸気爆発を起こしにくく、プロのダメージ軽減を再現。立ち上がりも早く、140℃なら20秒、180℃なら30秒、220℃なら40秒で使える。変圧器なしで海外使用OK。
★shucoさんおすすめ!
「海外対応なので国外でも変圧器なしで使えて便利なアイロン。厚みも気にならないため前髪に使うことも多く、さまざまな場面で役立ちます」(shucoさん)
コード:約2.5m
サイズ:269mm×29mm×29mm
温度: 140〜220℃(5段階)
重さ: 約325g
飛行機持ち込み:可能
「ヤーマン」ストレートヘアアイロン スムースアイロン フォトイオン プラス|乾燥を防ぐ保水ヘアアイロン
乾燥を防いでしっとりうるおう髪に整える保水ヘアアイロン。ダメージを抑えながらスタイリングできるため、カラーの退色抑制も期待できる。140℃でも自然なストレートに整うため、低温にこだわる方におすすめ。
★shucoさんおすすめ!
「プライベートでも愛用しているアイテムです。自宅ではもちろん、変圧器なしで使えるので海外に行くときにも持参しています。ダメージ低減できるアイロンでありながら、ワンストロークでしっかり伸ばせるのが魅力。分厚くないので前髪にも問題なく使えますよ」(shucoさん)
コード:2.6m
サイズ:289mm×29mm×40mm
温度: 120〜180℃(10℃刻みの7段階)
重さ: 約260g
飛行機持ち込み:可能
カール用の高級ヘアアイロン5選
カール用の高級ヘアアイロンでも、髪のツヤや美しさに特化したアイテムが続々登場。巻きやすさや立ち上がりの早さにも注目して、理想のアイロンを探してみて。
「ヤーマン」ヴェーダスムースカール 32mm|しっとり仕上げの美顔器のようなアイロン
熱と電気で美顔器のような役割を叶えるアイロン。ヤーマン独自の電気で、エイジング毛のパサつきもダメージ毛も落ち着かせる。「ブライトモード」はツヤのあるしっとりカールに、「スタイリングモード」はしっかりスタイリングしてカールキープ。
★カキモトアームズ麻布台ヒルズ店 スタイリストチーフ 岩元俊介さんおすすめ!
「『ヤーマン』独自の超音波+遠赤外線テクノロジーを搭載し、内部からしっかり熱を届けることで、カールの立ち上がりと持続力が抜群。また、スムースプレートが髪への摩擦を軽減し、なめらかな使い心地で操作性も◎。見た目もスタイリッシュで、髪質改善効果も期待できます」(カキモトアームズ麻布台ヒルズ店 スタイリストチーフ 岩元俊介さん)
コード:2.6m
サイズ:328mm×40mm×67mm
温度: 120〜180℃
重さ: 320g
飛行機持ち込み:可能
「リファ」リファカールアイロン プロ 38mm|巻きやすく仕上がりも美しい秀逸アイロン
しっとりやわらかな立体カールができる、ゆる巻き派におすすめの38mmサイズ。独自開発のバネで効率よくプレートに圧をかけられる。バレルの丈が長くて髪を巻き付けやすく、スタイリングのしやすさも魅力。独自のカーボンレイヤープレートでダメージを抑えられるのもうれしい。立ち上がりの早さも優秀で、海外対応もこなす万能アイテム。
★shucoさんおすすめ!
「バレルの丈が長いため、普段だと2回に分けないと巻き付けられない髪でも1発で巻き付けられます。さらに、先端が熱くならず手で持てるタイプなので、両手を使って巻くことできて使いやすい印象です。片手ではうまく巻けない方にも◎」(shucoさん)
★AMATA 店長・毛髪診断士 ERIさんおすすめ!
「38mmというサイズで性能がよいのは、他のブランドではなかなか見受けられません。ゆるやかな巻き髪を実現でき、バレルの丈が従来のものよりも長くなったため毛髪を巻き込みやすくなり効率が確実にアップ。海外対応もしているのも優秀です」(AMATA 店長・毛髪診断士 ERIさん)
★Cocoon銀座 店長 SHUNさんおすすめ!
「『コクーン』では髪の毛の自然な質感を活かす提案をしているので、カールアイロンはダメージレスかつ髪の毛の質感を不自然に硬くしないものが理想的だと考えています。独自のカーボンレイヤープレートは熱の伝わり方がマイルドで、水蒸気爆発も防ぐため、髪の毛のダメージを気にされている方にもおすすめです。
グリップ力が強いので巻きやすく、髪の毛をつぶさずに圧をかけられる点も秀逸。髪の毛の水分を蒸発させすぎないのでカールも長続きします。『細めのアイロンで細かく巻いてカールを長続きさせているけど、本当はゆるく大きな動きがほしい』という方は、こちらの32mmや38mmのアイロンをお試しください」(Cocoon銀座 店長 SHUNさん)
コード:約2.5m
サイズ:約334mm×74mm×45mm
温度: 120〜180℃(4段階)
重さ: 約390g
飛行機持ち込み:可能
「バイオプログラミング」ヘアビューロン 7D Plus (カール 26.5mm)|美しさを極める絶品カールアイロン
重ねて使用するほどバイオプログラミングの密度が高まり、より美しい髪を叶えるという独自路線の人気アイロン。カールタイプでもその仕上がりは別格で、サロン帰りのようなつるつるのカールヘアに。
★shucoさんおすすめ!
「ストレートタイプと同様に、仕上がりの髪の美しさは絶品! すばらしい名品ではあるものの、温まるまでの時間は長くかかるので、朝の時間にゆとりのある方におすすめ」(shucoさん)
コード:2.0m
サイズ:350mm×59mm×85mm
温度: 約40〜180℃
重さ: 約401g
飛行機持ち込み:可能
「クレイツ」Repit スクエアバー 40mm CSB-AG40W|話題の韓国ヘアに仕上がる四角いアイロン
40mmの四角いパイプを採用した、K-POPアイドルのような大きなカールが作れる話題のアイテム。太めのパイプでも約90秒で195℃まで到達し、立ち上がりの早さも上々。ぷるんとツヤのある韓国ヘアを楽しんで。
★G.N.M TOKYO スタイリスト Hayunさんおすすめ!
「韓国で話題の四角いアイロンスクエアバーです。『カクカクしてしまうのでは?』と不安になりますが、角があることでほどよくテンションを与えられ、弾力とツヤを出してカールが長持ちする優れものです。最近はゆるめで大きめのカール感やしっかり巻きすぎないナチュラルなスタイルが韓国でも人気なので、40mmの太さで巻けばだれでも簡単に韓国オンニのようなゆるっとしたカール感を作れます!」(G.N.M TOKYO スタイリスト Hayunさん)
コード:3.0m
サイズ:345mm×85mm×55mm
温度: 165〜195℃(4段階)
重さ: 約325g(コード込み:約475g)
飛行機持ち込み:可能
「ダイソン」ダイソン コラール|カールもこなすストレートアイロン
ストレート用として選ばれたアイテムが、カール用としてもピックアップ。1アイテムでストレート・カールともに高いクオリティで仕上げられるので、日によってスタイリングを変えたい方にぴったり。
★TWIGGY. スタイリスト 成澤雪江さんおすすめ!
「このアイテムのすばらしいところは、ボディの傾斜が丸くカールをつけられる点です。ただし、ボディは大きいので細かい作業には向いておらず、ボブより長いスタイルにおすすめです」(TWIGGY. スタイリスト 成澤雪江さん)
コード:3.2m(コードレス対応)
サイズ:292mm×41mm×45mm
温度: 165/185/210℃
重さ: 560g
飛行機持ち込み:可能
前髪用の高級ヘアアイロン3選
前髪用として選ばれたのは、プレート幅が狭めのアイテム。1万円台で買えるものもあるので、高級ラインでも手を伸ばしやすいはず。コードレスや軽量性など外出先での使いやすさも考慮されているので、プロ厳選のアイテムをチェックしてみて。
「KINUJO」LuxeJewel コードレスアイロン|外出先での前髪直しに便利な超軽量コードレス
コードレスかつ237gの超軽量で扱いやすいアイロン。前髪や毛先のニュアンスカールを自在に作れるだけでなく、ストレートも実現。外出先でも使いやすいうえ、シルクプレートにより摩擦ダメージが少ないのも高ポイント。
★カキモトアームズ麻布台ヒルズ店 スタイリストチーフ 岩元俊介さんおすすめ!
「プレート幅が細く、前髪や細かい部分のスタイリングに最適。200℃まで立ち上がるのが非常に早く、コードレスで外出先でのリタッチにも便利です。プレートに水蒸気爆発を防ぐシルクプレートを採用しており、ダメージも少ない」(カキモトアームズ麻布台ヒルズ店 スタイリストチーフ 岩元俊介さん)
コード:コードレス
サイズ:212mm×31mm×37mm
温度: 約160〜200℃
重さ: 約237g
飛行機持ち込み:可能
「リファ」リファフィンガーアイロン ST 6|指先のような感覚で細部まで狙ったデザインに
ミリ単位の毛束を誰でも簡単につかめるように開発された6mm幅プレート。髪の間にすっと入る先端形状で使いやすく、こだわりのクッション性で指先の感覚を実現。生え際の産毛までとらえてニュアンスを作れるから、こなれ感のある髪型も自由自在。1万円台とは思えないほど繊細な表現をこなす名品。
★AMATA 店長・毛髪診断士 ERIさんおすすめ!
「今までにない細さの持ち運び可能なポータブルアイロン。前髪のわずかな細い産毛もキャッチしてアレンジ自由自在。本体のカラーバリエーションも豊富で選ぶのも迷ってしまいます」(AMATA 店長・毛髪診断士 ERIさん)
★Cocoon表参道 店長 齋藤陽平さん
「『コクーン』ではカットで髪の毛束感を作りやすくしているので、より繊細になる前髪も誰でも簡単にスタイリングしやすい小型のフィンガーアイロンがおすすめです。コードレスなので、旅行等にも◎。持ち運びがとても便利で、仕事場にも置いておく方も多いのだとか。すぐに温まり、軽くて手も疲れないのも推しポイント」(Cocoon表参道 店長齋藤陽平さん)
★G.N.M TOKYO スタイリスト Hayunさんおすすめ!
「1回のお出かけで前髪を直す分には十分のバッテリー量。温度設定も二段階、立ち上がりも早く、先端がとても細いので、使いやすさに優れています。デザインもかわいいので、プレゼントにおすすめです!」G.N.M TOKYO スタイリスト Hayunさん)
コード:コードレス
サイズ:約191mm×37mm×29mm
温度: 約160℃・180℃
重さ: 約150g
飛行機持ち込み:可能
「リファ」ストレートアイロンプロ|1台で細部までニュアンスを作れる優秀アイロン
水・熱・熱のコントロールで水分が詰まったしっとりと柔らかな質感に仕上げるストレートアイロン。髪をしっかり挟めるので、ストレートヘアが簡単に仕上がる。全体使いにも満足できるのはもちろん、前髪の細かな調整もスムーズ。
★G.N.M TOKYO スタイリスト Hayunさんおすすめ!
「前髪は細かい作業になるのでできるだけスリムなアイロンがおすすめです。しっかり毛を挟めて小回りが利くので、前髪の細かい調整もしやすいです。一般的なヘアアイロンは温度感知センサーがプレートの片側にしかないのに対し、これは両方にセンサーがついているため、熱のムラがなく簡単に均一に熱が入ります。また、クッション性もあり、しっかり挟んだときに毛がつぶれないのも好感触です。私も家で実際に愛用しています」(G.N.M TOKYO スタイリスト Hayunさん)
コード:約2.5m
サイズ:269mm×29mm×29mm
温度: 140〜220℃(5段階)
重さ: 430g
飛行機持ち込み:可能
【高級ヘアアイロンのおすすめ】編集部厳選6台
ここからは、さらに編集部が注目した高級ヘアアイロンをご紹介!ここでもストレート用・カール用・前髪用の3タイプに分けて解説。
ストレート用の高級ヘアアイロン4選
プロユースの本格的なアイテムや浸透補修できる夜アイロンなど、個性豊かな4アイテムをピックアップ。こだわりのストレートアイロンをお探しの方はチェックしてみて。
「テスコム」Nobby NBS1100|根元まで攻められるプロ仕様の万能アイロン
スタイリングも縮毛矯正も叶えるプロユース。細身ボディで髪の根元まで攻めやすい、プロ用の専用設計。180℃まで40秒で立ち上がり、スピーディに使える。パワーモードとヘアケアモードがあり、髪質やコンディションに応じて使い分け可能。60〜200℃と温度幅も広く、あらゆる点で満足しやすい万能アイテム。
コード:3.0m(シーベルコード)
サイズ:249mm×31mm×67mm
温度: 60〜200℃
重さ: 325g
飛行機持ち込み:可能
「ヤーマン」ナイトリペアアイロン|1台で浸透補修×くせ伸ばしを叶える夜アイロン
「髪にも美顔器」発想で生まれた夜アイロン。独自の低温×超音波テクノロジーで、夜のうちに浸透補修。芯からしなやかな髪に整え、朝のクセから解放される。お風呂やヘアドライ後の使用に加え、朝のスタイリングにも活躍。髪ダメージやクセにお悩みの方におすすめ。
コード:コードレス
サイズ:約295mm×50mm×51mm
温度: 50/90/140/160/180℃
重さ: 約485g
飛行機持ち込み:可能
「ラディアント」ラディアント 28mm|30秒で220℃に到達、水分蒸発も防ぐ
ヘアメイク御用達ブランドを一般発売したこだわりアイテム。水分が瞬間蒸発しないテフロン系シルクプレートを採用。30秒で220℃まで到達するため、素早く高温まで上げたい方におすすめ。自動電源OFFで30分後に切れるから、つけっぱなし防止にも貢献。
コード:3.5m
サイズ:288mm×33mm×62mm
温度: 130〜220℃
重さ: 238g(コード除く)
飛行機持ち込み:可能
「アドスト」ADST Premium DS2|プロから大人気の品薄アイテム
均一なプレス圧で毛髪のねじれを直し、きらめくツヤ髪をもたらす高性能なプロフェッショナルモデル。独自のコーティング技術により、プレス時の負荷を最適化。高精度な温度制御を実現し、理想のスタイリングを叶える。毛髪の状況に応じて3種類の出力モード切り替えが可能。
コード:2.6m
サイズ:25×90mm(プレート)
温度: 60〜180℃
重さ: 290g
飛行機持ち込み:可能
カール用の高級ヘアアイロン1選
カール用の高級アイテムは少なめでありながら、強い存在感を示すのは「バイオプログラミング」のアイテム。ダメージが気になる巻き髪派の方におすすめ!
「バイオプログラミング」セラミック ヘアビューロン 4D Plus (カール 34.0mm)|美髪へ導く人気モデル
“ヘアビューロン 7D Plus”よりお求めやすい価格で購入できるモデル。ダメージを気にすることなく、十分にツヤのある理想的なカールができあがる。価格と仕上がりのバランスで選びたい方におすすめ。
コード:2.0m
サイズ:350mm×59mm×85mm
温度: 約40〜180℃
重さ: 約535.5g
飛行機持ち込み:可能
前髪用の高級ヘアアイロン1選
前髪用でプッシュしたいのは、立ち上がりの早さと細かい作業も自在にできるアイテム。他の高級系より価格も低めなので2台目アイロンとしても重宝しそう!
「ラディアント」シルクプロアイロン ミニ W mini 9mm|9mm幅で細かい作業に活躍
電源を入れて180℃まで約20秒で立ち上がるスピーディなアイロン。9mmのプレートで前髪の細かい作業にも活躍。テフロン系シルクプレートが水分蒸発を極限まで抑えるため、ダメージを大幅に軽減できる。高級ラインの実力でありながら、2万円を切る価格もうれしい。
コード:3m
サイズ:267mm×27mm×37mm
温度: 130〜220℃
重さ: 300g
飛行機持ち込み:可能
ヘアアイロンの選び方|8つのチェックポイントを紹介
納得できるヘアアイロンを選ぶために、おさえておきたいチェックポイントをプロが深掘り!
1:へアスタイリングに合ったヘアアイロンを選ぶ
まずは、ヘアスタイリングに合ったヘアアイロンの選び方を。ストレート用・カール用・前髪用の3つに分けて解説。
ストレート用のヘアアイロン|ダメージの少ないものを。伸びにくいならチタンプレート
「シルクやセラミックのプレートなど、髪にやさしくダメージの少ないものを採用しているヘアアイロンを使ったほうがいいと思います。髪がとても健康で跡がつきにくい方やくせが伸びにくい方、剛毛の方などには、高温になりやすく熱伝導がよいチタンプレートのストレートアイロンがおすすめです。
ただし、髪のダメージが激しい方は、どれだけ熱を与えてもカールがつかないことも。できるだけダメージを与えないように、低温に設定できるものを選んだほうがよいでしょう」(shucoさん)
カール用のヘアアイロン|緩めなら38mm、細かめなら26mm〜32mmを
「コテが長いものは一度で髪を全部で巻きつけやすいため、長さのあるものがおすすめです。また、先端を手で持てるタイプだと、先端を持ちながら両手を使ってスタイリングできるので、先端まで熱くなるタイプより使いやすいと思います。
カール用はコテの太さにも注目してください。ふんわりと柔らかいカールを作りたいなら38mmなど太いコテがおすすめです。一方、しっかりと細かめなカールにしたい場合は、26mm〜32mm程度の細めのコテがよいでしょう。ただし、髪が長い人が細いコテを使うと、カールの印象が強くなりやすいので注意してください。
ショートヘアやボブの人は、あまり太いコテだとワンカール程度しかつけられなくなります。細めのコテを選び、巻くときに取る分量で雰囲気を変えるとよいでしょう。
私自身は、最も応用が効く26mmを使う機会が多く、巻き方でカールの大きさを調整しています。髪を取る分量と巻き方で、カールを緩くしたり細かくしたりできるので、テクニックのある方は26mmがあると便利です」(shucoさん)
前髪用のヘアアイロン|普通のヘアアイロンで問題なく対応できる
「前髪用としてかなり細いタイプのヘアアイロンを使われる方もいるかもしれませんが、普通のヘアアイロンで十分ではないでしょうか。あまりに分厚いものだと根元に入りにくいですが、リファやヤーマンなどであれば問題なく使えます。厚すぎないものなら基本的に問題ないものの、薄めのほうが根元に入りやすく使いやすいはず」(shucoさん)
2:プレートの種類で選ぶ|シルクやチタンがおすすめ
「シルクは髪にやさしいため、ダメージを抑えたい方や毎日ヘアアイロンを使う方におすすめ。チタンはスムーズに温まり熱が伝わりやすいうえ、摩擦が起こりにくく髪へのダメージも少ないのが魅力です。セラミックはプレートの温度が下がりにくく冷めにくい性質を持っており、何回も髪をアイロンに通さなくて済むためダメージを抑えやすいです。
テフロンは上記の3素材よりも手頃な価格のアイテムがあり、フライパンのようにプレートのすべりがよいのもメリットです。ただし、テフロン加工がはげてしまう可能性もあるためご注意を。スタイリング剤などがついたときは拭き取りやすく、お手入れも簡単です」(shucoさん)
3:温度で選ぶ|低温設定ができるものをチョイス
「温度は高ければ高い方がいいと思われがちですが、むしろ130〜140℃程度の低温に抑えられたほうがベター。高温だとしっかりつきますが、ダメージは避けられません。クセが伸びやすい方や跡がつきやすい方は、それほど高い熱を与える必要がないので、髪に合わせて温度を低めに設定しましょう。
180℃程度の高熱でカールを作ると、失敗した際に取り返しがつかないのもデメリット。さらに高い熱でカールをさせなければ修正できず、水で濡らして戻さなければいけなくなることも。低めの温度で軽くカールをつけていると後からでも修正が利きやすく、ダメージの少なさ、修正のしやすさでもメリットがあります」(shucoさん)
4:髪の悩みや長さで選ぶ|プレートの幅や厚み、髪へのやさしさに注目
「ストレート用の場合、プレートの幅が広いものを使うと早くしっかりと伸ばしやすいです。ワイドタイプは髪をパワフルに挟みやすく、少ない回数で伸ばせるため、ダメージも減らしやすくなるといえます。ただし、髪が短い方だと使いにくさを感じるかもしれないので、幅の狭いタイプを検討してください。
根元をしっかりと伸ばしたい方、前髪に使いたい方は薄めのものを。全体を軽くストレートにしたい方は、厚みをそこまで気にする必要はないです。また、くせ毛やダメージ毛の方は、髪にやさしいプレートのものがおすすめです」(shucoさん)
5:充電方法で選ぶ|コードレスやコードの長いものが便利
「コードレスは便利ですが、一般的なヘアアイロンよりずっしりと重さを感じます。重くても利便性を優先したい方であればおすすめです。コードありでも長いものならコンセントの場所を気にせずに済むので、コードレスでなくても快適に使えます。
プロのヘアスタイリストは現場によってはコンセントが近くにないこともあるため、コードの長さは重要です。ご自宅で使う場合でも、洗面所やリビングなど状況によって使う場所が変わることもあるため、コードが長いほうが使用シーンを特定されず使いやすいと思います」(shucoさん)
6:持ち運びできるかで選ぶ|サイズや用途をチェック
「持ち運びに特化した非常に小さいタイプも出ています。全体使いには物足りなさを感じますが、前髪のクセを伸ばしなど部分的に使うのであれば十分です。熱いまま収納できる持ち運び用のケースも販売されているので、外出先で使いたい方は持っておくと便利でしょう」(shucoさん)
7:温まるまでのスピードで選ぶ|朝のスタイリングが楽に
「温まるまでのスピードが早いものは時短になるだけでなく、安全性の面でも重要です。遅いものだと10分程度かかるので、置いている時間が長いほど、やけどや事故のリスクが高まります。放置中にコードに引っかかって転落する可能性もあるので、できるだけ早く使えるものがおすすめ」(shucoさん)
8:旅行用にはミニヘアアイロンを。海外旅行には海外対応かどうかチェックして
「今回挙げた『リファ』や『ヤーマン』の機種は基本的に海外対応なので、海外の仕事や旅行にもそのまま持参できます。変圧器などを用意する必要がないので便利です。海外出張が多い仕事の方は、購入前に海外対応の製品であるかをチェックしておくことをおすすめします」(shucoさん)
【美容師直伝】ヘアアイロンの使い方|ストレートアイロン、カールアイロン別に紹介
ここからは、ヘアアイロンの使い方をタイプ別で解説。shucoさん直伝の使い方に加えて、人気サロンの美容師さんがおすすめする方法もご紹介。プロのテクニックが満載なのでお見逃しなく!
ヘアアイロンの使い方&やってはいけないNGポイント
ヘアアイロンは高熱になるため、さまざまなリスクも伴うもの。正しい使い方とやってはいけないNGポイントをおさえておこう。プロのアドバイスをもとに、安全に理想的なスタイリングを目指して。
1.濡れた髪にヘアアイロンはNG! 良く乾かしてから使うこと
「髪が濡れた状態でヘアアイロンを使うと“水蒸気爆発”が起こり、傷みやパサつきの原因になります。ヘアアイロンをあてたときに『ジュー』という音が鳴ると、水蒸気爆発が起きているサイン。ヘアアイロンを使う前に髪はしっかりと乾かしておくことが大切です。
また、使用するヘアスタイリング剤によっては、水分を多く含んでいるものも。ヘアアイロンを使う前に塗布する場合は、塗ったあとにドライしてからアイロンを使うようにしています」(shucoさん)
2.スタイリング剤を必ずつけて髪を熱から守ること
「ヘアアイロンを使う前は、髪を熱から守るヒートプロテクト成分が配合されたプロダクトで髪を保護してください。髪のダメージを防ぐために、大切なひと手間です。アイロン前に使うアイテムは、ミルクやオイルタイプがおすすめ。仕上がりの質感づくりは、アイロン後に使うプロダクトで調整しましょう」(shucoさん)
ストレートアイロンの使い方
プロ直伝のストレートアイロンの使い方とは? 2人のプロが基本的な使い方やコツを解説! 「まずは、ストレートアイロンの基本的な使い方を。以下の方法をお試しください」(shucoさん)
1. 後ろを真ん中で2つに分け、それぞれ上下に分けて合計4ブロックに分ける。
2. ブロックごとに下から順番に薄くスライスをとり、アイロンを当てていく。
3. 左右それぞれ下から上に向かってすべての髪にアイロンを当てていく。
少しずつ取り、1回でしっかり伸ばす
「ダメージを防ぐためにも、アイロンを当てるのは各スライス1度のみ。1回でしっかり伸ばせるように、少なめの量でとっていくのがコツです。前髪も同様の方法でブロッキングしてからアイロンを当てると、仕上がりが大きく変わります。とくに、量の多い方はぜひ試してみてください」(shucoさん)
曲げるように当ててみるのもアリ
「ボリュームや毛流れをうまく表現できないときは、ストレートアイロンをカクっと曲げるように当ててみてください。ほしいところにボリュームを作れたり、根元ギリギリに入れて曲げることで生えグセを緩和して毛流れを思いどおりに表現できたりします」(G.N.M TOKYO スタイリスト Hayunさん)
カールアイロンの使い方
さまざまなスタイルを楽しめるカールアイロン。5人のプロが基本の使い方やテクニックを伝授!
「さまざまなカールの付け方があるため、一概に正解といえる方法はありませんが、ここではすべての巻き方に共通する基本的な使い方をご紹介します」(shucoさん)
1. ブロッキングを行い、根元にしっかり熱を当てる。
2. 毛先は軽く通す程度でやわらかく巻く。
毛先は軽く通す程度に、根元にしっかり熱を入れる
「毛先は傷みやすい部位であり、アイロンを軽く挟んで通すだけでもしっかりとカールが付きやすいので、できるだけソフトに仕上げましょう。カールが付きにくい根元にしっかりと熱を入れることを意識してください。
柔らかいウェーブなら軽めのプレスで、はっきりとしたウェーブなら強めのプレスと、力加減でカールの強さも変わります。柔らかいカールにしたいけど、カールが落ちないように強く巻いている方は、柔らかく巻いたあとにスプレーで固めることをおすすめします」(shucoさん)
強くプレスしすぎないように注意
「髪の毛を強くプレスしすぎると、熱が加わりすぎて髪の毛のタンパク質がどんどん固くなり、扱いにくくなっていきます。このような状況になった場合、より強いプレスでしかコントロールできなくなるため、悪循環を招きかねません。アイロンを使うときは、髪の毛をプレートで強くプレスしすぎないように意識することが大切です」(TWIGGY. スタイリスト 成澤雪江さん)
カールアイロンで根元をふんわり
「カールアイロンは一般的に中間から毛先を巻くのが主流ですが、カールアイロンの丸みを生かして根元の立ち上がりをつけるテクニックもあります。頭頂部がペタっとなりやすい方や根元の立ち上がりを瞬時につけたい方におすすめです」(AMATA 店長・毛髪診断士 ERIさん)
根元から内巻きにワンカールでボリュームとまとまりを実現
「ワンカールでも、根元から立ち上げることでサロン仕上げのポイント。アイロンを使う際、毛先だけでなく根元から軽く内巻きにワンカール入れることで、ボリュームとまとまりを両立できます。
アイロンをすべらせるときは『止めない』『力を入れすぎない』がポイント。なめらかに通すことで折れや熱ムラを防ぎます」(カキモトアームズ麻布台ヒルズ店 スタイリストチーフ 岩元俊介さん)
【注意】ヘアアイロンを使う時にさらに気を付けたいポイント
ヘアアイロンは安全面や持ち運びなどでさまざまな注意点が。快適に使えるように、気を付けたいポイントも覚えておこう。
やけどや水ぶくれに注意
「根元ギリギリにアイロンを当てる場合は、やけどや水ぶくれのリスクが高まります。薄いテールコームを一緒に挟んでアイロンを当てることで、やけどを防ぎやすくなるでしょう」(shucoさん)
ヘアアイロンはタイプによって飛行機機内持ち込みの可否が異なる
「コンセント式は原則持ち込むことができ、個数制限もありません。充電式は電池を本体から取り外していればOKですが、取り外せないものはNGなので気を付けてください。炭化水素ガスが充填されたガス式は、1人1個のみ可能です。ただし、熱源箇所には専用のカバーを取り付ける必要があります。また、補充用のカートリッジは持ち込めません」(shucoさん)
海外旅行にもっていくなら海外対応のヘアアイロンが必要
「日本の電圧は100Vと低く、海外は100V〜240Vまであるため、海外では使えない可能性も。変圧器を持っていけば使えますが、私は別途用意したことはありません。愛用品のほとんどが海外対応のアイテムなので、国外問わず使えて便利です」(shucoさん)
ヘアアイロンのつけっぱなしにはご注意を
「ヘアアイロンをつけっぱなしで置いておかないように、使い終わったらすぐに消す習慣をつけましょう。私は仕事の現場で使い終わったあとに誰かが触れてやけどをすることがないように、オーダーで作った革のケースに収納しています。既製品にも熱いまま収納できるケースがあるので、そうしたアイテムがあると便利です」(shucoさん)
【美容師直伝】ヘアアイロンの普段のお手入れ方法は?
高級ヘアアイロンを購入するなら、長持ちするように大切に使いたいもの。プロが実際に行っている普段のお手入れ方法を真似してみて。
使用するたびに拭いて劣化を防ぐ
「カールアイロンやストレートアイロンのプレートは使用するたびに拭いています。スタイリングやオイルが付着しているとプレートが変色し劣化の原因にもつながるためです。プレートの劣化により、髪を傷つけるおそれもあります。毎日使用するものだからこそ、大切に使っていきたいですね」(AMATA 店長・毛髪診断士 ERIさん)
マクロファイバークロスで乾拭き、状況に合わせたお手入れも重要
「使用後、電源を切って完全に冷ました後にマイクロファイバークロスでプレートを乾拭きしています。汚れが目立つときは、アルコールを少量含ませた布で軽く拭き取るとよいでしょう。月1回程度は、接合部分にほこりが溜まっていないか確認し、綿棒などで掃除を。プレートにコーティングを施した機種が多いため、強くこすらずやさしく拭きましょう。水拭きや洗剤の使用はNGです」(カキモトアームズ麻布台ヒルズ店 スタイリストチーフ 岩元俊介さん)
月に1回は焦げ付きなどの汚れ除去も
「電源プラグを抜いた状態でヘアアイロンが冷めていることを確認し、ぬるま湯または水で薄めた中性洗剤で濡らした柔らかい布でプレートやその周りを優しく拭き取っています。このお手入れで、スタイリング剤やホコリの付着による焦げ付きや汚れを除去できますよ。月に1回ほどのお手入れがおすすめです!」(G.N.M TOKYO スタイリスト Hayunさん)
乾いた布でこまめに拭き取り
「スタイリング剤がプレートに残らないように、乾いた布でまめに拭いておきましょう」(TWIGGY. スタイリスト 成澤雪江さん)
3つの基本を徹底、地道なお手入れが重要
「まず、『使用後は柔らかい布でプレートを拭き取る』、『コードは差しっぱなしにしない』、『コードをぐるぐる巻きにしない』、この3つは必ず徹底しています。地道なお手入れが物持ちをよくするポイントです。布で拭き取るのは毎回ではなくても構いませんが、皮脂やオイルが付着したまま使用し続けると、劣化の原因に。なるべくこまめに拭き取りましょう」(Cocoon表参道 スタイリスト 松村果穂さん)
ヘアアイロン時におすすめのスタイリング剤おすすめ4つ
ヘアアイロンを使うときは、ヒートプロテクトできるスタイリング剤などを取り入れることが大切。ここでは、プロおすすめのアイテムをご紹介。
「リファ」リファロックオイル ライト|仕上がりも長持ちする軽やかオイル
★shucoさんおすすめ!
「最近はダメージで広がりやすいので、こちらのオイルを愛用中です。髪に塗布してヒートプロテクトしたあとにアイロンで巻き、終わってから再度つけています。髪の毛がかなり太い方は、スタンダードな“リファロックオイル”がよいでしょう。髪の毛が細い方は重くならない“リファロックオイル ライト”が適しています」(shucoさん)
★「Cocoon」表参道 店長 齋藤陽平さんおすすめ!
「ストレート・巻き髪、どちらでも使えます。スタイリング前につけてアイロンを当てると持ちが格段にアップ! カットでなるべく傷ませないようにしている分、熱処理前にしっかりとオイルをなじませてあげるとよりよいでしょう。ストレートならサラサラ、カールアイロンなら巻き髪が持続します。
スタンダードもありますが、ライトが個人的にはおすすめ。重くなりすぎず、自然に髪をロックします。ツヤが持続する成分も含まれているので、髪もサラサラになりますよ! 万能アイテムなので、ギフトにもぴったりです!」(Cocoon表参道 店長齋藤陽平さん)
「ヴェレダ」ヘアミスト|くせを落ち着かせて仕上がりアップ
★shucoさんおすすめ!
「クセが強い方はこちらのミストで髪を濡らすと、クセが取れやすくなります。濡らしたあとは軽くブローをして、元のくせをある程度取ってからアイロンを当てることで、きれいなストレートヘアに仕上がるでしょう。カールをつける場合でも、一度きれいにベースを整えておくことで、仕上がりがアップしますよ」(shucoさん)
「リファ」リファストレートロック|酸熱の力でうねりを整え、まっすぐロック
★AMATA 店長・毛髪診断士 ERIさんおすすめ!
「タオルドライ後、髪のうねりが気になるところを中心になじませてドライヤーで乾かします。さらにストレートアイロンで熱を加えることで、酸熱成分の革新成分『※グリオキシル酸誘導体』が、クセやうねりを抑制。ストレートヘアを長時間キープできます」(AMATA 店長・毛髪診断士 ERIさん)
※グリオキシロイカルボシステイングリオキシロイルケラチンアミノ酸(ヘアコンディショニング剤)
「ロレッタ エメ」グロスキープスプレー
★G.N.M TOKYO スタイリスト Hayunさんおすすめ!
「お客様によく使用しているツヤ出しスプレーです。耐湿処方なので雨の日でも一日広がりにくい髪を実現します。セット力はありませんが、湿度の気になるこれからの季節にかけておすすめです! 韓国女優やアイドルのツヤツヤヘアは、こうしたツヤ出しのスプレーを使っていることが多いのでぜひ真似してみてください」(G.N.M TOKYO スタイリスト Hayunさん)
ヘアアイロンの周辺アイテム4つ
ヘアアイロンを使ううえで持っておきたい、プロ愛用の周辺アイテムとは? ぐんと便利になるポーチや収納ラックは必見!
「リファ」リファヘアアイロンケース|ヘアアイロンを熱いまま収納できるポーチ
★shucoさんおすすめ!
「耐熱素材で使用直後にも使えるため、熱いままぱっと収納可能。持っておくと重宝しますよ」(shucoさん)
★AMATA 店長・毛髪診断士 ERIさんおすすめ!
「同ブランドのあらゆるサイズのアイロン(カール・ストレート)に対応した、コンパクトに収納できるアイテム。旅行のときもキャリーケースにコードがごちゃごちゃにならないため、持ち運びに便利です」(AMATA 店長・毛髪診断士 ERIさん)
「山崎実業」耐熱トレー付き ヘアーアイロンスタンド タワー|一時置きしやすいアイロン収納
★カキモトアームズ麻布台ヒルズ店 スタイリストチーフ 岩元俊介さんおすすめ!
「ヘアアイロンを立てて収納できるスタンドで、コンパクトサイズなのですっきり収まります。耐熱シリコントレーには、熱くなったヘアアイロンでも先端を浮かせて置けるので、使用中に一時的に置くことも可能です」(カキモトアームズ麻布台ヒルズ店 スタイリストチーフ 岩元俊介さん)
★Cocoon表参道 スタイリスト 松村果穂さんおすすめ!
「使用中でも一時的に置ける耐熱トレーがあるのがおすすめポイント。一時置きできると助かる場面が多いうえ、使用後はそのままアイロンの収納もできます。実際にプライベートでも使っており、買ってよかったアイテムです!」(Cocoon表参道 スタイリスト 松村果穂さん)
「山崎実業」ヘアアイロンポーチ|熱いまま収納できる吊り下げ可能なポーチ
「山崎実業」ヘアーアイロンホルダー|2つのアイロンを壁掛け収納
★G.N.M TOKYO スタイリスト Hayunさんおすすめ!
「『山崎実業』のヘアアイロンを収納したり持ち運びしたりできるアイテムたちはとてもおすすめです。シンプルかつ実用的で、お部屋の仕様に合わせて選べます。私のおすすめはアイロンポーチとマグネットで取り付けられるアイロンホルダーです」(G.N.M TOKYO スタイリスト Hayunさん)
まとめ
プロこだわりの名品やテクニックを毎日のスタイリングに取り入れれば、いつもより理想的な髪型に。満足できる高級ヘアアイロンに出合うためにも、今回お伝えした情報をもとに、あなたの髪型や髪質に合うベストなアイテムを探してみて。
ご協力いただいたサロン
■AMATA(アマータ)
東京都港区南青山6-4-14 INOX AOYAMA 5F
tel.03-3406-1700
営業時間/月・木 11:00〜20:00、金 12:00〜21:00、土日祝 10:00〜19:00
定休日/火・水
http://www.pro-feel.net/
■kakimoto arms 麻布台ヒルズ店 (カキモトアームズ アザブダイヒルズテン)
東京都港区虎ノ門5-9-1麻布台ヒルズガーデンプラザB 2F (最寄り駐車場P6)
tel. 03-6432-4636
営業時間/全日10:00〜20:00
定休日/施設に準ずる
https://kakimoto-arms.com/salon/azabudaihills
■Cocoon 表参道(コクーン オモテサンドウ)
東京都渋谷区神宮前 5-6-5 Path 表参道 A棟 B1
tel. 03-5466-1366
営業時間/平日 11:00~20:00、土日祝 10:00~18:00
定休日/火曜、第3月曜(※祝日の場合変動あり)
■Cocoon 銀座(コクーン ギンザ)
東京都中央区銀座5-9-16 GINZA-A5ビル 7F
tel. 03-6263-9460
営業時間/平日 11:00~20:00、土日祝 10:00~18:00
定休日/月・火(※祝日の場合変動あり)
https://www.cocoon-van.com/
■G.N.M.GUNHEE&MUJIN(ジーエムエヌ ゴニアンドムジン)
東京都渋谷区神宮前5-46-3 NIKOPLACE 3F
tei.03-6685-1397
営業時間/月〜金 11:00〜20:00、土 10:00〜20:00、日 10:00〜19:00
定休日/なし
http://www.gunhee.co.jp/
■TWIGGY.(ツイギー)
東京都渋谷区神宮前3-35-7-001
tel.03-6413-1590
営業時間/月・水・木 10:00〜19:00、金11:00〜20:00、土 11:00〜19:00、日祝 10:00〜18:00
定休日/火
https://twiggy.co.jp/