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専門家が伝授する、自己流トレーニング・6つの「べからず!

エクササイズ後に起こる腰痛や不必要なコリ、膝の痛みは自己流エクササイズの落し穴にはまっている可能性が!?

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駆け込みのエクササイズに精を出す夏は、急な運動によるケガが増えるシーズンでもあるという。トレーニングやジムの機材は体にとって最良のパートナーにも、害にもなりうるので正しい付き合い方をマスターする必要がある。そこでUK版「エル」が、カイロプラクティックの専門家であるクリスチャン・アラードDC博士にインタビューを決行。ジムで多く見かけるエラーや正しいエクササイズとの向き合い方について教えてくれた。

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【ルール1】まわりの人に合わせるべからず

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「ジムに通いはじめたものの、どこからスタートすればよいかわからない人たちは共通して、他人が行っているエクササイズを真似しがちです。しかし、人にはそれぞれ異なった目標があるので、模倣をしても必要な成果を得ることは残念ながらできません」

「さらに、当然のことながら私たちは異なった体のタイプや運動能力を持っています。つまり、ハードなワークアウトはあなたの目標には合わない場合もあるということ。目的に合ったエクササイズを行わないとケガに結びつくどころか、筋力向上を阻害する“動作”になる可能性があるということをまずは肝に銘じましょう」

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【ルール2】見た目の筋肉だけを鍛えるべからず

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「ほとんどの人はジムで小さな筋肉群を鍛えることなしに、上腕二頭筋や大胸筋、太ももなどの目立つパーツを鍛えるのに多くの時間を割きます。このようなトレーニングは肩や膝、ヒップなどの小さい筋肉を無視している状態となります」

「これを続けると、小さな筋肉がほかの筋肉をサポートするように機能しないので、ワークアウト全体にマイナスの効果を及ぼす可能性が出てきます。その状態でさらにエクササイズで過度な負荷をかけると、筋肉は理想的なフォームで動くことができず、結果としてケガにつながったりそれらの筋肉を回復させるために、しばらくジムに行けなくなってしまう状況になりかねないのです」

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【ルール3】間違ったフォームを習慣化すべからず

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「間違ったテクニックを長期間続けてしまうとケガを誘引するどころか、体重を減らすという意味でも効果を果たせなくなってしまいます」

「例えば、ジムを見渡してみるとスクワットのフォームをごまかして行う人が多い印象です。正しい動作で体を動かせば、鍛えたい筋肉を適切に強化することができるのですが……。その一方で、できるだけ重いものを上げることに一所懸命になっているのが残念ですね。そのウェイトもフォームを確認しながら上げることが、筋肉にダメージを与えないためのコツといえます」

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【ルール4】フルスロットルになるべからず

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「ジムに通い出したばかりの頃は意気込むあまり、急いで多くの機材と時間をかけてワークアウトしがちに。これは最も多く見られる間違いなのですが、新しい運動を始めるときは、体が運動そのものに慣れていくのに時間を要することを自覚しなければなりません」

「ゆっくり体を慣らしながらスタートすることは、ケガ防止につながります。セカンドライフとしてエクササイズを始める場合や、心地よいゾーンを超えて体により多くの負荷をかけるときは特に注意が必要。これは有酸素運動でもいえることですよ。結合組織にダメージを与えてしまうこともあるので徐々にスピードアップしましょう」

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【ルール5】連日エクササイズをすべからず

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「ビギナーでもエクササイズ上級者であっても、トレーニングで鍛えたパーツを休めて回復させる必要があることを覚えておきましょう」

「運動は、体全体にわたってさまざまな筋肉や関節に負荷を与えます。体を癒す時間を設けることでワークアウトするときはいつもベストコンディションに保つことができるのです。このリカバリーなしに関節に過度の負荷を与えてしまうと、結果としてケガにつながってしまうのです」

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【ルール6】プロの知識を侮るべからず

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「どうやったら効果的に体を動かせるのか、どのパーツを重点的に鍛えれば良いのか、そして体にとってダメージがなくより安全にエクササイズができるのかを知らずに、トレーニングを始めるのは大問題です」

「これらの悩みをクリアにしてくれるのがパーソナルトレーナーの存在。スタートアップ期間やネクストステップに移るとき、そして具体的な目標が定まったときにはプロのサポートを受けてみましょう。そうすることでケガのリスクを減らし、結果を最大化させることができるのです」

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