祝56歳！ケイト・ブランシェットの知的ビューティ遍歴と人生をプレイバック
透明感あふれる美貌と高い演技力で、若い頃から完璧なキャリアを築いてきたケイト。最近は俳優業引退の噂も!?
オーストラリアで生まれ育ち、デビューから瞬く間に実力派俳優としての地位を確立したケイト・ブランシェット。『エリザベス』『ロード・オブ・ザ・リング』『バベル』『TAR/ター』など、数々の名作にコンスタントに出演し続け、エフォートレスな美貌とたしかな演技力を披露してきた。
50代を迎えますます輝きを増す彼女だけれど、最近のインタビューでは「俳優業の引退を本気で考えている」と明かし、今後の動向も注目を浴びている。
そんなケイトが、5月14日に56歳のバースデーを迎えることを祝し、ここではその人生とビューティ変遷を一挙プレイバック。透明感あふれる20代から、優美なオーラを手にした50代まで、その軌跡をたどってみて。
1994年3月（24歳）
1992年にオーストラリア国立演劇学院を卒業後、舞台を中心にキャリアをスタート。その才能は瞬く間に注目を浴び、翌1993年には、シドニー劇場批評家協会賞の新人賞と最優秀女優賞をダブル受賞している。
こちらはTVデビュー作となったオーストラリアのドラマ、『Heartland』（1994）のローンチイベント。共演者たちと笑顔を交わすケイトは、くせ毛をラフに束ね、ナチュラルなメイクで素朴な魅力を放っている。
1995年2月（25歳）
同じくオーストラリアで放映されたミニシリーズ『Bordertown』（1995）では、役作りのため眉毛をブリーチ＆バーガンディのリップをオン。ナチュラルな印象とは一変、別人のようなパンキッシュなルックで、新たな表情を見せた。
1997年12月（28歳）
映画初主演作となった『オスカーとルシンダ』（1997）のプレミアに登場したケイト。頬にほんのり差したピンクがフレッシュな印象を与える一方で、その表情からは、順調にキャリアを重ねている自信と落ち着きが垣間見える。
この頃、劇作家のアンドリュー・アプトンと結婚。
1998年（28歳頃）
ケイトの名前が世界中で知られるきっかけとなったのが、1998年の映画『エリザベス』。透き通るような美しさと凛とした存在感でエリザベス1世を演じきり、ゴールデングローブ賞主演女優賞を獲得するなど、その演技力が高く評価された。
1998年10月（29歳）
映画『エリザベス』のLAプレミアでは、素肌美を生かした圧巻のミニマルビューティを披露。ジュエリーもつけず、あふれんばかりの透明感を主役に。
オールバックにしたヘアは、固めすぎずエアリーな質感を残すことで、ケイトの優しげな魅力を引き出して。
1999年3月（29歳）
初めてのアカデミー賞授賞式には、ドラマチックなレッドリップをまとって登場。唇とのコントラストで強調された、陶器のような白肌がまぶしい！ ヘアはあえて手を加えすぎず、“引き算”したのがケイトらしい。
2000年9月（31歳）
映画『ヘヴン』（2002）の撮影のため、トレードマークのブロンドヘアをバッサリとカット！ 役者魂を感じる坊主姿を披露し話題を呼んだ。その潔さはもちろん、美しい頭のシルエットには思わずうっとり。本人も「丸刈りはとても開放的」と語っており、このスタイルを楽しんでいたよう。
2000年12月（31歳）
映画『ギフト』（2000）のプレミアには、伸ばしかけのベリーショートでお目見え。シャープな印象になりすぎないよう、うるおいたっぷりのピンクリップで多幸感を添えて。
2001年12月（32歳）
彼女の神秘的な美しさがひときわ輝いたのが、『ロード・オブ・ザ・リング』（2001）のガラドリエル役。知性と気品を兼ね備えたケイトの佇まいは、エルフの女王という役どころにぴったり！
レゴラス役で共演したオーランド・ブルームは、実は撮影当時ケイトに「恋心を抱いていた」と明かしたことも。
2001年12月（32歳）
ヒット作に恵まれ、着実にキャリアを重ねる一方で、私生活では夫アンドリューとのあいだに第1子ダシエルを出産。
こちらはその後公開された家族写真。息子をそっと見守る、慈しみ深い表情が印象的。
2002年1月（32歳）
出産後約1カ月でスピード復帰を果たしたケイトは、ゴールデングローブ賞授賞式に出席。これまでのナチュラルメイクとは少し雰囲気を変え、ボルドーで統一したビューティルックでゴージャスな印象に。母となったせいか、よりパワフルなオーラを感じさせる。
2003年7月（34歳）
この頃のケイトはヘアにレイヤーを入れ、軽やかな印象に。肌も作り込みすぎず、ナチュラルな質感をキープしている。実力派俳優として確固たる地位を築きながらも、気負わないオーラをまとって。
『ヴェロニカ・ゲリン』（2003）のロンドンプレミアにて。
2004年12月（35歳）
映画『アビエイター』（2004）プレミアのアフターパーティでは、主演のレオナルド・ディカプリオとパシャリ。ハリウッドでも早くから環境保護の大切さを訴えていた2人、当時から意気投合する部分があったのかも？
ケイトは少しセットが乱れたヘアでも、まばゆいオーラは変わらず。
2006年5月（37歳）
この年のカンヌ国際映画祭のレッドカーペットでは、ブリーチ眉ルックで降臨。ミステリアスな美貌で会場の視線をほしいままに。さらに、全体的に彩度を抑えたメイクに仕上げることで、アイスブルーの瞳の輝きが際立って見える。
同映画祭でプレミア上映された出演作『バベル』（2007）も高い評価を受け、ケイトの演技力は再び注目を浴びた。
2007年10月（38歳）
内側から発光するような、みずみずしい艶肌で登場したのは『エリザベス:ゴールデン・エイジ』（2007）の記者会見。
実はこのとき、第3子を身ごもって間もない頃だったケイト。ほほ笑みから放たれる幸せオーラが、その充実ぶりを物語っている。
2008年2月（38歳）
アカデミー賞授賞式のレッドカーペットでは、大きく膨らんだお腹を披露。ローズピンクのリップが、トレードマークの優雅なスマイルを引き立てている。
2008年4月13日には、三男イグナティウスを出産。驚くべきことに、わずか6日後の4月19日には、生まれたての赤ちゃんとともにオーストラリア2020サミットに出席。そのスーパーウーマンぶりには世界中のファンがびっくり！
2008年12月（39歳）
これまでの功績が称えられたケイトは、39歳にしてハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムの星を獲得。名実共にハリウッドの殿堂入りを果たしている。
クラシカルなカーリーヘアと鮮やかなレッドリップをまとったケイトは、まるで往年の銀幕スターのよう。
2009年11月（40歳）
40代に突入し、ますます高貴な美しさを放つようになったケイト。煌びやかなドレスルックでも、厚塗り感のない肌や繊細に塗られたマスカラなど、引き算されたメイクでエフォートレスな印象をキープ。
NYで行われた「ジョルジオ アルマーニ」のディナーイベントにて。
2010年11月（41歳）
2008年から夫と共にシドニーシアターカンパニーの監督を務めていたケイトは、この日同カンパニーの屋上に設置されたソーラーパネルの「スイッチオン」イベントに参加。
マニッシュなショートヘア×眼鏡のケイトは、いつも以上に知的なムード！ きめ細やかななグロウスキンにも注目。
2011年9月（42歳）
香港で行われた「ヴァン クリーフ＆アーペル」のストアオープンイベントでは、珍しく重めの前髪を作ってモードな印象に。スモーキーなアイメイクが引き立ち、とびきりクール。
